人の何倍も長く生きる神様が、たった一人の人間に心を寄せる。
神様との恋は、孤独な神がぬくもりを知っていく切なさと、神域で大切に守られる甘さが魅力です。
嫁入りや花嫁の約束から始まる和風の物語のほか、神子として異世界に召喚されたり、神官が運命の相手と出会ったりと、神話を下敷きにした恋の形もさまざまです。
こんな人におすすめ
- 孤独な神様が人間の誠実さに心を開いていく物語が好きな方
- もふもふの姿をした神様との、ほのぼのした暮らしに癒されたい方
- 神子や神官として選ばれた主人公が、運命の相手と結ばれる物語を読みたい方
山の神・狐神・狗神に見初められて
狗神サマにお仕えします! (小中大豆)
ポイント 神社の奥ノ院で、尊大だけど面倒見のいい狗神のお世話係に
山奥の神社に勤めることになった朝比は、主祭神である狗神・大真名神にその巫力を見込まれ、神様が住まう奥ノ院でお世話係として働くことになる。尊大に見えて意外と面倒見のいい大真名神や、かわいらしい子天狗たちと暮らすうちに、朝比は少しずつ神様に惹かれていくが……。尊大な狗神様と働き者のお世話係の、ほのぼのとした同居ラブストーリーです。
基本情報
| 著者 | 小中大豆 |
|---|---|
| 発売日 | 2017/02/01 |
| ページ数 | 216ページ |
| 評価 | 4.4 |
| スコア | 86 |
口コミ
- もふもふの神様と健気な朝比の穏やかなカップルに、個性的な神様たちがわちゃわちゃと絡む楽しいお話だという声が多くありました。痛絵馬や福利厚生など、神様たちが妙に人間界になじんでいるのも面白いと評判です。
- 神使の子天狗・桔梗と蘇芳がとにかく可愛く、癒やされるという声が目立ちます。重い話を読んだ後にゆったり楽しめる、平和でほんわかした一冊だと好評です。
- 神様が朝比に惹かれていく決め手が弱い、他の神様たちももっと話に絡んでほしかったという意見があります。
- 朝比の実家や養父の扱いにイライラしたという声もありました。
十六夜月と輪廻の恋 (小中大豆)
ポイント 呪いの山で出会った山神と、前世から続く縁をたどる
亡き祖父の家がある山あいの村に越してきた小説家の梗介。その日から、着物姿の子どもに「山に入ってはならん」と忠告される不思議な夢を見るようになる。地元で「呪いの山」と恐れられる森がどうしても気になり、足を踏み入れた梗介は道に迷ってしまう。そこへ現れたのは、犬の耳と尻尾を持つ高貴で不機嫌そうな山神・十六夜で……。前世から続く縁を描く輪廻転生のラブストーリーです。
基本情報
| 著者 | 小中大豆 |
|---|---|
| 発売日 | 2019/12/01 |
| ページ数 | 277ページ |
| 評価 | 4.4 |
| スコア | 86 |
口コミ
- 前世、そのまた前世から続く二人の縁が切なく、封印が解けて終わりではなく、その先の思いまで描かれているところが良かったという声が多くありました。「そう来たか」という展開に驚いたという感想も目立ちます。
- 山で十六夜と暮らす子どもたち、茜・若葉・空が可愛らしく、物語を優しくしていると好評です。梗介が作る美味しそうな料理の場面も楽しいと評判です。
- シリアスな過去と現在の甘さのバランスが良く、最後にみんなが幸せになる大団円で安心して読めるという意見があります。
- 前世の記憶と現在の記憶が入り混じる説明が分かりにくく、転生後の話は蛇足に感じたという声がありました。
- 設定を詰め込みすぎて一冊では足りない、山神になった経緯や犬の月光のその後を知りたかったという意見もあります。
狗神の花嫁 (樋口美沙緒)
ポイント 昼は銀狼、夜は人の姿になる神。真名当てが鍵を握る御伽草子
かつて雪山で遭難したところを、山を治める九尾の狼に救われた比呂。「いつか迎えに行く」という言葉は夢だと思っていたのに、約束の日、祖母が倒れたその晩に狗神が現れ、比呂は強引に神の領域へ連れ去られてしまう。人々に忘れられて力を失いかけた狗神は、比呂を伴侶として冷たく扱い、祖母のもとへ帰る道は彼の真名を当てることだけ。昼は美しい銀狼、夜は傲慢な男の姿になる神との、恋の御伽草子です。
