祝福された吸血鬼
かつて小国の王子だったアウロラは、ある吸血鬼に連れ去られ、不老の体と強い魔力を持つ闇の眷属に変えられてしまった。それから五百年、魔の森の城で生きることにも倦んでいたある日、彼は妖魔に襲われて傷ついた一人の王子を助ける。王位争いで国を追われた彼は、アウロラの正体を知っても恩を忘れず、忠誠を誓ってそばに留まり続けて……。孤独な吸血鬼と彼に救われた王子の長い絆を描く、切ないファンタジーです。
基本情報
| 著者 | 宮緒葵 |
|---|---|
| 発売日 | 2017/06/01 |
| ページ数 | 267ページ |
| 評価 | 4.4 |
| スコア | 86 |
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口コミ
良い点
- 伏線の張り方と世界観の作り込みが見事で、五百年前の出来事が今につながっていくラストの流れに泣けたという声が多くありました。余韻の残る結末が好評です。
- 不味すぎる霊薬や主人公の天然ぶりなどコミカルな場面が重さを和らげ、読みやすいと評判です。アウロラを吸血鬼に変えたラルウァの哀愁に心を動かされたという感想も目立ちます。
- Cielさんの挿絵が美しく、物語の雰囲気によく合っているという声がありました。
悪い点
- 作者の他作品に比べて攻めの執着や癖がマイルドで、物足りないという意見がありました。
- 吸血鬼ものというより魔法使いの物語に近い、登場人物の言動にいらだった、結末が受け入れにくかったという声もあります。
