高潔であるということ
幼い頃、弟とともに近所のごみ屋敷の老人になついていた真岸悟。その老人がひき逃げで命を落とし、加害者の税理士・志田は執行猶予で済まされました。五年後、悟は復讐のため志田の事務所にアルバイトとして潜り込みます。ところが目の前の志田は、思い描いていた人物とはまるで違う、不器用で孤独な男でした。彼の大切なものを奪うつもりが、いつしか自分がその存在になろうとして……。復讐から始まる二人の静かな関係を描く、シリアスな物語です。
基本情報
| 著者 | 砂原糖子 |
|---|---|
| 発売日 | 2010/02/01 |
| ページ数 | 319ページ |
| 評価 | 4.5 |
| スコア | 83 |
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口コミ
良い点
- 感情を伝えるのが極端に下手な志田の人物造形が見事で、その誠実さに気づいていく悟の心の変化に、思わず涙したという声が多くありました。
- 張り巡らされた伏線がきれいに回収され、ハッピーエンドへのどんでん返しにも驚かされたと評判です。重いテーマながら日常の描写で重くなりすぎない構成も好評です。
悪い点
- 表紙が暗すぎてもったいない、イラストの印象が作品と合わないと感じたという意見がありました。
- 老人の事故の真相がうやむやなまま終わってすっきりしなかったという声もあります。
