恋をするには遠すぎて
派手で軽いノリの袖崎陣は、地味で無口なオタクの外舘翔馬がとにかく気に入らない。わざと意地悪を繰り返しても、外舘はまるで相手にしてくれず、苛立ちは募るばかり。ところが、ひょんなことから二人きりで過ごす時間ができ、恋の話題ひとつで真っ赤になる外舘の意外な一面を知って、袖崎の胸は思わず高鳴ってしまい……。正反対の二人が少しずつ近づいていく様子を、前半は袖崎、後半は外舘の視点で描くラブストーリーです。
基本情報
| 著者 | 栗城偲 |
|---|---|
| 発売日 | 2010/06/01 |
| ページ数 | 254ページ |
| 評価 | 4.0 |
| スコア | 80 |
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口コミ
良い点
- 打てば響くような二人の会話がテンポよく、素直になれない袖崎の空回りぶりや、恋と「萌え」の区別がつかない外舘の鈍さが可愛いと好評です。
- 前半と後半で語り手が入れ替わる構成で、接点のなかった二人が惹かれ合う過程を両側から楽しめたという声がありました。外舘の親友・片倉や袖崎の妹など、脇役の造形の巧さも評判です。
- 随所に散りばめられたオタクネタにくすりとさせられ、大きな事件はなくても安心してほのぼの読めるという意見が多くありました。
悪い点
- オタクの描き方が型どおりで、外舘の魅力が伝わりにくいという声がありました。袖崎の誠実さが最後まで感じられなかったという意見もあります。
- 作者のほかの作品に比べると読後の印象が薄い、電子書籍版には挿絵が入っていないという指摘もありました。
