見えてしまう未来、告げられた運命、夜ごとの夢に現れるあの人。
予知や夢をめぐる恋は、出会う前から相手を知っているような不思議な引力と、その運命に抗うか受け入れるかで揺れる心が魅力です。
不吉な力で疎まれてきた主人公が、力ごと受け止めてくれる相手に出会う物語は、読後にあたたかい余韻を残します。
王宮ファンタジーから異世界トリップ、前世の記憶をたどる物語まで、幻想的な味わいの作品が揃っています。
こんな人におすすめ
- 予言や運命に導かれて出会う、ロマンチックな恋が好きな方
- 疎まれてきた力ごと愛される、救いのある物語を読みたい方
- 夢と現実が交差する、少し不思議な設定にわくわくしたい方
予言とお告げに導かれる恋
侵略王は不吉の魔女との新婚イチャイチャをご所望です (山野辺りり)
ポイント 不吉な予言で塔に閉じ込められた魔女を、侵略王が妻に迎える
不吉な予言を必ず当ててしまうことから恐れられ、森の奥の塔に閉じ込められて三年。異形の容姿にも自信を持てず、ひとり自給自足で暮らしていた魔女アドリアナのもとに、ある日大勢の人々が押し寄せる。現れたのは、彼女の国を侵略した隣国の王フェルディナントだった。封印を解いて彼女を塔から連れ出した王は、なんと「妻にする」と言い出して……。俺様王との新婚生活を描く溺愛ファンタジーです。
基本情報
| 著者 | 山野辺りり |
|---|---|
| 発売日 | 2019/06/01 |
| ページ数 | 285ページ |
| 評価 | 4.0 |
| スコア | 80 |
口コミ
- 偏見に苦しんできた魔女が、王の溺愛を受けて少しずつ自信を持っていく過程が上手に描かれていると好評です。国を揺るがす事件もあり、ストーリーも楽しめたという声が多くありました。
- 有能なのにヒロインの前では待てができない王がかわいく、サブキャラクターも良い味を出していると評判です。ヒロインが家畜たちと別れる場面が好きだという意見もあります。
- 始まりが王の思いつきで溺愛の根拠が浅い、ヒーロー視点がないのでどこに惚れたのか分からないという意見がありました。
- 挿絵のヒーロー像が物語に合っていなかった、淡々としていて面白くなかったという声もあります。
覇王は黒の真珠姫に溺れる (白石まと)
ポイント 予知夢で疎まれた王女の前に、夢に見た覇王が絵からよみがえる
不吉な予知夢を見ることから「黒真珠」と呼ばれ、周りから遠ざけられてきた王女アメリア。夢に現れる「覇王」ルーファスの願いに応え、彼の絵姿に口づけを重ねてきた。そして百度目、絵の中から生身のルーファスがよみがえる。心から結ばれなければ再び絵に戻されてしまうと告げる彼の熱烈な愛に、アメリアは戸惑いながらも幸せを感じ始める。ところがそこへ、隣国の王太子との縁談が舞い込んで……。絵から現れた二百年前の王との恋を描くファンタジーです。
基本情報
| 著者 | 白石まと |
|---|---|
| 発売日 | 2018/02/01 |
| ページ数 | 284ページ |
| 評価 | 4.2 |
| スコア | 83 |
口コミ
- 序盤に広げた設定を終盤できれいに生かす構成が巧みだという声がありました。
- 二百年前の王でありながら、ヒロインに近づくため頼もしく地位を上げていくルーファスがかっこよく、最初から最後まで優しく甘いと好評です。遠ざけられながらもけなげに頑張るヒロインが好ましいという声もあります。
- 絵から出てきた男がわずか一か月で近衛隊に取り立てられるなど展開に無理がある、恋の障害がほとんどないという声がありました。
- 縁談以降の展開に入り込めず飛ばし読みした、兄を絵に閉じ込めた弟をあっさり許す結末に納得できないという意見もあります。
竜は将軍に愛でられる (名倉和希)
ポイント 謎めいたお告げの数字から始まる旅を、ほのぼのとした筆致で描く
竜人族の王の末子に生まれながら、一族から疎まれて暮らしてきたアゼル。占い婆に「『25』に関わる人間と出会えば道が開ける」と告げられ、初めて村を飛び出します。空から見下ろした街道を二十五番目に通り過ぎたのは、サルゼード王国の将軍ランドールでした。危険な地へ向かう彼のそばを離れがたく感じたアゼルは、やがて戦で傷ついた彼と“血の絆”を結ぶことになり……。心やさしい将軍と竜人族の青年の絆を描く、ほのぼのとしたファンタジーです。
