神に身を捧げた人が、たったひとりを想ってしまう。
神父・聖職者ものは、信仰と恋心のあいだで揺れる葛藤と、清らかな装いの奥に隠された想いの深さが魅力です。
敬語で穏やかに微笑む聖職者の執着、修道院で静かに暮らすヒロインを迎えに来る過去の恋人、神殿で疎まれてきた主人公が見つける居場所まで、祈りの場を舞台にした恋は切なさと甘さを併せ持っています。
宗教色のある重厚なファンタジーから、人外との優しい恋まで幅広く揃っています。
こんな人におすすめ
- 穏やかな聖職者が隠し持つ、一途で重い愛にときめきたい方
- 修道院や神殿といった、静かで厳かな舞台の物語が好きな方
- 信仰と恋のあいだで揺れる、許されない恋の切なさを味わいたい方
TL:神に仕える人との恋
溺れるほど花をあげる 聖人は花嫁を奪う (仁賀奈)
ポイント 神に守られた小国を舞台に、聖職者の一途な想いを描くロマンス
伯爵令嬢のイレーネは、聖職者として人々の尊敬を集めるサヴァリオにひそかな想いを寄せていた。ところが財産を握る叔父の不祥事に巻き込まれ、彼女にも嫌疑がかけられてしまう。身の潔白を示すため、サヴァリオのもとで取り調べを受けることになったイレーネ。穏やかな敬語で優しく接する彼の胸の奥には、彼女だけに向けた深く重い執着が秘められていて……。神に守られた小国を舞台に、腹黒な聖職者の一途な愛を描くロマンスです。
基本情報
| 著者 | 仁賀奈 |
|---|---|
| 発売日 | 2010/09/01 |
| ページ数 | 302ページ |
| 評価 | 4.0 |
| スコア | 80 |
口コミ
- 敬語で穏やかに振る舞いながら実は策士というヒーローの執着ぶりが好評で、好きな色を聞いた翌日に部屋を模様替えしてしまう徹底ぶりに驚いたという声もあります。
- ヒーローの兄や侍従など男性キャラクターが魅力的に描かれ、イラストもとても綺麗だと評判です。
- ヒーローがなぜそこまでヒロインに惹かれたのかが伝わりにくく、ヒーローが強烈すぎてヒロインの印象が薄いという意見が多くありました。
- ひどい仕打ちをしてきた叔父をかばい続けるヒロインに共感できない、兄との確執や悪役の扱いが消化不良だという声もあります。
堕ちた聖職者は花を手折る (山野辺りり)
ポイント 奪われた王位をめぐる陰謀と断罪劇が、恋と並んで読みごたえを生む
神殿で下働きをするユスティネは、かつて王太子の座を追われて聖職者となったレオリウスの世話係に突然選ばれます。高貴な人に仕えることに戸惑いながらも、穏やかな彼の人柄に触れて、いつしか心を寄せるようになっていました。ところが、ある出来事をきっかけに彼は豹変し、ユスティネを神殿の奥深くに閉じ込めてしまって……。奪われた王位と逃れられない運命に翻弄される二人を描く物語です。
基本情報
| 著者 | 山野辺りり |
|---|---|
| 発売日 | 2020/07/01 |
| ページ数 | 308ページ |
| 評価 | 4.0 |
| スコア | 80 |
口コミ
- 文章と構成のうまさが好評です。王位を奪った叔父を追い詰めて断罪する場面には予想外の展開もあり、読みごたえがあったという声が多くありました。
- 描写が全体に美しく、つらい出来事も劇的な悲劇として魅せていると評判です。物語に合ったイラストも好評で、髪を切ったレオリウスが良かったという意見もあります。
- 崇高な聖職者から冷酷な復讐者、そして人間味のある姿へと変わっていくヒーローの描き方に引き込まれたという声がありました。ヒーロー視点の章で心情がよくわかるという意見もあります。
- ヒーローの闇が中途半端で、ヒロインへの執着より母の仇討ちが中心に感じた、前半の仕打ちが辛くヒロインが許す流れに納得できないという声がありました。
- 「乙女」ひとりが国の行く末を左右するという設定に無理を感じた、世界観が浅いという意見もあります。
あなたが世界を壊すまで (クレイン)
ポイント 亡国の修道女が、神の愛し子を堕落させようと奮闘する異色の物語