基本情報
| 著者 | 樋口美沙緒 |
|---|---|
| 発売日 | 2012/01/01 |
| ページ数 | 285ページ |
| 評価 | 4.4 |
| スコア | 86 |
口コミ
- 序盤のすれ違いはつらいものの、狗神の孤独や優しさが少しずつ見えてくる過程が丁寧で、何度も泣いたという声が多くありました。人に忘れられ、土地を切り刻まれた神の嘆きが胸に迫ると評判です。
- 眷属の藤と茜が魅力的で、とくに仔狼の茜が可愛いと好評です。正直に揺れてしまう狗神の尻尾や、藤や茜に焼きもちを焼く姿にも萌えたという意見があります。
- 樋口美沙緒さんらしく感情の描き方が巧みで、祖母の教えや里の開発問題も後半できちんと整理され、すっきり読み終えられると評判です。
- 比呂の頑なな態度や神様への口のきき方にいらいらして、入り込めなかったという声が多くありました。
- 祖母の死に目に会えないなど比呂に理不尽なことが重なり、狗神のふるまいにも納得しきれなかったという意見もあります。
狐の婿取り (松幸かほ)
ポイント 力の衰えた狐神が、誠実な医師のやさしさに心をほどいていく
山奥の祠で、ちび狐の陽とひっそり暮らす狐神の琥珀。人々の信仰を失って妖力が衰え、人との関わりを避けていた彼は、ある日大怪我を負い、村にやって来た医師の涼聖に助けられる。人前に姿を見せてはならないという掟から涼聖を拒む琥珀だったが、彼の誠実なやさしさと、すっかり懐いた陽の姿に、凍えていた心が少しずつほどけていく。三人で過ごす穏やかな日々に幸せを覚え始めた矢先、琥珀の体に思いがけない変化が訪れて……。人気シリーズの第1巻です。
基本情報
| 著者 | 松幸かほ |
|---|---|
| 発売日 | 2014/01/01 |
| ページ数 | 237ページ |
| 評価 | 4.4 |
| スコア | 86 |
口コミ
- みずかねりょうさんのイラストで描かれる子狐の陽がとにかく可愛く、癒されるという声が多くありました。命がけで陽を育ててきた琥珀の姿や、涼聖の祖母のエピソードにほろりとしたという感想もあります。
- 過疎の村で祀られなくなった神様と人間の医師、子狐の三人による疑似家族のほのぼのとした暮らしが好評です。悪い人が出てこず、軽い文体で読みやすいと評判です。
- 展開が穏やかでなめらかすぎ、起伏や胸の高鳴りが物足りなかったという意見がありました。
- 電子版に誤字脱字が多い、巻末の小話の展開が好きになれなかったという声もあります。
白狼さまの恋ぐすり (雨月夜道)
ポイント 病を抱える白狼の山神と、命をかけて彼を治そうとする薬師
人も獣も分けへだてなく救い、「おくすりさま」と慕われる薬師の弥一。山の利権をめぐる人間と山神の争いに巻き込まれて傷を負った彼を助けたのは、子どもの頃に一度だけ出会った白狼の山神・月白だった。神域の屋敷で、月白が治らない病を抱えていると知った弥一は、命をかけて彼を治そうと心に決める。そんな弥一に、月白は「これからは本気で口説く」と宣言して……。山神と薬師の恋を描く和風ファンタジーです。
基本情報
| 著者 | 雨月夜道 |
|---|---|
| 発売日 | 2019/08/01 |
| ページ数 | 232ページ |
| 評価 | 4.5 |
| スコア | 86 |
口コミ
- 攻めの山神が病弱で健気という珍しい設定が新鮮で、どちらも意志を持った男前同士のカップルが良かったという声が多くありました。
- 熊の金太郎や猪のふうこ、月白の妹など周りのキャラクターがみんな可愛く、切ない物語の中で心を和ませてくれると好評です。サマミヤアカザさんのイラストも色気があって素敵だと評判です。
