寮生諸君!
時は明治。華族の子息から平民の子までが集う新しい学び舎に入った、武家出身の庄野。同じ部屋になったのは、洋行帰りの華族の子息・朝妻だった。身分の差を警戒していた庄野だが、気さくで公平な朝妻は皆に推されてまとめ役となり、庄野を右腕に指名して「ベースボール部を作ろう」と言い出す。部員集めやレギュラー争い、交流試合と、個性豊かな仲間たちとの日々が始まって……。明治の若者たちを描く青春浪漫です。
基本情報
| 著者 | 久我有加 |
|---|---|
| 発売日 | 2019/08/01 |
| ページ数 | 309ページ |
| 評価 | 4.5 |
| スコア | 85 |
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口コミ
良い点
- 明治という時代背景と登場人物たちが情緒豊かに描かれ、恋愛の要素を抜きにしても読み応えがあるという声が多くありました。ベースボールを通して深まる絆や、珍しいビスケットを二人で大切に分け合う場面が心に残ると好評です。
- 庄野の訛りや朝妻のおっとりした話し言葉、当時らしい言い回しが魅力だと評判です。前半は庄野、後半は朝妻の視点で描かれ、完璧に見える朝妻が転校生の岸上に心を乱される姿が読みどころだという声もありました。
- 脇役の一人ひとりまで個性と背景がしっかりしていて、爽やかなイラストも物語によく合っているという感想があります。
悪い点
- 恋愛の描写はあっさりめで、前半では物足りなく感じたという意見があります。
- 後半で朝妻が同じところをぐるぐる悩む展開が少し長く感じた、群像劇の部分をもっと読みたかったという声もありました。