侵略によって滅んだ国の王女で、修道女のクラウディア。家族の亡骸が晒され、辱められる姿を見た彼女は、憎しみと絶望から、『神の愛し子』クルトを堕落させて世界を滅ぼそうと決意する。世話係として取り入り、『暴食』『怠惰』と次々に罪を犯させるものの、世界が滅びる気配はない。焦った彼女は彼を『色欲』に溺れさせようとするが……。神の子と亡国の王女の物語です。
基本情報
| 著者 | クレイン |
|---|---|
| 発売日 | 2023/03/01 |
| ページ数 | 286ページ |
| 評価 | 4.5 |
| スコア | 88 |
口コミ
- 七つの大罪を使って神の子を堕落させようとする過程が、世間知らず同士の二人のやりとりでどこかコミカルに描かれ、面白いという声が多くありました。
- 無感情だったヒーローが、ヒロインと触れ合ううちに人間らしくなり、彼女だけに執着していく姿が好評です。後半のヒーロー視点で明かされる真相に唸らされると評判で、鈴ノ助さんのイラストも美麗です。
- ヒロインの家族の最期の描写が凄惨で、読むのがつらいという声がありました。
- 壮大な設定のわりに展開が予定調和で、神の子の正体が曖昧なまま終わるという意見もあります。
咎の楽園 (山野辺りり)
ポイント 閉ざされた島の教会と教団の真実に迫っていく、重厚な世界観
外界から閉ざされた島の教会で、聖女として決められた祈りを捧げるだけの日々を送ってきたルーチェ。その静かな日常は、若き伯爵フォリーとの十三年ぶりの再会で一変する。彼女を強引に島から連れ出したフォリーは、決して逃がそうとしない。初めて外の世界に触れたルーチェは、祈るだけでは人を救えない現実を知り、やがて自分を縛ってきた教団の真実へと近づいていく……。歪んだ愛と救いを描くロマンスです。
基本情報
| 著者 | 山野辺りり |
|---|---|
| 発売日 | 2014/04/01 |
| ページ数 | 302ページ |
| 評価 | 3.4 |
| スコア | 73 |
口コミ
- 腐敗した教団や聖女の役割に隠された真実など、重く暗い世界観に引き込まれたと好評です。歪んだ理想を抱く世話係マリエスなど、悪役の造形が良かったという声が多くありました。
- 一途にヒロインを救い出そうとするヒーローの姿や、救いのない展開から道が開けていく終盤に感動したと評判です。イラストが美しいという声もありました。
- 多くの出来事が会話の中の説明で片づけられ、終盤やその後の解決が駆け足に感じたという意見があります。
- 展開が読めてしまい、ときめきが薄かったという声もありました。
調査対象の騎士団長は触れたら火傷しちゃう系〈物理的に!〉 (朱里雀)
ポイント 教会から送り込まれた間諜と、呪われた騎士団長の敵同士の恋
「こんにちは、私は間諜です!」――騎士団と対立する教会から送り込まれたのに、なぜか自ら正体を明かす元聖女のアリア。触れた者を焼いてしまう騎士団長グレイグの呪いを和らげることを条件に、監視生活を楽しむ日々を送るうちに、面倒見がよく頼もしい彼に惹かれていく。けれど二人は本来、敵同士で……。
基本情報
| 著者 | 朱里雀 |
|---|---|
| 発売日 | 2022/10/28 |
| ページ数 | 283ページ |
| 評価 | 4.2 |
| スコア | 82 |
口コミ
- 軽快な出だしからは想像できない、重い過去と騙し合いが絡むシリアスな物語で、展開が読めず一気読みしたという声が多くありました。
- 一人で戦ってきたヒロインを包み込む、器の大きい騎士団長が素敵だと評判です。騎士団の個性豊かな仲間たちとのやりとりも楽しめます。
- ヒロインが飄々としていてつかみにくく、あっさりヒーローを好きになったのが物足りないという声がありました。
- あとがきや番外編に好みの分かれる要素があるので注意が必要だという意見もあります。
TL:修道院から始まる恋
復讐の甘い檻 (最賀すみれ)
ポイント 修道院で罪を背負って暮らす令嬢の前に、引き裂かれた恋人が現れる
政敵同士の家に生まれながら、ひそかに愛を育んでいたルヴォー家の令嬢アイディーリアとフォンタナ家の嫡子シルヴィオ。だがルヴォー家の陰謀でフォンタナ家は粛清され、シルヴィオは行方知れずに。五年後、罪の意識を抱えて修道院で暮らす彼女の前に、隣国の大公となった彼が現れる。「おまえに許されるのは、俺の慈悲を乞うことだけだ」――復讐を誓う大公と贖罪に囚われた令嬢、引き裂かれた恋人たちの再会を描く物語です。
