斜光線 人肌の秘めごと
傾きかけた父の出版社を立て直すため、副社長として経営に加わった和叉。社運を懸けた写真集を出すため、名高い元戦場カメラマンの塔野のもとを訪ねるが、出版の条件として突きつけられたのは、彼の家に住み込んで自らモデルを務めることだった。過去の出来事から写真に撮られることを何より恐れる和叉は、傲岸な男のレンズの前に立つことになり……。「写真」にとらわれてきた二人の男の心の傷と再生を描く、改稿新装版のBL小説です。
基本情報
| 著者 | 沙野風結子 |
|---|---|
| 発売日 | 2012/04/01 |
| ページ数 | 283ページ |
| 評価 | 4.2 |
| スコア | 82 |
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口コミ
良い点
- 夕景や朝の光の描写が叙情的で美しく、重い物語にふと光が差し込むようだと評判です。タイトルの『斜光線』も作品の雰囲気に合っているという声がありました。
- 孤独を抱えた二人が少しずつ態度をやわらげ、互いに救われていく流れに引き込まれたという声が多くありました。強引な塔野が焼きそばばかり作るような抜けた一面も好評です。
- 旧版から大幅に手を入れた改稿版で、書き下ろしの短編も読めるのがうれしいという声がありました。挿絵も雰囲気に合っていると評判です。
悪い点
- 全編を通してつらい展開が長く続くため、読み進めるのに体力が要ったという声が多くありました。
- 攻めの身勝手さが合わず、二人が惹かれ合う理由に共感しきれなかったという意見もあります。
