中華飯店に潜入せよ
下町の商店街の中華飯店の前で、ひとりの青年が行き倒れた。店主の魚住に助けられ、そのまま住み込みで働くことになった訳ありの青年・廉。だがその正体は、地上げをもくろむヤクザが送り込んだスパイだった。色仕掛けも辞さないつもりでいたのに、たくましい腕で鉄鍋を振るう魚住にはまるで相手にされず、気のいい常連たちの温かさに触れるうち、廉の心は揺れ始める。そしてある夜、ついに魚住が本気を見せて……。下町の人情とともに描く、潜入スパイの恋物語です。
基本情報
| 著者 | 中原一也 |
|---|---|
| 発売日 | 2012/01/01 |
| ページ数 | 267ページ |
| 評価 | 4.5 |
| スコア | 85 |
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口コミ
良い点
- 荒んでいた廉が、魚住や下町の人々の温かさに癒やされて変わっていく姿が切なくも心地よいと好評です。最後は誰も悲しい思いをせずに終わる大団円が良かったという声が多くありました。
- 次々と出てくる中華料理がとにかくおいしそうで、読むとお腹がすくと評判です。梅ばあをはじめ、癖のある脇役たちがいい味を出しているという意見もあります。
悪い点
- よくある設定で目新しさがなく、展開が読めてしまうという声がありました。
- 廉の重い生い立ちが掘り下げられないまま終わる、ヤクザの報復の可能性が残っていてすっきりしないという意見もあります。
