彼は優しい雨
若手デザイナーの文彦は、雨宿りのために潜り込んだ大学の教室で、やる気のない学生を前に淡々と講義を続ける講師・久富と出会う。暇つぶしのつもりが、東欧の作家への情熱を静かに語る彼に好奇心をくすぐられてしまった。学生でないと気づいていながら聴講を許してくれる久富に惹かれ、文彦は何度も大学へ足を運ぶように。会うときはなぜかいつも雨――。過去に恋を犠牲にしてきた二人が、ゆっくりと愛を育んでいく大人の恋物語です。
基本情報
| 著者 | 水原とほる |
|---|---|
| 発売日 | 2019/04/01 |
| ページ数 | 235ページ |
| 評価 | 4.4 |
| スコア | 85 |
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口コミ
良い点
- しとしと降る雨のように穏やかでしっとりした大人の恋が描かれ、読んでいると時間がゆっくり流れるようだという声が多くありました。
- 文彦の元恋人が現れた場面で、久富が静かな怒りとともに冷静に論破する姿がかっこいいと評判です。好きなことを仕事にしている二人が認め合う関係も心地よいという感想があります。
- 表紙・挿絵の美しさや、作品全体に漂う情緒を挙げる感想も目立ちました。
悪い点
- 展開がスローで中だるみする、東欧文学の説明が多く興味がないと退屈かもしれないという意見がありました。
- 自分の魅力を自覚した積極的な文彦や、講義中の学生を注意しない久富の態度が好みに合わなかったという声もあります。
