さみしさのレシピ
フードスタイリストを目指す知明のもとに、ある雨の日、叔母の夫を名乗る男・慈雨から電話がかかってくる。告げられたのは、疎遠だった叔母の死。墓参りの代わりに家を訪ねると、慈雨は華やかだった叔母とは正反対の、もの憂げな影をまとった男だった。恋人に裏切られた知明はそのまま慈雨の家に居候することになり、共に暮らすうちに彼に惹かれていくが……。家族の中に居場所を持てなかった二人の、雨のように静かな恋の物語です。
基本情報
| 著者 | 一穂ミチ |
|---|---|
| 発売日 | 2010/10/01 |
| ページ数 | 221ページ |
| 評価 | 4.4 |
| スコア | 86 |
DMMブックス 初回購入90%OFFクーポン
口コミ
良い点
- 慈雨と叔母の結婚の真相や登場人物の本心が謎解きのように少しずつ明かされていく構成に、引き込まれて一気に読んだという声が多くありました。
- 口も態度も悪い慈雨が、読み進めるうちに愛おしく思えてくると評判です。亡き妻への想いを綴った文章の場面に涙したという声や、景色が浮かぶような文章の美しさを挙げる声もあります。
悪い点
- 慈雨の元恋人との関係や、知明の母親の描き方がすっきりせず、モヤモヤが残ったという意見があります。
- パリへ追いかける終盤の展開が唐突で、知明の仕事のその後も読みたかったという声もあります。
