疾風に恋をする
舞台は大正の末、大震災の直後の大阪。東京から移ってきた新人役者の英介は、旧劇の古くささや大阪のやり方になじめず、周りから浮いていた。そんな英介を何かと気にかけ、演技への向き合い方を教えてくれるのが、歌舞伎の家の出の人気役者・若松半次郎。はじめは反発していた英介も次第に素直になっていくが、半次郎には家のしがらみがあり、やがて英介もその騒動に巻き込まれて……。活動写真の世界で生きる役者同士の恋を描く時代ものです。
基本情報
| 著者 | 久我有加 |
|---|---|
| 発売日 | 2017/11/01 |
| ページ数 | 204ページ |
| 評価 | 4.3 |
| スコア | 81 |
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口コミ
良い点
- はんなりとした大阪言葉で英介を可愛がる、懐の深い半次郎が色っぽいと評判です。気が強く、さらわれても怯まず啖呵を切る英介の男前ぶりとのギャップも好評でした。
- 旧劇から映画へ移り変わる時代の空気や、演技にかける二人の情熱が描かれていて、お仕事ものとしても面白いという声が多くありました。半次郎視点の後編で、英介を溺愛する様子がよくわかるのも好評です。
- カワイチハルさんの美しいイラストが作品を支えているという声もありました。
悪い点
- 時代背景や映画界の描写が表面的にさらりと流されていて、もっと掘り下げてほしかったという意見がありました。
- 冒頭の英介の態度が反発的で、最後まで感情移入できなかったという声もあります。
