好きになりなさい
母の庇護者だった宮原が世を去った夏、史哉は宮原の秘書だった有木にひとつの取り引きを持ちかける。病気がちな母に手を出さないでほしい、その代わりに自分が何でも引き受ける、と。長い付き合いなのに、無表情な有木が何を考えているのかは少しもわからない。取り引きを受け入れた有木の真意をつかめないまま月日は流れ、約束の時が近づいて……。資産家一族の思惑を背景にした、敬語の世話役と母思いの青年の物語です。
基本情報
| 著者 | 椎崎夕 |
|---|---|
| 発売日 | 2013/11/01 |
| ページ数 | 246ページ |
| 評価 | 4.4 |
| スコア | 84 |
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口コミ
良い点
- 無表情で何も語らない有木が、行動では一貫して史哉を守り続ける姿が素敵だと評判です。普段は丁寧な敬語の彼が、巻末の書き下ろしで見せる素の口調がたまらないという声が多くありました。
- 一族のごたごたを乗り越え、最後にはすっきりする展開が爽快だという意見があります。母を守ろうと奮闘する史哉の健気さも好評です。
- 紫陽花のエピソードの台詞が印象的だという感想や、イラストが作品の雰囲気によく合っているという声がありました。
悪い点
- 親戚や周辺の人物が多く、家の事情が込み入っていてまどろっこしいという意見がありました。
- 主人公の考え方についていけない、終盤の文章に引っかかりや矛盾があって集中できなかったという声もあります。
