親友とその息子
児○文学作家の栢山良一には、長いあいだひそかに想い続けている相手がいる。怒ると「なまはげ」のような強面になる、ぶっきらぼうな野垣隆也だ。けれど野垣にとって良一は、あくまで気の置けない友人でしかない。かなわない想いを抱えたまま日々をやり過ごす良一に、野垣の息子・智也がまっすぐな好意を向けてきて……。不器用な男と、彼によく似た息子とのあいだで揺れる片想いを描く三角関係の物語です。
基本情報
| 著者 | 中原一也 |
|---|---|
| 発売日 | 2012/06/01 |
| ページ数 | 283ページ |
| 評価 | 4.3 |
| スコア | 83 |
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口コミ
良い点
- 強面でがさつなのに実は照れ屋で読書家という野垣のギャップが魅力的で、彼に似たなまはげやシーサーのグッズを集める良一の一途さも微笑ましいと好評です。
- 構成がしっかりしていて、切ない片想いに思わず笑ってしまうユーモアが混ざり、重くなりすぎずに読めるという声が多くありました。
- 父親に負けず誠実でまっすぐな息子の智也も好評で、彼を主役にしたスピンオフを読みたいという意見もあります。
悪い点
- 主人公のふらふらした振る舞いに共感できなかったという声があり、文体が肌に合わなかったという意見もあります。
- 終盤の事件の顛末が手紙などで手短に片づけられて物足りない、登場人物の名前の取り違えが気になったという指摘もありました。
