帝は獣王に降嫁する
海神を祀るワダツミ皇国と、狼を始祖とする獣の国テルス。長い戦の末、若くして帝位を継いだシキは、民を守るために自らの身を差し出し、敵国の王ガイウスのもとへ妃として降ることを受け入れる。呪われた王と恐れられ、周囲の者を次々と失ってきたガイウスは、最初は冷酷な征服者としてシキに向き合うが……。誇りを捨てない帝と孤独な獣王が、国と一族の思惑に揺れながら魂を結び合わせていく、ワダツミ三部作の第1作です。
基本情報
| 著者 | 沙野風結子 |
|---|---|
| 発売日 | 2017/02/01 |
| ページ数 | 206ページ |
| 評価 | 4.3 |
| スコア | 85 |
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口コミ
良い点
- 海の民・陸の民・空の民がそれぞれ異なる文化や特徴を持ち、祝詞や舞、市場の描写まで物語に絡んでくる世界観の完成度が高いと評判です。奈良千春さんのイラストも物語に合っていると好評です。
- 国と民のためにすべてを背負うシキの高潔さと、心を閉ざしていたガイウスがシキに惹かれて変わっていく姿が良かったという声が多くありました。接吻を「魂を交わす行為」とするラストに胸を打たれたという感想もあります。
- 三兄弟それぞれが主役を務める三部作の1作目で、次男・三男の巻も読みたくなるという声がありました。展開が速く一気に読めると評判です。
悪い点
- 展開や心理描写がやや駆け足で、二人の想いが深まる過程や黒幕の掘り下げをもっと読みたかったという意見があります。黒幕が早い段階で分かってしまうという声もありました。
- 力で従わせるところから心が動いていく序盤の流れが苦手で、途中で読むのをやめたという感想もあります。
