ブレッド・ウィナー
家出した妻の実家であるパン屋と、妻の連れ子の双子を押しつけられた太一は、若くして人生を投げやりに生きていた。そこへ店舗の買い手として現れたのは、かつての同級生・長谷部。売る気になれない太一に、彼はパン職人として店で働かせてほしいと申し出る。苦い記憶につながる男とは関わりたくなかったのに、生き生きとパンを焼く長谷部は、いつしか太一の毎日に欠かせない存在になっていき……。月村奎の初期作を、書き下ろしを加えて復刊した一冊です。
基本情報
| 著者 | 月村奎 |
|---|---|
| 発売日 | 2011/08/01 |
| ページ数 | 252ページ |
| 評価 | 4.4 |
| スコア | 83 |
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口コミ
良い点
- 双子の兄弟や祖父とのやり取りがほほえましく、親子愛・家族愛にほろりとさせられたという声が多くありました。脇役にも血が通っていると評判です。
- 意地っ張りな太一を怒らずに受け止める長谷部の包容力が好評です。パンになぞらえた言い回しにくすっとさせられた、書き下ろしの長谷部視点も良かったという声がありました。
- 初版から年月がたっていても古さを感じない、木下けい子さんの挿絵が素敵だという声もありました。
悪い点
- 太一の露悪的な態度が好きになれず、恋に気づくのも終盤なので甘さが足りなかったという声がありました。
- 妻と別れないまま恋が進むため、結末がすっきりしないという意見が多くありました。
