うたかたの愛は、海の彼方へ
中世ヴェネツィアの名門貴族で、海軍の勇将として知られるレオーネ。ひそかに迎えたオスマン帝国の使者は、四年前に戦死したはずのかつての従者アンドレアだった。兄弟のように育った彼は、ヴェネツィアの失態を盾に、レオーネをスルタンへの捧げものにすると言い放つ。誤解から生まれた憎しみと、互いの立場が二人を縛りつけて……。異国情緒あふれる舞台で描く、壮絶な愛憎劇です。
基本情報
| 著者 | 華藤えれな |
|---|---|
| 発売日 | 2010/08/01 |
| ページ数 | 289ページ |
| 評価 | 4.5 |
| スコア | 82 |
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口コミ
良い点
- ヴェネツィアとトルコの情勢や策士の兄の暗躍など、歴史ものとしての読みごたえと恋愛の要素がうまく融合しているという声が多くありました。
- 美しい街並みの描写と異国情緒が好評です。ヴェネツィアンブルーの表紙をはじめとするイラストの美しさが作品世界を引き立てていると評判です。
- 激しい憎しみを向けられてもなお愛のために生きようとするレオーネの潔さに、読みごたえがあったという意見もあります。
悪い点
- 勇敢な貴族のはずのレオーネがアンドレアの言いなりになってしまう、ほかの者たちの目にさらす場面は悪趣味だという声がありました。
- 回想が続いて前半がだれる、想いが通じてからの描写や兄の出番がもっとほしかったという意見もあります。
