中華風ファンタジーのBL・TL小説おすすめ|龍と皇子と宮廷の恋

龍や仙人、皇帝と宮廷、華やかな衣装――中華風ファンタジーは、西洋風とはひと味違う世界観が魅力です。

皇位をめぐる陰謀や宮廷の権力争いが絡む、読み応えのある作品が多いのも特徴です。

口コミでは「軽いタイトルからは想像できない重厚な物語」という感想も目立ちます。

もくじ

こんな人におすすめ

  • 龍や仙人、皇帝が登場する東洋風の世界観が好きな方
  • 宮廷の陰謀や権力争いが絡むドラマを楽しみたい方
  • 後宮ものが好きで、ほかの中華ものも読んでみたい方

BL

華龍と月龍の皇子 (杉原理生)

ポイント 神龍を宿す退魔師は、隣国から逃れてきた皇子。思惑がからみ合うドラマチックな物語

強大な神龍を身に宿し、日銭稼ぎに妖魔を狩る若き退魔師・天音。けれどその正体は、命を狙われ、隣国から逃れてきた皇子だった。身分は絶対に誰にも知られてはいけない――。ところがある日、妖魔が現れ、思わず力を解放してしまう。その現場を、国一番の龍力を誇る第二皇子・蒼月に目撃されて……。側仕えを命じられた元皇子と、大地の龍脈を操る皇子が運命を切り開く、中華風ファンタジーロマン。

基本情報

著者杉原理生
発売日2024/04/01
ページ数367ページ
評価 4.5
スコア87

口コミ

良い点
  • さまざまな人の思惑が複雑にからみ合い、最後まで目が離せないドラマチックな物語です。素直で、いつの間にか周りに好かれていく受けがかわいらしく描かれています。
  • すぐに結ばれるのではなく、ほどよくじらしてくれるのが魅力です。人と距離を置いてきた攻めが、受けに出会って執着する男に変わっていく過程が読みどころです。
  • 敵対する国の皇子同士でありながら、あからさまな敵や裏切り者は出てこない、ほっとできる優しいお話です。
悪い点
  • 恋愛の要素は少なめで、BLとしてのときめきを求める人には物足りないかもしれません。

俺の前世が天才治癒師だなんて聞いてない! (釘宮つかさ)

ポイント 軽いタイトルとは裏腹の、王位をめぐる陰謀が絡む重厚な物語

中華風の衣をまとった男に、無慈悲に斬り殺される――そんな悪夢を子どもの頃から繰り返し見てきた漣。ある日、暴漢に襲われた漣を間一髪で救ったのは、なんと夢に出てくるあの男だった。銀子君と名乗る男に、漣はそのまま異世界へ連れ去られてしまう。「天才治癒師の生まれ変わりのおまえに、幼き王の命を救ってほしい」。前世の記憶も治癒の力もないのにできるはずがないと、反発する漣だったが……。

基本情報

著者釘宮つかさ
発売日2025/06/01
ページ数381ページ
評価 4.4
スコア84
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口コミ

良い点
  • 軽いタイトルとは裏腹に、権力争いや陰謀が絡む重厚な物語で、いい意味で裏切られたという声が多くありました。王位をめぐる陰謀の展開にずっとハラハラさせられます。
  • 前世の自分ではなく今の自分を見てほしいという主人公の葛藤が王道の切なさで描かれています。元の世界に帰りたいならついて行く気でいる攻めの一途さも魅力です。
悪い点
  • 前世の主人公がなぜ殺されたのか、という謎の解き明かしがやや物足りないという声がありました。攻めがいつ、どこに惹かれたのかがわかりにくいという意見もあります。
  • 王の命を狙った人物への処分が甘く、もやっとしたという人もいました。

愛しい幻獣王と七つの夜を越えて (貴津)

ポイント 仙界から逃げてきた幼い幻獣と、孤独な青年。互いしか見ていない深い絆

幼くして母を亡くし、その生まれゆえに孤独の身となった青嵐は、仙界から逃げてきた幼い幻獣・炎狗に拾われ、家族となった。山奥の庵で穏やかに暮らしていたある日、青嵐は王族の公子にさらわれ、各国の公子が守護幻獣とともに仙人になる資格を競う危険な儀式『七つ夜の儀』に、身代わりとして参加させられてしまう。命がけの儀式のさなか、「番になって、お前と一緒にいたい」と炎狗に求められて心が揺れる青嵐だが、その想いに応えられない理由があって……。本格中華風ファンタジー。

基本情報

著者貴津
発売日2025/04/01
ページ数239ページ
評価 3.9
スコア79

口コミ

良い点
  • 幼い頃から寄り添って生きてきた二人の、互いしか見ていない関係と深い絆が優しい読後感を残します。王道の展開ながら、設定と結末が素敵だという声がありました。
悪い点
  • 出生の秘密や闇に堕ちた人物など、要素を詰め込みすぎた感じがするという声がありました。儀式の戦いの場面はそれほど多くありません。

双璧の守護者と呪いの宝剣 (中原一也)

ポイント 闇に堕ちた幼なじみを救えるのは受けだけ。熱い関係性

触れた者の邪心を増大させ、国をも転覆させる力を持つ魔剣。敵の組織から宝剣を護るため、日々鍛錬を積む夜雪が信頼するのは、幼なじみの龍炎だ。高貴な生まれで剣術に秀でた夜雪は、身分が低いせいで実力を評価されない龍炎の盾になりたいと願い、二人の仲に身分も出自も関係ないと信じてきた。ところが――。祖国を想う若者たちの友情と想いが交錯する、中華風ファンタジー。