基本情報
| 著者 | 最賀すみれ |
|---|---|
| 発売日 | 2020/01/01 |
| ページ数 | 328ページ |
| 評価 | 4.3 |
| スコア | 84 |
口コミ
- ロミオとジュリエットのような始まりから、裏切りと誤解のアップダウンを経てハッピーエンドへ向かう展開に引き込まれたという声が多くありました。
- 復讐のつもりでもヒロインへの想いを隠しきれないヒーローの葛藤や、思わず漏れた「僕の女神」という言葉が胸に響いたと評判です。ヒーローの部下たちの明るさが暗くなりすぎない救いになっているという意見もあります。
- 再会後のヒーローのヒロインへの扱いがひどく、人格を疑ったという声がありました。
- 国王や王妃をめぐる話の処理が惜しい、その後の二人と国の行方をもう少し読みたかったという意見もあります。
償いの調べ (富樫聖夜)
ポイント 最後の視点の切り替えで、それまでの印象が覆る仕掛けのある物語
馬車の事故で両親と姉を失い、その原因が自分にあると思い詰めた伯爵令嬢シルフィス。身分を捨てて修道院で償いの日々を送っていた彼女の前に、辺境伯アルベルトが現れる。彼はシルフィスの初恋の人であり、亡き姉の婚約者だった男。強引に屋敷へ連れ戻され、償いを求められるシルフィスだったが、そこへ姉の恋人を名乗る男まで近づいてきて……。事故の真相と彼の本心が明かされていく、仄暗い執着愛の物語です。
基本情報
| 著者 | 富樫聖夜 |
|---|---|
| 発売日 | 2013/06/01 |
| ページ数 | 302ページ |
| 評価 | 3.9 |
| スコア | 78 |
口コミ
- 最後のヒーロー視点のエピローグでそれまでの印象がひっくり返り、ぞくっとしたという声が多くありました。警備の甘さまで計算ずくだったとわかる仕掛けが好評です。
- 姉の婚約の裏や両親の思惑が少しずつ明かされる、ミステリーのような展開が面白いと評判です。穏やかに見えた従兄ロッシェまで食えない人物だったのも印象に残ったという声がありました。
- 中盤までヒロインが同じことで悩み続け、悲劇に浸る様子にいら立ったという意見が多くありました。
- 内容は良いのに挿絵が好みに合わず残念だったという声も目立ちます。
贖罪結婚 (富樫聖夜)
ポイント 修道院で暮らしていた令嬢と、初恋の王弟との償いの結婚
国王の独断で父が反逆罪に問われ、一族を失ったクラウディア。修道院でつつましく暮らして約六年、父の冤罪が認められ、王家の償いとして王弟アルヴィンとの結婚が決まります。相手は彼女の初恋の人。まるで真綿でくるむように大切にされながらも、これは贖罪にすぎないと自分に言い聞かせるクラウディア。けれどその裏で、彼女の命を狙う動きが進んでいて……。腹黒な王弟と冤罪で家族を奪われた令嬢の、六年越しの執着愛を描くロマンスです。
基本情報
| 著者 | 富樫聖夜 |
|---|---|
| 発売日 | 2022/02/01 |
| ページ数 | 382ページ |
| 評価 | 4.0 |
| スコア | 80 |
口コミ
- 家族を失ったヒロインがヒーローに胸の内をさらけ出す場面に心を揺さぶられたという声が多くありました。守られるだけでなく自分から動こうとする芯の強さも好評です。
- 爽やかなシンデレラストーリーに見えて、最後の最後で明かされる登場人物たちの本性にぞっとしたと評判です。結末を知ってから読み返すと印象が変わるという感想もあります。
- 国を動かす王妃の怖さと格好よさ、ヒロインを支える護衛や侍女の頼もしさなど、脇役の存在感も楽しめたという意見がありました。
- 設定は好みだが全体に平坦で盛り上がりに欠ける、悪役や国王の扱いがあっさりしていてもやもやするという意見があります。
- 挿絵の雰囲気が物語のイメージに合わなかったという声もありました。
偽りの王の想い花 (春日部こみと)
ポイント 初恋の人と瓜二つの王をめぐる謎が、ほの暗い宮廷劇を形づくる
