忘却の月に聞け
病弱な母と離れ、腹違いの兄・青嗣の屋敷で暮らすことになった藍生。昔から気難しく誰にもなつかなかった青嗣が、ただ一人心を許したのが藍生でした。けれど青嗣は藍生が異母弟だとは知らず、その執着は日ごとに強まっていきます。母のためにと反発を押し隠して彼のそばにい続けたある日、青嗣が事故で記憶を失ってしまい……。執着と記憶喪失が絡み合う、異母兄弟の物語です。
基本情報
| 著者 | 宮緒葵 |
|---|---|
| 発売日 | 2015/06/01 |
| ページ数 | 281ページ |
| 評価 | 4.2 |
| スコア | 82 |
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口コミ
良い点
- 横暴だった青嗣が記憶を失って無防備に藍生だけを求める姿と、記憶が戻ってからの溺愛ぶりの落差が楽しいという声が多くありました。一筋縄ではいかない仕掛けに引き込まれ、一気に読んだと評判です。
- 芯の強い藍生がほだされていく心の動きが自然で、力関係が二転三転する展開が好評です。前半の切なさから少しずつ明るくなっていく流れも良かったという感想が目立ちました。
悪い点
- 青嗣が母親を憎む理由や藍生の母のその後などが描き切られず、周辺の人物の扱いが雑で消化不良だという意見がありました。
- 記憶喪失後の甘えた言動が苦手な人には向かない、記憶を失う前の執着ぶりに引いたという声もあります。
