一穂ミチさんは、ディアプラス文庫で作品を発表しているBL作家です。
代表作の『ふったらどしゃぶり』は口コミの数がとても多く、「文章表現が美しい」「登場人物みんなに共感できる」という声がよく見られます。
ドラマをきっかけに原作を手に取った読者も多い作家です。
口コミから見える作風
心に残る文章と情景
雨の情景が物語と重なり合う書き方や、印象的な比喩と言葉選びに心をつかまれたという感想がとても多くありました。
誰にも言えない悩みを描く
満たされているように見えて悩みを抱えた二人の本音や、同性カップルならではの悩みまで、甘いだけでない大人の恋が描かれています。
恋人がいながらの関係から始まる物語もあるので、苦手な人は作品ページで確かめてください。
軽やかな掛け合いと仕掛け
マイペースな開発者と、振り回されてはツッコむ受けの夫婦漫才のような掛け合いが楽しい作品もあります。
最後に「そういうことか」と思わせる構成に感心したという声がありました。
おすすめの作品
ふったらどしゃぶり (一穂ミチ)
ポイント 正体を知らないままメールで本音を打ち明け合う二人。雨の描写が美しい
一通のメールの誤送信をきっかけに、互いの正体を知らないままやりとりを始めた一顕と整。恋人がいる一顕と、長年想い続けてきた相手と暮らす整は、他人からは満たされているように見えながら、誰にも言えない悩みを抱えていた。顔の見えない相手だからこそ打ち明けられた本音が、やがて二人を思いがけない場所へ運んでいく……。大人の愛と欲を雨の情景とともに描いた恋愛小説の完全版です。
基本情報
| 著者 | 一穂ミチ |
|---|---|
| 発売日 | 2018/09/01 |
| ページ数 | 349ページ |
| 評価 | 4.6 |
| スコア | 91 |
口コミ
- 雨の情景描写が物語と重なり合い、文章表現が美しいという声が多くありました。印象的な比喩や言葉選びに心をつかまれたという感想も目立ちます。
- 序盤で丁寧に関係を築き、あるきっかけから一気に深みにはまっていく展開がたまらないと評判です。一顕と整だけでなく、かおりや和章にも共感できるという声がありました。
- ドラマから入って原作を読んだ人が多く、映像の裏にある心理を文章で補えて楽しさが倍増したという感想もあります。同人誌や特典SSをまとめた続編の番外編集も好評です。
- 恋人がいながらの関係が前提の物語なので、そこは注意が必要という意見があります。想像よりヘビーな展開があった、官能的な場面の比重が大きいと感じたという声もありました。
メロウレイン(上) (一穂ミチ)
ポイント 恋人になった一顕と整の、なにげない日常が愛おしい番外編集
『ふったらどしゃぶり』の一顕と整のその後を描いた短編集の上巻です。「秋雨前線」「ハートがかえらない」などの短編に加え、スピンオフ『ナイトガーデン』の短編も収録。実写ドラマ化を記念して、特典ペーパーや掌編までまとめた完全版として文庫化されました。
基本情報
| 著者 | 一穂ミチ |
|---|---|
| 発売日 | 2025/01/01 |
| ページ数 | 248ページ |
| 評価 | 4.6 |
| スコア | 88 |
口コミ
- 恋人になった一顕と整の、なにげない日常のやりとりが愛おしく、読んでいて幸せな気持ちになれるという声が多くありました。
- 特典ペーパーやnoteで公開されていた小話まで一冊にまとまっていて、ファンにはたまらない内容だと評判です。竹美家ららさんの表紙は上下巻で一枚の絵になります。
- 本編『ふったらどしゃぶり』を読んでいないと話がわからないので、先に本編を読むのがおすすめです。
- 短い話が多く、官能的な場面も多めです。
メロウレイン(下) (一穂ミチ)
ポイント 恋をし続けていく二人。『ナイトガーデン』の二人の短編も収録
『ふったらどしゃぶり』の一顕と整のその後を描いた短編集の下巻です。「恋をする/恋をした」「甘い香り」などの短編に加え、スピンオフ『ナイトガーデン』の和章と柊の短編も収録。実写ドラマ化を記念した完全版です。
基本情報
| 著者 | 一穂ミチ |
|---|---|
| 発売日 | 2025/01/01 |
| ページ数 | 260ページ |
| 評価 | 4.7 |
| スコア | 89 |
口コミ
- 上巻より一話ずつが長めで、下巻のほうがさらによかったという声がありました。恋人になった二人が、これからも互いに恋をし続けていく構成がロマンチックです。
- 甘いだけでなく、同性カップルならではの悩みもきちんと描かれていると評判です。『ナイトガーデン』の二人の幸せそうな姿も楽しめます。
- 本編と『ナイトガーデン』を読んでいることが前提の内容です。
- 二つの作品の番外編が一冊にまざっているので、作品ごとにまとめてほしかったという声もありました。
運命ではありません (一穂ミチ)
ポイント 婚活アプリのAIが選んだ相手は、マイペースな先輩社員だった
恋愛経験ゼロの澄が勤めるのは、AIで相性の良い相手を探す婚活アプリの運営会社。ある日社長に呼び出された澄は、百万人に一人レベルの相性の相手が見つかったと告げられる。その相手は、アプリの開発を担当する先輩社員の楡――つまり男性だった。AIは嘘をつかないと言い切るマイペースな楡に押され、半信半疑のままお試しの交際を始めるが……。書き下ろし「それでも、運命ではありません」も収録した、軽やかなラブストーリーです。
基本情報
| 著者 | 一穂ミチ |
|---|---|
| 発売日 | 2018/05/01 |
| ページ数 | 292ページ |
| 評価 | 4.3 |
| スコア | 83 |
口コミ
- つかみどころのない楡に振り回されてはツッコむ澄の掛け合いが夫婦漫才のようで楽しいという声が多くありました。恋愛漫画好きの澄が作中の漫画の台詞を重ねる場面も好評です。
- 人の気持ちに無頓着だった天才肌の楡が、澄と接するうちに普通の人間らしく動揺していく姿が良かったと評判です。凝った仕掛けで最後に「そういうことか」と思わせる構成に感心したという声も目立ちます。
- 澄の妹と幼なじみの公のカップルや、病室での家族のやり取りなど、周囲の人々の描き方が良かったという感想がありました。
- 楡が澄をだますような形で近づいたのに、きちんと報いを受けず受けが優しすぎるという意見がありました。
- 作者の作品のなかでは薄味で、二人の気持ちの変化が伝わりにくい、書き下ろしの元恋人の話で澄がかわいそうだったという声もあります。
はじめての一冊は
はじめてなら『ふったらどしゃぶり』からどうぞ。
『メロウレイン』の上下巻は本編とスピンオフ『ナイトガーデン』を読んでいることが前提なので、本編のあとに読むのがおすすめです。
そのほかの掲載作品
読者の評価とレビュー件数をもとにしたスコアの順に並べています。
- イエスかノーか半分か
- シュガーギルド
- ひつじの鍵
- 街の灯ひとつ
- Tonight,The Night
- さみしさのレシピ
- ムーンライトマイル
- ハートの問題
- ぼくのスター
- 窓の灯とおく
- さよなら一顆
- ワンダーリング
- ノーモアベット
- おとぎ話のゆくえ
- 甘い手、長い腕
- バイバイ、ハックルベリー
続編や番外編の順番はシリーズの読む順番、同じレーベルの作品はディアプラス文庫特集にもまとめています。