両親を亡くし、修道女見習いとして暮らしていたピオニー。ある日、国王から愛妾になるよう命じられる。王は、かつて森で心を通わせた初恋の人ザックと瓜二つ。けれど陽気で傲慢な王は、寡黙で思慮深かったザックとはまるで別人だった。落胆するピオニーの前で、次に会った彼は自らをザックだと名乗り……。謎めいた美貌の王が、想い人を手に入れるためにすべてを壊していく、ほの暗い宮廷ロマンスです。
基本情報
| 著者 | 春日部こみと |
|---|---|
| 発売日 | 2020/10/01 |
| ページ数 | 316ページ |
| 評価 | 4.0 |
| スコア | 80 |
口コミ
- yocoさんのモノクロ挿絵が、ビアズリーやアール・ヌーヴォーを思わせる耽美な線で物語の雰囲気にぴったりだと絶賛されています。
- 登場人物の誰もがどこか歪んでいる仄暗い世界のなかで、主人公二人が互いだけを支えに「二人だけの世界」を作り上げていく姿が美しいと評判です。ヒーロー側の視点で想いの深さがよくわかるのも好評でした。
- 王をめぐる仕掛けが序盤で読めてしまう、ヒーローの策が詰めの甘いところもあるという声が多くありました。
- 悪役が非常に悪く人もたくさん亡くなるため読む人を選ぶ、ヒロインの活躍の場がもう少し欲しかったという意見もあります。
BL:神官・修道士・聖職者の恋
はぐれ銀狼と修道士 (栗城偲)
ポイント 身寄りのない修道士と孤独な人狼が、寄り添って家族になっていく
村人をさらって喰らう凶暴な狼男を退治してこい――司祭から無理難題を押しつけられ、ひとりで山へ向かった修道士のシリル。死を覚悟した彼の前に現れたのは、美しい銀狼のグレアムだった。怪我で動けないシリルを、青年の姿に変身して助けてくれた彼は、噂とは正反対の穏やかな人狼で……。孤独な二人が寄り添い、家族になっていく物語です。
基本情報
| 著者 | 栗城偲 |
|---|---|
| 発売日 | 2022/06/01 |
| ページ数 | 321ページ |
| 評価 | 4.4 |
| スコア | 86 |
口コミ
- 身寄りのない修道士と、ひとりきりで暮らしてきた人狼が、互いを思いやって寄り添っていく姿が優しく温かいという声が多くありました。
- 前半は事件の真相に迫るミステリー、後半は新天地での二人の暮らしが描かれ、攻め視点も好評です。純真な人狼グレアムが可愛いと評判です。
- 里の大人たちの冷酷さに腹が立ち、読み返すのがつらいという声がありました。
- 修道士や教会の設定に違和感がある、謎解きが中途半端という意見もあります。
騎士皇子は聖職者に溺愛を捧ぐ (松幸かほ)
ポイント 聖職者を目指す隣国の王子に、勇猛な騎士皇子が一途に通い詰める
跡目争いを避け、聖職者として生きるために隣国の帝国で研修を受けている第五王子イリス。皇帝一家の幼い皇子に懐かれたことをきっかけに、第三皇子で勇猛な騎士クリストフェルが何かとイリスのもとに顔を出すようになる。愛情の薄い王家で育ったイリスは、彼が自分だけに向ける優しさに戸惑いながらも惹かれていき……。
基本情報
| 著者 | 松幸かほ |
|---|---|
| 発売日 | 2022/08/19 |
| ページ数 | 255ページ |
| 評価 | 4.2 |
| スコア | 83 |
口コミ
- 不遇な生い立ちでも驕らず、言うべきことは言える品のある受けと、一目惚れして一途に通い詰める騎士皇子の組み合わせが好評です。
- 甥の幼い皇子が可愛く、周りも良い人ばかりで、穏やかな気持ちで読めるという声が多くありました。
- 山場が少なく平坦で、盛り上がりに欠けるという声がありました。
- 悪役があっさりしていて、ファンタジー設定の掘り下げがないという意見もあります。
騎士と聖者の邪恋 (宮緒葵)
ポイント 美貌の司教と騎士団長が、謎めいた青年の関心を競い合う
王都で音信不通になった幼なじみを探したい――。固い決意を胸に、田舎から旅に出た青年ニカ。着いて早々に出会ったのは、高い魔力と美貌を誇る司教シルヴェストと、獣も一撃で倒す騎士団長ザカリアスだった。地位も名誉もある二人に、ニカは少しも興味を示さない。魔力すら無意識に退ける彼は、一体何者なのか…? 犬猿の仲の二人は、競うようにニカの関心を引こうとして!?