- 展開がだらだらせず、後日談まで含めてしっかりハッピーエンドなのがうれしいという感想もありました。
- 悪政を敷く領主の振る舞いや、弥一への月白の兄の仕打ちなど、読んでいてつらい場面もあるという意見がありました。
ひと味違う神様たち
もふもふしたくば嫁になれ (水瀬結月)
ポイント もふもふ好きの青年が、狼の神様にうっかり花嫁の誓いを
祖父に代わって、狼を祀る大神塚の管理をしている藤。ある時、危ないところを銀色の狼に救われ、思わず花嫁になると誓ってしまう。翌日さっそく藤の家を訪ねてきた銀狼は、「ロウ」と名乗る美丈夫の姿に変わり、強引に迫ってきて……。もふもふをこよなく愛する青年と狼の神様の、甘くほのぼのとしたラブストーリーです。
基本情報
| 著者 | 水瀬結月 |
|---|---|
| 発売日 | 2014/08/01 |
| ページ数 | 217ページ |
| 評価 | 3.9 |
| スコア | 78 |
口コミ
- 主人公が筋金入りのもふもふ好きで、ロウやオコジョ、動物たちのもふもふぶりがたっぷり描かれていると評判です。もふもふに嫉妬する神様が可愛いという声も多くありました。
- 込み入った話ではなくすんなり読めて、読後に温かい気持ちになれる溺愛ものとして好評です。
- みろくことこさんの丸みのある可愛らしいイラストが作品にぴったりで、挿絵が多いのも嬉しいという意見もあります。
- 展開がある程度読めてしまうという声や、終盤の大事な場面に誤植があって残念だったという意見がありました。
沼の竜宮城で、海皇様がお待ちかね (綺月陣)
ポイント 近畿弁でしゃべり倒す美しい海皇神と、冷静な会社員の掛け合い
小さな不動産会社の新人・水上来人は、相続した山の処分に困る客のため、伊勢神宮にほど近い山へ調査に出かける。インドア派の来人が山奥で迷いかけたそのとき、目の前に現れたのは小さな沼。まばゆい光とともにそこから姿を見せたのは、息をのむほど美しい海皇神だった。ところがこの神様、なぜか近畿弁で陽気にしゃべり倒し、来人を沼の底へ引きずりこんで……。神様と会社員の恋を描く、ハイテンションなファンタジー・コメディです。
基本情報
| 著者 | 綺月陣 |
|---|---|
| 発売日 | 2020/09/20 |
| ページ数 | 270ページ |
| 評価 | 3.9 |
| スコア | 78 |
口コミ
- 美形なのに近畿弁でまくしたてる海皇様と、冷静にツッコむ来人のやりとりが漫才のようで、笑いながら一気に読めたと評判です。二十年も来人を待っていた一途さにほろりとしたという声もありました。
- 金の斧や浦島太郎といった昔話に、ゼウスや天照大神まで登場する何でもありの設定が楽しいと好評です。職場の先輩・角崎さんとのかみ合わない会話も笑いどころに挙げられています。
- 小山田あみ先生の涼しげなブルーの表紙や挿絵が美しいという声が多くありました。落ち込んだときに気楽に読める明るい一冊だと評判です。
- ノリとツッコミの勢いや近畿弁になじめず入り込めなかった、BLらしい切なさやときめきは薄いという意見がありました。
- 展開が唐突で大団円が早くに見えてしまう、受けが子を宿す設定などが盛りだくさんすぎて食傷気味になったという声もあります。
異世界龍神の夫選び (かがちはかおる)
ポイント 出勤途中に転生したら龍神様。雨を降らせるため夫を選ぶことに
目覚めると見知らぬ世界にいて、頭には二本の角が生えていた。出勤途中だった青年は、「龍神様」に転生していたのだ。世話係は、端麗な顔立ちの堅物の官吏エイメイ。干ばつが続く嘉の国に雨をもたらすため天から降りてきたのだから、一日も早く力を取り戻してほしい――そう告げられるが、そのためには人間の中から夫を選び、夜を共にする必要があると知らされて……。
基本情報
| 著者 | かがちはかおる |
|---|---|
| 発売日 | 2024/03/20 |
| ページ数 | 281ページ |
| 評価 | 4.4 |