基本情報
| 著者 | 名倉和希 |
|---|---|
| 発売日 | 2019/11/01 |
| ページ数 | 253ページ |
| 評価 | 4.5 |
| スコア | 88 |
口コミ
- いかつい見た目に反して小さな生き物が大好きな将軍ランドールが、竜の姿のアゼルにすっかりほだされていく様子が笑えて楽しいという声が多くありました。副官ルースや宰相など脇役も好評です。
- 黒田屑さんのイラストが美しく、物語の雰囲気にぴったりだと評判です。ファンタジーの設定が破綻せず読みやすいという意見や、雑誌掲載作と書き下ろしの二編で二人のその後まで読めるのがうれしいという声もありました。
- 世間を知らないアゼルが勝手に外へ出て騒ぎになる展開が何度も繰り返され、少し疲れたという意見があります。
- 流れが予想どおりで、結末がご都合主義的に感じた、誘拐の場面などでもっと将軍の活躍が見たかったという声もありました。
森羅~救いの狼王と祈りの騎士~ (戸田環紀)
ポイント 運命のつがいの予言と忠誠のはざまで、騎士が揺れる人狼の王国
人狼の王国リヒタルフ。「国を導く者」の紋様を持って生まれた第二王子マックスの近衛騎士ミランは、幼なじみでもある彼に、ずっと淡い恋心を抱いてきた。ところが、「運命のつがいと結ばれることで国を泰平に導く」という予言が発表され、マックスのつがい探しが始まる。予言どおり同じ紋様を持つ女性が現れ、婚儀の準備が進むなか、ミランは騎士の忠誠と長年の恋心のあいだで苦しんで……。
基本情報
| 著者 | 戸田環紀 |
|---|---|
| 発売日 | 2021/12/28 |
| ページ数 | 259ページ |
| 評価 | 4.2 |
| スコア | 82 |
口コミ
- 王位をめぐる陰謀が交錯し、最後まで黒幕がわからない展開にハラハラしながら一気に読んだという声が多くありました。世界観がしっかりした、読み応えのある硬派なファンタジーだと評判です。
- 主従の立場から想いを押し殺し、王子を守ろうとする騎士の健気な忠誠が切なく胸を打ちます。円之屋穂積さんのイラストも美麗です。
- 恋愛の場面は少なめで、くっつくまでが長いという声がありました。
- 序盤は説明が多く、とっつきにくいという意見もあります。
夢で結ばれる運命の人(TL)
エリート王弟殿下の婚活相談を受けたら、没落令嬢の私が求婚されたんですが!? (熊野まゆ)
ポイント 縁結びを頼まれた王弟は、夢で何度も会っていた男性だった
人の恋心が聞こえる力を生かし、縁結びの謝礼で家計を支える没落令嬢のリディア。王弟ジャスティンの結婚相手を探してほしいと依頼されて舞踏会に向かうと、彼は夢の中で何度も会っていた男性だった。「きみを何度も夢に見た。運命としか思えない」――熱烈に口説かれるものの、身分の差に周りの視線は冷たくて……。
基本情報
| 著者 | 熊野まゆ |
|---|---|
| 発売日 | 2022/11/30 |
| ページ数 | 287ページ |
| 評価 | 4.1 |
| スコア | 81 |
口コミ
- 夢の中での出会いから始まるロマンチックな物語で、ヒーローの溺愛がぶれずに甘いという声が多くありました。
- 控えめで優しいヒロインと、クマの姿をした妖精たちが可愛いと評判です。
- 王妃の悪事がほとんど咎められず、ざまぁが物足りないという声がありました。
- 読後にあまり印象に残らなかったという意見もあります。
二百年後に転生したら、昔の恋人にそっくりな魔導士に偏愛されました (蒼磨奏)
ポイント 夢に見続けた前世の恋人の面影を追い、謎めいた魔導士と出会う
幼い頃から何度も夢に見る「イヴァン」。ミーリアは、彼こそが前世の恋人だと確信していた。女癖の悪い王の庶子として、美しくも冷遇されてきたミーリアにとって、いつか彼に会いたいという希望だけが生きる理由だった。異母姉に救われて侍女となった彼女は、姉の嫁ぎ先ウルティム王国で、イヴァンにそっくりな魔導士アレクシスと出会う。前世を確かめるまでもなく二人は惹かれ合い、結婚するが――。謎めいた最恐魔導士と、前世の夢を見る侍女。運命の相手ともう一度恋をする物語。
