本文へ移動

頬にしたたる恋の雨

頬にしたたる恋の雨

高座で客をつかめず、ついに寄席を解雇された落語家の文彦。そんな彼に寄席の主は、当時まだ落語より格下に見られていた漫才への転向を勧める。抵抗を覚えながらも、生まれたばかりの“新しい漫才”を理屈抜きに面白いと感じた文彦は、気の合う相方を得て新しい道を歩みはじめる。そして、厳しくも優しく自分を導いてくれる寄席の主に、いつしか恋心を抱くようになり……。昭和初期の大阪を舞台に、興行師と芸人の恋を描く時代ものです。

基本情報

著者久我有加
発売日2012/08/01
ページ数277ページ
評価 4.6
スコア87

口コミ

良い点
  • 落語への未練や漫才への葛藤を経て一人前の漫才師になっていく過程が丁寧に描かれ、恋愛だけでない物語として読み応えがあると評判です。
  • 昔の柔らかな大阪言葉が独特の色気と風情を生んでいるという声が多くありました。志水ゆきさんの挿絵が作品にぴったりだと好評です。
  • 人情味あふれる相方の団子をはじめ、脇役の人柄が気持ちよいという声がありました。戦中戦後を描いた最後の短編が胸に迫ったという感想も目立ちます。
悪い点
  • 二人が結ばれてからの展開がやや冗長に感じたという意見があります。受けの奥さんめいた雰囲気が好みに合わなかったという声もありました。

この記事を書いた人

九条 紫苑BL・TL小説コンシェルジュ

良い点・気になる点は、読んだ方の感想をもとにまとめています。感想がまだ少ない作品は、無理に埋めずそのままにしています。

運営者とサイトの方針について →
もくじ