基本情報
| 著者 | 宮緒葵 |
|---|---|
| 発売日 | 2022/11/01 |
| ページ数 | 385ページ |
| 評価 | 4.5 |
| スコア | 87 |
口コミ
- 謎や伏線がきちんと回収されるファンタジーとして面白く、BLにしておくのがもったいないという声がありました。
- 純朴なのに男前な受けと、受けをめぐって張り合いながら手を組む腹黒な攻め二人の関係が魅力だと評判です。祖父の正体にも驚かされます。
- 視点が三人でころころ変わり、読みにくいという声がありました。
- 受けの初恋の相手の結末や、攻めたちの執着の描き方は好みが分かれます。後半は官能的な場面が濃いめです。
神官騎士は黒翼の忌み子を寵愛する (杉原朱紀)
ポイント 神殿の片隅で疎まれてきた受けを、新任の神官長が気にかける
珍しい黒髪黒瞳と、肌に浮かぶ痣のせいで、中央神殿の片隅で疎まれながら暮らすノア。前世の記憶を持つ彼の望みは「本が読みたい」ことだけ。そこへ神官長として赴任してきたのは、由緒ある貴族の末裔で魔術騎士でもあるアルベルトだった。ノアの健気さと聡明さをいたく気に入った彼は、何かと目をかけるようになって……。
基本情報
| 著者 | 杉原朱紀 |
|---|---|
| 発売日 | 2022/10/19 |
| ページ数 | 350ページ |
| 評価 | 4.3 |
| スコア | 84 |
口コミ
- 不遇な境遇でも小さなことに幸せを見つける、健気で賢い受けを応援したくなるという声が多くありました。
- 独占欲を隠さない攻めの溺愛ぶりに加え、受けの体に宿る神獣セレスがいい味を出していると評判です。国を揺るがす陰謀と、意外な真犯人の正体も読みどころです。
- 序盤の受けへの扱いがひどく、読んでいてつらいという声がありました。
- 長い物語なのに、読み足りない部分が残るという意見もあります。
覇狼王の后(上) (宮緒葵)
ポイント 戦火の神殿で傭兵を手当てした神官が、思わぬ運命に巻き込まれる
隣国の侵略で戦火に追われた人々が逃げ込む神殿。神官のアリーシェは、矢傷を負って倒れていた傭兵を見つけ、手当てをする。だがその男ヴォルフは「鮮血」の異名を持つ危険な人物だった。アリーシェを女神と呼び、獰猛なまなざしで迫る彼は、神殿の人々を人質に取ってアリーシェを連れ去ってしまう。誰にも知られたくなかった身体の秘密まで暴かれて……。黒狼の伝説を下敷きにした、上下巻のファンタジーの上巻です。
基本情報
| 著者 | 宮緒葵 |
|---|---|
| 発売日 | 2018/03/01 |
| ページ数 | 303ページ |
| 評価 | 4.3 |
| スコア | 84 |
口コミ
- 先が読めそうで読めない展開に一気読みした、戦いの場面に臨場感があるという声がありました。伝説を下敷きにした世界観がしっかりしていて読み応えがあると評判です。
- 不器用で歪んでいながら一貫してアリーシェだけを求めるヴォルフの執着が、執着攻めが好きな人にはたまらないという意見があります。下巻が待ち遠しいという声も多くありました。
- 上巻では二人の関係がほとんど改善せず、無理やりな関係とつらい展開が続くので、両性具有や男性の妊娠の設定が苦手な人には勧められないという声が多くありました。
- 受けが悲観ばかりで疲れる、ヒーローに魅力を感じない、個人サイトで公開されていた話の改稿だと明記してほしかったという意見もあります。
我が王と賢者が囁く (飯田実樹)
ポイント 旅好きの聖職者が南の島国に落ち、王に見初められて王妃となる
自由を愛する聖職者リーブは、旅の途中で「精霊の回廊」に飛び込み、遠い南の島国シークへと落ちてしまう。待っていたのは、夢に見た「白き宝珠」こそが運命の伴侶だと信じる王バード。リーブに一目で惚れ込んだバードは、戸惑う彼を強引に王妃として迎えてしまう。けれどバードは約束を守り、決して無理強いはしなかった。結婚から始まった二人の心は、少しずつ近づいていき……。王と大魔導師の恋を描くファンタジーの第1巻です。
基本情報
| 著者 | 飯田実樹 |
|---|---|
