野良犬たちの街
施設で育った武生は、体を売りながら暮らしつつ、いつかアメリカへ父親を捜しに行く夢を抱いて生きている。そんな彼の前に現れたのは、名の知れた暴力団の幹部・結城。数年前の抗争で妻子を亡くして以来、死んだように日々を過ごす男だった。結城の奥に潜む優しさと虚ろさに惹かれていく武生だったが、二人の前には組の非情な掟が立ちはだかって……。生きたい男と死に場所を探す男の物語です。
基本情報
| 著者 | 水原とほる |
|---|---|
| 発売日 | 2011/11/01 |
| ページ数 | 255ページ |
| 評価 | 3.9 |
| スコア | 79 |
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口コミ
良い点
- 過酷な状況でも「生きたい」と願う武生の強さと、結城の心に寄り添っていく姿が切ないという声が多くありました。
- メインの二人だけでなく周囲の人物の弱さや影まで丁寧に描かれ、舞台も広がりがあると好評です。父親に会いに行く場面や心に響くエピローグ、食事の描写がよかったという意見もあります。
悪い点
- 武生が攻め以外の男たちから痛めつけられる場面が多く、つらかったという声がありました。
- 結城が亡き妻を忘れられない描写に気持ちが冷めた、危機があっさり回避されて物足りないという意見もあります。