| スコア | 86 |
口コミ
- 堅物の官吏にぽんぽん言い返す、メンタルの強い龍神様が小気味よく、可愛らしいという声がありました。ハードな展開はなく、爽やかな読後感です。
- 龍神様と選ばれた相手の、誠実で真剣な想いが周りにもよい影響を与えていく結末が心地よいです。
- 社会人から転生したとは思えないほど主人公が幼く、異世界転生の設定も必要だったのか疑問だという声が多くありました。
- 二人が惹かれ合う理由が浅く、展開が唐突に感じたという意見もあります。
白虎さまの守り神 (雨月夜道)
ポイント 神獣の里と夢の記憶が交差し、ほのぼのから深い物語へ
傷だらけで記憶を失い、神獣たちが暮らす里で目を覚ました雪直。戦神の白虎・銀と、その僕であるチビ虎のコマの家に身を寄せ、ぶっきらぼうながら温かい気遣いに心を癒されていく。やがて銀に惹かれていく雪直だが、繰り返し見るのは、非情な剣士として人々を斬る自分の夢だった。記憶が戻れば大切な者たちを傷つけてしまうのでは――と恐れた雪直は、里を去ろうとして……。もふもふの天界ファンタジーです。
基本情報
| 著者 | 雨月夜道 |
|---|---|
| 発売日 | 2017/09/01 |
| ページ数 | 230ページ |
| 評価 | 4.3 |
| スコア | 84 |
口コミ
- 絵柄やタイトルからほんわかした話だと思ったら、記憶とともに物語が深まっていく骨太な作品だったという声が多くありました。事情がわかってから読み返すとより楽しめるとも評判です。
- シリアスな展開の合間に、神馬・伝馬の突き抜けたキャラクターが笑わせてくれると好評です。獣姿の銀やコマと一緒に昼寝する場面に癒されたという感想もあります。
- シリアスな部分と可愛い部分がややかみ合わず、際立つものが弱かった、最後はもっと甘くてもよかったという声がありました。
- 前半の銀との交流部分がやや長いという意見もあります。
神子・神官として選ばれて
ギフテッドアルファ王と召喚されたハズレ神子 (滝沢晴)
ポイント ハズレと呼ばれた神子が、王の伴侶選びの競争に加わる
地味で、ハズレくじのような人生を送ってきた図書館司書の文森章。ある晩、古い貴重書の修復中に、見知らぬ世界へ飛ばされてしまう。そこはムゼ王国。章は、ギフテッドアルファと呼ばれる国王アスラン三世の力を目覚めさせる神子として召喚されたらしい。けれど番にふさわしい能力はなく、ここでもハズレの烙印を押されて、ほかの候補たちと伴侶を選ぶ競争に加わることに……。異世界召喚とオメガバースを組み合わせたファンタジーです。
基本情報
| 著者 | 滝沢晴 |
|---|---|
| 発売日 | 2023/09/20 |
| ページ数 | 288ページ |
| 評価 | 4.5 |
| スコア | 89 |
口コミ
- 人前では厳格な王なのに、章の前では泣き虫で愛の重いアスランのギャップが好評です。お揃いの寝間着をねだるなど可愛らしい場面に笑ったという声が多くありました。
- 特別な力を持たない章が、司書として身につけた技術と芯の強さで認められていく姿に励まされたという声がありました。もふもふの獣僕ヤノなど脇役たちも可愛いと評判です。
- オメガバースの設定が分かりやすく、初めての人にも向いているという意見があります。伏線がきちんと回収され、ストレスなく一気に読めたという声もありました。
- 王道で当て馬もいないぶん、展開がイージーで物足りない、ご都合主義に感じたという意見があります。一冊が短く、もっと読みたかったという声もありました。
軍人アルファと慈愛の神子 (伊勢原ささら)
ポイント 感情を映して姿を変える神獣の設定が光るオメガバース
深い森の奥の隠れ里で、神子アイはたった一人、十二頭の神獣シルラたちを守りながら暮らしている。人を癒す力を持つシルラは、敵意を向けられると鏡のように猛獣へと姿を変えてしまう。かつて戦争の兵器として利用された彼らを、二度と争いに巻きこませないことがアイの願いだった。そんなある日、国境警備軍の兵士アーサーと名乗る美丈夫が里に現れて……。神獣と神子、軍人をめぐるオメガバース・ファンタジーです。
