堕ちた聖職者は花を手折る
神殿で下働きをするユスティネは、かつて王太子の座を追われて聖職者となったレオリウスの世話係に突然選ばれます。高貴な人に仕えることに戸惑いながらも、穏やかな彼の人柄に触れて、いつしか心を寄せるようになっていました。ところが、ある出来事をきっかけに彼は豹変し、ユスティネを神殿の奥深くに閉じ込めてしまって……。奪われた王位と逃れられない運命に翻弄される二人を描く物語です。
基本情報
| 著者 | 山野辺りり |
|---|---|
| 発売日 | 2020/07/01 |
| ページ数 | 308ページ |
| 評価 | 4.0 |
| スコア | 80 |
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口コミ
良い点
- 文章と構成のうまさが好評です。王位を奪った叔父を追い詰めて断罪する場面には予想外の展開もあり、読みごたえがあったという声が多くありました。
- 描写が全体に美しく、つらい出来事も劇的な悲劇として魅せていると評判です。物語に合ったイラストも好評で、髪を切ったレオリウスが良かったという意見もあります。
- 崇高な聖職者から冷酷な復讐者、そして人間味のある姿へと変わっていくヒーローの描き方に引き込まれたという声がありました。ヒーロー視点の章で心情がよくわかるという意見もあります。
悪い点
- ヒーローの闇が中途半端で、ヒロインへの執着より母の仇討ちが中心に感じた、前半の仕打ちが辛くヒロインが許す流れに納得できないという声がありました。
- 「乙女」ひとりが国の行く末を左右するという設定に無理を感じた、世界観が浅いという意見もあります。
