でも、傷つけたい。
美術館に勤める朝戸壱嘉は、寂しさから悪い相手ばかり好きになっては失恋し、そのたびに部屋の鍵を取り替えている。そんな彼をあきれながらも慰めてくれるのは、アパートの管理を任されている大家の孫・多岐川博武だ。新しい職場で出会った洒落た男にまた恋の予感を抱く壱嘉だったが、いつもそばにいた博武のまなざしに、なぜか心が揺れはじめて……。しっかり者の博武と危なっかしい壱嘉の、すれ違う想いを描く物語です。
基本情報
| 著者 | 真崎ひかる |
|---|---|
| 発売日 | 2010/05/01 |
| ページ数 | 255ページ |
| 評価 | 4.0 |
| スコア | 80 |
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口コミ
良い点
- 一途に壱嘉を想い続ける博武がいじらしく、最後に収められた博武視点の短編が良かったという声がありました。
- 部屋の鍵の話や大きな犬のぬいぐるみ、美術品窃盗の騒動など、印象に残るエピソードが多く楽しめたと評判です。友人の知己も魅力的で、スピンオフが読みたくなるという感想もあります。
悪い点
- 壱嘉があまりに頼りなく流されやすいので共感できず、もどかしかったという意見が多くありました。
- 脇役の知己が出すぎて肝心の二人の場面が少ない、題名に関わるエピソードがあっさりしているという声もあります。