基本情報
| 著者 | 伊勢原ささら |
|---|---|
| 発売日 | 2023/08/20 |
| ページ数 | 285ページ |
| 評価 | 4.3 |
| スコア | 85 |
口コミ
- 向けられた感情を映して姿を変えるシルラの設定が面白く、子シルラをはじめ神獣たちがとてもかわいいという声が多くありました。
- 最後まで対話と寛容を貫く神子に周りの人々や国までが感化されていく、優しく平和な物語だと好評です。つらすぎる展開がなく安心して読めると評判です。
- 生真面目で冷徹な軍人アーサーが変わっていく姿に加え、両国の国王のその後を描いたおまけのエピソードも微笑ましいという意見があります。
- 攻めの説明や相談が足りず、命令に背く場面でも謝らないのが気になったという声がありました。
- 争いがあっさり解決して切なさや緊張感が物足りない、表紙と挿絵の印象が違う、あらすじでオメガバースだとわからないという意見もあります。
白狼王の愛嫁 (櫛野ゆい)
ポイント 狼の神をあがめる国で、宮廷の思惑に揺れる王と神子の関係
狼の神をあがめる国トゥルクードを訪れた青年は、いきなり城へ連れて行かれ、百年に一度現れる特別な神子であり王の花嫁だと告げられる。戸惑う彼の前に現れたのは、白銀の毛並みをまとった狼の獣人の王ウルスだった。傲慢な王のそばに留め置かれることになった神子と、人の心の機微を知らない王。ぎこちない二人の関係は、宮廷の思惑に揺さぶられながら少しずつ変わっていき……。獣人の王と神子の運命を描く異世界ファンタジーです。
基本情報
| 著者 | 櫛野ゆい |
|---|---|
| 発売日 | 2015/06/01 |
| ページ数 | 252ページ |
| 評価 | 4.3 |
| スコア | 84 |
口コミ
- はじめは傲慢に見えたウルスが、神子の涙にうろたえてからは一転して過保護になっていく変化が面白いと評判です。人の気持ちに不器用な王の姿が可愛らしいという声が多くありました。
- 白銀の毛並みのもふもふした描写や、危機のたびに駆けつけるウルスの頼もしさが好評です。人の姿になった王を描いたイラストも美しいという意見があります。
- 誤解からすれ違う二人がもどかしく、王道の展開を安心して楽しめたという声がありました。
- 序盤のウルスの強引なふるまいが受け入れにくかった、王の孤独がもう少し伝わってほしかったという意見があります。
- 東洋風の世界なのに地の文に西洋の言葉が混ざる、時代に合わない道具が出てくるなど、世界観の細部が気になったという声もありました。
異世界で保護竜カフェはじめました (かわい恋)
ポイント 神子とあがめられた先で、竜好きの無口な王子と竜を守る
トラックにはねられた勇利が目を覚ますと、そこは昔読んだ絵本の世界だった。空には竜が飛び交い、城の小鳥や猫の言葉がわかるうえ、この先に起こることまで見えてしまう。なぜか「神子」とあがめられ、王子の番にされてしまった勇利。絵本で憧れた王子ジュリアンは無口で堅物だが、実は大の竜好きで、「竜と話せるなんて素晴らしい」と熱いまなざしを向けてきて……。竜を守るカフェを開くまでを描く、異世界トリップ・ファンタジーです。
基本情報
| 著者 | かわい恋 |
|---|---|
| 発売日 | 2020/12/01 |
| ページ数 | 323ページ |
| 評価 | 4.2 |
| スコア | 83 |
口コミ
- 無口で表情の乏しい王子ジュリアンが、竜の話になると目を輝かせる竜オタクだというギャップが好評です。不器用ながら勇利を大切にし、心がほどけるのを辛抱強く待つ誠実さにときめいたという声が多くありました。