基本情報
| 著者 | 蒼磨奏 |
|---|---|
| 発売日 | 2024/07/10 |
| ページ数 | 348ページ |
| 評価 | 4.5 |
| スコア | 86 |
口コミ
- 最終章で明かされるヒーローの過去によって、それまでの疑問がすべて解け、伏線もきれいに回収されます。二百年待ち続けたヒーローの孤独を思うと胸が締めつけられる、という声が多く寄せられています。
- 作者のあとがきにある通り、狂気的でロマンティックな歪んだ愛の物語。ヒーロー視点では、ヒロインへの一途で重すぎる想いがよくわかります。
- 出版社の公式サイトで読める番外編で、本当の完結を迎えます。番外編まで読んで号泣したという感想がとても多い作品です。
- 過去の場面には殺人や人体実験などの重い描写があり、ただ甘い溺愛を求めて読む作品ではないという声がありました。
- 物語の結末となる番外編が本に収録されておらず、サイトまで読みに行く必要があるのが面倒だという意見もあります。
私があなたのチートです! 異世界転移したら王太子様に監禁溺愛されました (クレイン)
ポイント 夢の中の交流が異世界への扉になる、三部作をしめくくる一冊
大好きだった母を早くに亡くし、ふさぎ込んでいた有紗。そんな彼女を支えたのは、夢の中で出会うルーという相手との交流でした。社会人になっても夢での逢瀬は続き、二人の距離は少しずつ近づいていきます。ところが会社のピクニックで川に落ちたはずみに、有紗はルーが王太子として暮らす異世界へ転移してしまい……。自分の出生の秘密にも迫っていく、カルシュテイン王国を舞台にした三部作の完結編です。
基本情報
| 著者 | クレイン |
|---|---|
| 発売日 | 2022/01/29 |
| ページ数 | 285ページ |
| 評価 | 4.4 |
| スコア | 87 |
口コミ
- 前作では常識人に見えた王太子ルーカスが、シリーズ随一の執着ぶりを見せる意外さが楽しいという声が多くありました。前二作のカップルが再登場し、シリーズのファンにはうれしい一冊と評判です。
- 流されずに自分の意思を貫くメンタルの強いヒロインが好評です。終盤で明かされるヒロインの両親の物語に胸を打たれたという感想も目立ちました。
- 夢の仕組みや異世界に渡る理由にきちんと筋が通っていて、世界観がよく練られていると評判です。スピンオフと知らずに読んでも十分楽しめたという声もあります。
- 異世界に渡るまでの現代日本、とくにブラック企業での愚痴の場面が長く、前半がもたつくという意見が多くありました。
- ヒロインが社会人として培ってきた力が活かされない、結婚までの一年が回想で片づけられて物足りないという声もあります。
仙界双愛伝龍の皇子、胡蝶の姫を溺愛す (真山きよは)
ポイント 長年夢に見てきた初恋の皇子に選ばれ、後宮で呪いの秘密を知る
長年夢に見てきた初恋の皇子・紫風に指名され、後宮に入った羽華姫。きらびやかな宮殿で待っていたのは、たくましい貴公子からの情熱的な求婚でした。ひたすら寵愛を注がれる日々のなか、羽華は紫風から、彼が背負ってきた呪いのことを打ち明けられます。その呪いを解けるのは、彼女の愛だけで……。神仙の舞う世界を舞台にした中華風ファンタジー・ロマンスです。
基本情報
| 著者 | 真山きよは |
|---|---|
| 発売日 | 2013/06/01 |
| ページ数 | 300ページ |
| 評価 | 4.2 |
| スコア | 81 |
口コミ
- 中華風の世界観が好きな人にはたまらない、お話も面白かったという声がありました。
- ずっと想われていたという運命的な演出で、愛される喜びが味わえるという意見もあります。
- 呪いの解け方があっけなく、もっと早く解けたのではと感じたという声がありました。
- かなりファンタジー寄りで、一度読めば十分という意見もあります。