| 発売日 | 2018/08/01 |
| ページ数 | 257ページ |
| 評価 | 4.2 |
| スコア | 82 |
口コミ
- 強引ながら約束を守り、リーブを一途に想う王バードの包容力が好評です。守られるだけでなく、自分の力で国の危機を救う強くしっかりしたリーブとの組み合わせが良かったという声が多くありました。
- 蓮川愛さんのイラストが美しく、褐色で筋肉質な王や美しいリーブのイメージがぴったりだと評判です。告白の場面にときめいた、後日談で国民の二人への愛が伝わったという意見もあります。
- 想いが通じ合う場面の心情の変化が急に感じられ、置いていかれたという声がありました。リーブの出自や失った記憶の謎が回収されず、一冊では物足りないという意見が目立ちます。
- 文章や言葉の使い方が合わなかったという声がありました。作者のサイト掲載時にあった導入部分が削られたのを残念がる声もあります。
選ぶときのコツ
聖職者ものは、ヒーローが穏やかな顔の裏に執着を隠しているタイプと、修道院で暮らすヒロインが外の世界へ連れ出されるタイプで読み味が変わります。
口コミでは宗教色の強い価値観や重い展開に好みが分かれる作品もあるので、明るく読みたい方は「優しい」「温かい」という声が多い作品から選ぶのがおすすめです。
眼鏡神父の執着愛 花嫁にえっちな福音 (月神サキ)
ポイント 敬虔な眼鏡神父が、愛する花嫁にだけ見せる抑えきれない執着と情熱
親の借金のため、好きでもない相手と婚約している伯爵令嬢。週に一度通う教会で、金髪に眼鏡の似合う神父テセウスを遠くから眺めることだけが、彼女のささやかな楽しみでした。ところがある日、その憧れの神父から想いを告げられます。婚約者のいる身では許されないと逃げる彼女を、テセウスは決して離そうとせず……。一途すぎる神父に追いかけられる、執着と溺愛のラブストーリーです。
基本情報
| 著者 | 月神サキ |
|---|---|
| 発売日 | 2018/06/01 |
| ページ数 | 304ページ |
| 評価 | 3.9 |
| スコア | 78 |
口コミ
- 丁寧な言葉づかいの腹黒な眼鏡神父が、逃げるヒロインをどこまでも追いかけ囲い込んでいく執着愛が良かったという声が多くありました。
- 神父と聖女という組み合わせが新鮮で、陰謀も絡む分かりやすい展開でスラスラ読めると好評です。官能的な場面が多いという感想もあります。
- 最後に明かされる敵の件などがあっさり解決し、物足りなさや詰め込みすぎを感じたという声がありました。
- イラストが好みに合わなかった、ヒロインが良い子すぎるという意見もあります。
愛のマタドール (華藤えれな)
ポイント 情熱の国スペインを舞台に、闘牛士と聖職者のあいだで燃え上がる禁断の愛
心に深い傷を抱え、スペインの修道院で神学生として暮らす颯也。ある夜、酒場で声をかけてきた優雅で傲慢な男ユベールに強引に誘われ、一夜を共にしてしまいます。素性も知らない彼がふと見せる孤独の影に惹かれていく颯也でしたが、罪に堕ちる前にと別れを決意したとき、彼こそがスペイン中を熱狂させる闘牛士だと知って……。死に魅入られた闘牛士と、贖罪に生きる神学生の禁じられた恋の物語です。
基本情報
| 著者 | 華藤えれな |
|---|---|
| 発売日 | 2012/11/01 |
| ページ数 | 254ページ |
| 評価 | 4.2 |
| スコア | 82 |
口コミ
- スペインの街並みや闘牛の場面の臨場感あふれる描写に引き込まれ、現地に行きたくなったという声が多くありました。フラメンコを踊る場面が印象的だったという感想もあります。
- どちらも壮絶な過去を背負った二人が、ぶつかり合いながら互いを受け入れていく心の動きが丁寧に描かれていると評判です。葛西リカコさんのイラストも美麗だと好評です。
- わざと大怪我をしたり突き放したりするユベールの振る舞いが理解できず、萌えきれなかったという意見があります。
- 想いが通じ合ってからすぐに話が終わってしまい、もっと二人の甘い姿を見たかったという声もあります。
