本文へ移動

禍と一つ屋根の下で

禍と一つ屋根の下で

恋人に突然別れを告げられ、命を絶とうとしていた怪奇作家の了則。彼を救ったのは、禍と名乗る美しい物の怪でした。家に棲みつかせる代わりに精気を分け与えるという契約を結び、奇妙な同居生活を送るふたり。もとは人を喰らう化け物のはずの禍が見せる、人のような情やぬくもりに、了則の心は癒されていきます。けれどそれは食事であって、愛情ではない……。わかっていても惹かれてしまう、人と物の怪の恋を描く和風ファンタジーです。

基本情報

著者水原とほる
発売日2017/01/01
ページ数247ページ
評価 4.5
スコア86

口コミ

良い点
  • 禍と、彼が「半化け」になるきっかけとなった小十郎との昔話が切なく、了則が書いた原稿として語られるこの話に泣けたという声が多くありました。
  • 人を喰らっていた物の怪が愛しいという気持ちを取り戻していく過程が丁寧で、ほかに見ない不思議な世界観が良いと評判です。雪女の小吹雪や友人の真治など脇役も好評でした。
  • 禍が紳士的で、当て馬役もきちんと報われるのが作者の作品のなかでも珍しいという感想もありました。
悪い点
  • 了則の考察や作中作の分量が多く、恋愛の部分がなかなか進まないのがもどかしかったという意見がありました。
  • 全体に淡々としていて熱量が低く、盛り上がりに欠けたという声もあります。

この記事を書いた人

九条 紫苑BL・TL小説コンシェルジュ

良い点・気になる点は、読んだ方の感想をもとにまとめています。感想がまだ少ない作品は、無理に埋めずそのままにしています。

運営者とサイトの方針について →
もくじ