基本情報

著者中原一也
発売日2025/11/01
ページ数271ページ
評価 4.0
スコア80
DMMブックス 初回購入90%OFFクーポン

口コミ

良い点
  • 闇に堕ちてしまった幼なじみを救えるのは受けだけ、という関係性が熱いと評判です。互いへの信頼の強さが、幼なじみならではの積み重ねとしてしっかり描かれています。
  • 身分や出自で蔑まれ続ける攻めの苦しみが切なく、どこまでもまっすぐで心の美しい受けの存在が救いになります。最後は攻めの父親の疑いも晴れ、爽やかに終わります。
  • 白と黒の対比が印象的な世界観や衣装の描写が美しく、戦闘場面も読みやすいです。仲間や先輩たちもみんな頼もしい存在です。
悪い点
  • 展開のスピードが速く、心情の変化をもっと知りたかったという声がありました。恋人になるまでがあっさりしていて、ときめきが少ないという意見もあります。
  • 闇堕ちした攻めによる強引な場面があるので、苦手な人は注意が必要です。中華風の用語や漢字が読みにくいと感じた人もいました。

王さまのがっこう (小中大豆)

ポイント 龍の五家が治める世界で、龍の子の家庭教師同士の恋

龍の五家が治める世界。人間の思雨は、白龍家の公子の専属家庭教師として、名家の子らが集う名門校にやってくる。そこで再会したのは、学生時代にライバルとして競い合い、仲違いしたまま別れた静嵐だった。今は黒龍家の公子の家庭教師となった彼に、教師としても負けられないと息巻く思雨。ところが静嵐は、なぜか思雨のことになると取り乱して……? 中華風の世界で描く、元ライバル同士の恋と勝負の行方。

基本情報

著者小中大豆
発売日2022/08/01
ページ数239ページ
評価 4.3
スコア84
DMMブックス 初回購入90%OFFクーポン

口コミ

良い点
  • 卵から孵った龍の子どもたちがとにかく可愛く、家庭教師たちの「ママ友」のようなやりとりに癒されるという声がとても多くありました。
  • 学校で起きる陰謀を解き明かす謎解きの要素もあり、安心して読める作家の安定感があると評判です。カワイチハルさんのイラストも好評です。
悪い点
  • 子育てと事件が中心で、恋愛の要素は薄めです。結ばれてからがあっさり終わるので物足りないという声が多くありました。
  • 序盤の設定説明が長い、謎解きが単純だという意見もあります。

TL

落ちぶれ宮女は、孤独な次期皇帝の寵愛を拒めない 身分違いの愛人と思いきや、最愛の妃に望まれました (西條六花)

ポイント 罪人の娘として虐げられる宮女と、次期皇帝。中華風シンデレラストーリー

父が謀反の罪を着せられ、一家離散となった令嬢の珠蘭。父の無実を晴らすため、下働きの宮女として宮廷に入るが、罪人の娘として虐げられる日々が続く。そんななか、子どもの頃にひとときを共に過ごした次期皇帝・熾衛と思いがけず再会する。昔を懐かしみ、ひそかに逢瀬を重ねるうちに芽生えた愛。身分の差に苦しむ珠蘭は想いを隠そうとするが、彼の甘く過保護な溺愛から逃れられなくて……。中華風シンデレラストーリー。

基本情報

著者西條六花
発売日2024/11/08
ページ数351ページ
評価 3.9
スコア79

口コミ

良い点
  • 皇太子の座をめぐる陰謀が絡み、中華もの好きには読み応えがあって面白いという声がありました。ヒーローの溺愛は揺るがないので、安心して読めます。
悪い点
  • 父の冤罪の件が最後にさっと明かされて終わり、物足りないという声がありました。漢字の名前が多く、序盤が読みにくいという意見もあります。
  • キャラクターを好きになれなかったという感想もありました。

悪女後宮物語 (丸木文華)

ポイント 寵愛を集める奴隷の娘と、次々と不幸に見舞われる妃たち。闇の深い中華サスペンス

皇帝に一目惚れされた奴隷の娘・雹華。後宮に迎えられると、たちまち寵愛を一身に集める。それを快く思わない三人の妃たちに、次々と不幸が襲いかかる――。これは雹華の罠? それとも……? ライバルの妃たちが消え、皇子までも籠絡し、宮中のすべてを手に入れたとき、稀代の悪女の信じられない正体が明らかに……!! 読み出したら止まらない、闇深き中華サスペンス。

基本情報

著者丸木文華
発売日2022/02/01
ページ数282ページ
評価 3.4
スコア74

口コミ

良い点
  • 妃や侍女それぞれの視点で語られ、本人が見ている自分と周りから見た姿が食い違っていく仕掛けが不気味で面白いという声が多くありました。
  • 一人の女によって国が傾いていく、傾国の物語として一気に読めると評判です。
悪い点
  • 恋愛や官能の要素はとても控えめで、TL小説として読むと物足りないという声が多くありました。
  • 結末にもうひとひねりほしかった、ありふれた傾国ものだという意見もあります。人が次々と命を落とす血なまぐさい展開です。

選ぶときのコツ

中華風の作品は登場人物の名前が漢字で似ていることが多いので、最初に人物の関係を押さえておくと読みやすくなります。

陰謀や権力争いが中心の作品は恋愛が控えめなこともあるので、甘さを重視するなら作品ページの「良い点」で溺愛に触れているものを選ぶとよいでしょう。

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後宮を舞台にした作品は後宮もの特集、西洋風の王宮ものは王族・貴族のBL小説・王族・貴族のTL小説にまとめています。

この記事を書いた人

九条 紫苑BL・TL小説コンシェルジュ

良い点・気になる点は、読んだ方の感想をもとにまとめています。感想がまだ少ない作品は、無理に埋めずそのままにしています。

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