灰色の雨に恋の降る
早くに両親を亡くし、小さなレストランでウェイターとして働く蒼井。何もない毎日のなかで、彼がひそかに心を寄せているのは常連客の加藤だった。かつて両親が遺した借金を背負わされそうになったとき、手を差し伸べてくれた恩人だ。雨の日、ずぶ濡れの加藤を部屋に招いたことで二人の距離は一気に縮まる。けれど蒼井は、加藤の優しさが恋ではなく同情から来ているのではと気づいてしまい……。静かな雨の情景のなかで育つ想いを描くBL小説です。
基本情報
| 著者 | 火崎勇 |
|---|---|
| 発売日 | 2010/09/01 |
| ページ数 | 217ページ |
| 評価 | 3.0 |
| スコア | 79 |
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口コミ
良い点
- 王道の関係性ながら、何もない暮らしのなかで想い人を見つめることだけを支えにする主人公の儚さが胸に迫り、思わず涙したという声がありました。
- そっけないのにふとした優しさを見せる加藤や、正体のはっきりしない脇役たちがミステリーのような空気を生み、一気に読み進められたと評判です。
- 偶然の再会と思わせて、実は陰でずっと見守られていたと分かる展開に心温まり、静かな恋物語として楽しめたという意見もあります。
悪い点
- 切ない話を期待すると、主人公の感情の起伏が少なく淡々と進むため、盛り上がりや決め手に欠けると感じたという声が多くありました。
- 結局何がどうなったのかがふわふわしていて掴みにくい、いつもの芯の強い受けと違って物足りなかったという意見もあります。