- 竜たちや一緒に来た猫のクロとの会話が可愛らしく、竜の言葉がわかる勇利が人と竜の橋渡しになっていく流れに心が温まったと評判です。夏河シオリ先生のイラストも素敵だという意見があります。
- タイトルからほのぼのした話を想像すると、冒頭の強引な儀式の場面や重い展開に驚く、カフェが始まるのは後半になってからだという声が多くありました。
- 大神官や王の態度に納得がいかない、隣国とのことなど回収されない部分が残り終盤は駆け足だったという意見もあります。
覇狼王の后(上) (宮緒葵)
ポイント 神殿の神官が手当てした傭兵は、危険な異名を持つ男だった
隣国の侵略で戦火に追われた人々が逃げ込む神殿。神官のアリーシェは、矢傷を負って倒れていた傭兵を見つけ、手当てをする。だがその男ヴォルフは「鮮血」の異名を持つ危険な人物だった。アリーシェを女神と呼び、獰猛なまなざしで迫る彼は、神殿の人々を人質に取ってアリーシェを連れ去ってしまう。誰にも知られたくなかった身体の秘密まで暴かれて……。黒狼の伝説を下敷きにした、上下巻のファンタジーの上巻です。
基本情報
| 著者 | 宮緒葵 |
|---|---|
| 発売日 | 2018/03/01 |
| ページ数 | 303ページ |
| 評価 | 4.3 |
| スコア | 84 |
口コミ
- 先が読めそうで読めない展開に一気読みした、戦いの場面に臨場感があるという声がありました。伝説を下敷きにした世界観がしっかりしていて読み応えがあると評判です。
- 不器用で歪んでいながら一貫してアリーシェだけを求めるヴォルフの執着が、執着攻めが好きな人にはたまらないという意見があります。下巻が待ち遠しいという声も多くありました。
- 上巻では二人の関係がほとんど改善せず、無理やりな関係とつらい展開が続くので、両性具有や男性の妊娠の設定が苦手な人には勧められないという声が多くありました。
- 受けが悲観ばかりで疲れる、ヒーローに魅力を感じない、個人サイトで公開されていた話の改稿だと明記してほしかったという意見もあります。
超現実主義者と花の巫女の蜜約 (西野花)
ポイント 山奥の神社で暮らす隠し巫女と、神秘を信じない人気配信者
山奥の神社でひっそりと暮らす「隠し巫女」の紬。ある日そこへ、心霊スポットで霊に取り憑かれた人気動画配信者の友朗が、お祓いを頼みにやってくる。神秘的なものを信じない友朗は、珍しい隠し巫女そのものに興味津々。隠れ家ばかりか、巫女が実は男であることまで知られてしまった紬は、邪気を祓うため、友朗と特別な儀式に臨むことになり……。正反対の二人が惹かれ合う、オカルト風味のラブストーリーです。
基本情報
| 著者 | 西野花 |
|---|---|
| 発売日 | 2022/12/01 |
| ページ数 | 190ページ |
| 評価 | 4.2 |
| スコア | 83 |
口コミ
- この作者の作品には珍しい一対一の甘い恋で、嫌な人物が出てこず幸せな気持ちで読み終えられたという声が多くありました。
- 見た目は軽いのに誠実な友朗と、世間知らずで素直な紬の組み合わせが好評です。表紙と挿絵が美しいという感想も目立ちます。
- 官能的な場面は多いものの、お祓いという物語の必然があるので違和感なく楽しめたという意見もあります。
- 大きなこじれや邪魔が入らず、あっけなく終わったという声がありました。
- 作者らしい激しい展開を期待した人には肩透かしかもしれない、途中に小さな矛盾があったという意見もあります。
選ぶときのコツ
神様ものは、もふもふの神様とほのぼの暮らす作品と、神の孤独や運命を描くシリアスな作品で読み味が大きく変わります。
癒されたい方は感想で「ほのぼの」「嫌な人が出てこない」という声がある作品を、物語の厚みを求める方は「伏線」「一気読み」という声がある作品を選ぶのがおすすめです。
あわせて読みたい
あやかしや陰陽師も登場する和の物語は和風・大正ロマン特集、竜や神獣など人ならざる相手との恋は人外との恋の特集にもまとめています。