私のベッドは騎士団長 疲れたOLに筋肉の癒しを (このはなさくや)
ポイント 眠るたびに異世界の騎士団長のもとへ。すれ違いが楽しいラブコメ
連日の激務に疲れきったOLの亜里沙。ある夜ふと目を覚ますと、見知らぬたくましい男性の体の上にいました。これはがんばる自分へのご褒美の夢に違いないと、大好きな筋肉を存分に堪能する亜里沙。ところがそこは異世界で、相手は強面の騎士団長だったのです。眠るたびに彼のもとへ現れては消える亜里沙に、騎士団長はある勘違いをしてしまい……。文庫書き下ろしの番外編も収めた、異世界トリップ・ラブコメディです。
基本情報
| 著者 | このはなさくや |
|---|---|
| 発売日 | 2021/06/01 |
| ページ数 | 344ページ |
| 評価 | 4.0 |
| スコア | 80 |
口コミ
- 社畜の亜里沙が仕事の愚痴をこぼすと、騎士団長が奴隷として働かされていると誤解して悪人の摘発に乗り出すなど、噛み合わない会話のすれ違いが面白いと好評です。コメディ色が強く気軽に読めるという声がありました。
- 強面で実直な騎士団長が、現れては消えるヒロインを誠実に気づかう姿が魅力的だという感想が多くありました。騎士団長側の視点も読めるのがよかったという意見もあります。
- 筋肉好きのヒロインのはじけたテンションが楽しく、たくましい男性が好きな人にはたまらないと評判です。
- 序盤に異世界と日本の行き来が何度も繰り返されて単調に感じた、異世界らしさが薄い、事件の顛末やヒロインが行き来できる理由があいまいだという意見がありました。
- ヒロインの口の悪さや開けっぴろげな言い回しに引いてしまった、好みが分かれるという声もあります。
夢が異世界と前世へつなぐ(BL)
我が王と賢者が囁く (飯田実樹)
ポイント 夢に見た伴侶だと信じる南の島の王に、旅の聖職者が見初められる
自由を愛する聖職者リーブは、旅の途中で「精霊の回廊」に飛び込み、遠い南の島国シークへと落ちてしまう。待っていたのは、夢に見た「白き宝珠」こそが運命の伴侶だと信じる王バード。リーブに一目で惚れ込んだバードは、戸惑う彼を強引に王妃として迎えてしまう。けれどバードは約束を守り、決して無理強いはしなかった。結婚から始まった二人の心は、少しずつ近づいていき……。王と大魔導師の恋を描くファンタジーの第1巻です。
基本情報
| 著者 | 飯田実樹 |
|---|---|
| 発売日 | 2018/08/01 |
| ページ数 | 257ページ |
| 評価 | 4.2 |
| スコア | 82 |
口コミ
- 強引ながら約束を守り、リーブを一途に想う王バードの包容力が好評です。守られるだけでなく、自分の力で国の危機を救う強くしっかりしたリーブとの組み合わせが良かったという声が多くありました。
- 蓮川愛さんのイラストが美しく、褐色で筋肉質な王や美しいリーブのイメージがぴったりだと評判です。告白の場面にときめいた、後日談で国民の二人への愛が伝わったという意見もあります。
- 想いが通じ合う場面の心情の変化が急に感じられ、置いていかれたという声がありました。リーブの出自や失った記憶の謎が回収されず、一冊では物足りないという意見が目立ちます。
- 文章や言葉の使い方が合わなかったという声がありました。作者のサイト掲載時にあった導入部分が削られたのを残念がる声もあります。
俺の前世が天才治癒師だなんて聞いてない! (釘宮つかさ)
ポイント 繰り返し見る悪夢の男が現れ、前世と陰謀の謎が動き出す中華風BL
中華風の衣をまとった男に、無慈悲に斬り殺される――そんな悪夢を子どもの頃から繰り返し見てきた漣。ある日、暴漢に襲われた漣を間一髪で救ったのは、なんと夢に出てくるあの男だった。銀子君と名乗る男に、漣はそのまま異世界へ連れ去られてしまう。「天才治癒師の生まれ変わりのおまえに、幼き王の命を救ってほしい」。前世の記憶も治癒の力もないのにできるはずがないと、反発する漣だったが……。
基本情報
| 著者 | 釘宮つかさ |
|---|---|
| 発売日 | 2025/06/01 |
| ページ数 | 381ページ |
| 評価 | 4.4 |
| スコア | 84 |
口コミ
- 軽いタイトルとは裏腹に、権力争いや陰謀が絡む重厚な物語で、いい意味で裏切られたという声が多くありました。王位をめぐる陰謀の展開にずっとハラハラさせられます。
- 前世の自分ではなく今の自分を見てほしいという主人公の葛藤が王道の切なさで描かれています。元の世界に帰りたいならついて行く気でいる攻めの一途さも魅力です。
- 前世の主人公がなぜ殺されたのか、という謎の解き明かしがやや物足りないという声がありました。攻めがいつ、どこに惹かれたのかがわかりにくいという意見もあります。
- 王の命を狙った人物への処分が甘く、もやっとしたという人もいました。
俺さまケモノと甘々同居中!? (榛名悠)
ポイント 悪夢祓いの青年の洋館で、夢魔退治に挑むにぎやかなファンタジー
悪夢にうなされ、火や刃物が怖くなってしまった家政夫の凌。そんな彼を救ったのは、自称「悪夢祓い」のリュウだった。ところが悪夢を祓ってもらった代わりに家事の能力を失い、取り戻すためにリュウの暮らす幽霊屋敷のような洋館で働くことに。やたらと抱きついてくるリュウに振り回されながら、不思議な住人たちと夢魔退治に挑むことになり……。にぎやかでほのぼのとしたファンタジーです。
基本情報
| 著者 | 榛名悠 |
|---|---|
| 発売日 | 2016/07/01 |
| ページ数 | 287ページ |
| 評価 | 4.0 |
| スコア | 80 |
口コミ
- 時々手のりサイズの貘になるリュウや、羊のメメの可愛さにほっこりしたという声が非常に多くありました。表紙やイラストもころんとしていて可愛いと評判です。
- 夢魔を祓いながら二人の距離が縮まっていく過程と、蝙蝠や梟に変身する住人たちとの屋敷暮らしが楽しいと好評です。後半にはほどよいハラハラや、ほろりとするエピソードもあるという意見がありました。
- タイトルから期待したほど甘くない、恋愛より悪夢祓いの話だったという声がありました。
- リュウの気持ちの変化がわかりにくく、テンポが合わず話に乗れなかった、脇役が多すぎて密度が薄いという意見もあります。
兎島 黒と白のうさぎ (西野花)
ポイント 孤島の因習と夢に現れる神をめぐる、仄暗く幻想的な物語
ある出来事をきっかけに、体に特別な秘密を抱えることになった白兎。祟りだと噂され、生まれ育った島を離れていた彼は、島の人々に呼び戻されて故郷へ帰ってくる。戻ったその夜から、白兎は不思議な夢に悩まされるようになり、幼なじみの道郎からは想いを告げられる。やがて夢の中で、自分を同胞と呼ぶ黒兎という青年に出会い、彼が自分の中に封じられた神だと知って……。孤島の因習と神をめぐる、仄暗いBL小説です。
基本情報
| 著者 | 西野花 |
|---|---|
| 発売日 | 2012/10/01 |
| ページ数 | 213ページ |
| 評価 | 3.4 |
| スコア | 75 |
口コミ
- 孤立した島の因習や神をめぐる仄暗い世界観がこの作家らしいと好評です。登場人物の内面が丁寧に書かれていて、意外に純愛だったという声もありました。
- 稲荷家房之介のイラストが美しいと評判です。同時収録の短編は別の人物の視点から描かれた裏話になっているという感想もあります。
- 次々に明かされる主人公の設定が後付けのようで、神や兎の話がわかりにくかったという意見がありました。
- 表紙から想像するような三角関係の話ではない、脇役をもっと活かしてほしかったという声もあります。
選ぶときのコツ
予知や夢の恋は、力のせいで孤独だった主人公が救われる物語ほど評判がよく、伏線がきれいに回収される作品は読み終えたあとの満足感が高いという声が目立ちます。
ただ甘いだけでなく謎解きの楽しさも味わいたい方は、前世や記憶の謎が軸になった作品から選ぶのがおすすめです。
あわせて読みたい
時をさかのぼってやり直す恋は死に戻り・タイムリープ特集、竜や神獣など人ならざる相手との恋は人外との恋特集、龍の皇子が登場する宮廷ものは中華風ファンタジー特集にもまとめています。
