すべてを置いて、この人と行く。
駆け落ちや逃避行の物語は、追っ手から逃れるはらはら感と、頼れるのはお互いだけという状況で深まっていく絆が魅力です。
旅の途中で見知らぬ土地を歩き、困難を一緒に乗り越えるうちに、相手の新しい顔が見えてきます。
家出令嬢の痛快な逃避行から、身分も家も捨てた二人のひそやかな暮らしまで、行き先はさまざまです。
こんな人におすすめ
- しがらみを捨てて二人で逃げる、ドラマチックな展開が好きな方
- 旅をしながら少しずつ距離が縮まっていく恋を読みたい方
- 見知らぬ土地の風景や、冒険の雰囲気も一緒に楽しみたい方
TL:家も婚約も置いて、二人で逃げる
王族との結婚はもうNGです! 婚約破棄された家出令嬢が王弟殿下に溺愛されるまで (佐木ささめ)
ポイント 家出した令嬢が身分を隠し、謎の貴公子の旅に侍女として同行
一方的に王太子に婚約を破棄されたうえ、王家から望まない縁談まで押しつけられた公爵令嬢クリスティーンは、家出を決意する。逃げた先で謎の貴公子マーカスに助けられ、身分を隠して侍女として旅に同行することに。剣の腕も交渉事にも優れた彼は、彼女を溺愛し、ときおり触れてくる。「もっと君に触れる許しがほしい」――求婚までされて想いを通じ合わせるが、実家からの追っ手が迫って!?
基本情報
| 著者 | 佐木ささめ |
|---|---|
| 発売日 | 2022/03/30 |
| ページ数 | 283ページ |
| 評価 | 4.3 |
| スコア | 85 |
口コミ
- 男装して国境を越え、銃も扱う行動派のヒロインと、ヒロインにだけ甘くほかには容赦ない腹黒な王弟の組み合わせが楽しいという声が多くありました。
- 愚かな王太子へのざまぁもあり、ストレスなく読めると評判です。二人の旅の場面がもっと読みたかったという感想もあります。
- 王太子妃教育を受けた令嬢なのに相手の正体に気づかないなど、ヒロインが描写ほど賢く見えないという声がありました。
- ヒロインがさらわれる展開がお約束すぎる、要素を詰め込みすぎているという意見もあります。
贅沢な駆け落ち 公爵様は策略がお好き (柚原テイル)
ポイント 舞踏会で出会った貴公子と、駆け落ちの聖地を目指す旅へ
婚約を控えた伯爵令嬢ローズは、舞踏会で出会った貴公子リオンと、なりゆきから駆け落ちの聖地を目指す旅に出ることに。恋も愛も教えてあげるという彼の言葉どおり、旅のなかでローズはリオンに惹かれていきます。けれど彼女は、いつか彼のもとを去る決意を胸に秘めていて……。実は思いがけない人物の思惑も絡んだ、恋を知るための旅を描くヒストリカル・ロマンスです。
基本情報
| 著者 | 柚原テイル |
|---|---|
| 発売日 | 2015/10/16 |
| ページ数 | 285ページ |
| 評価 | 3.7 |
| スコア | 76 |
口コミ
- ヒロインにべた惚れのヒーローと、実はヒロインの父公認だった駆け落ちの旅という展開が楽しい、優しい物語だという声がありました。
- 完璧ではなく未熟で人間くさいヒーローに味があり、つい応援してしまうという意見があります。
- しつこい悪役への処分が甘い、公爵の割に小物感があるという意見があります。
偽装駆け落ちのススメ! (麻生ミカリ)
ポイント 望まない結婚から逃れるため、苦手なはずの公爵と偽りの駆け落ち
親に決められた結婚から逃れるため、プレイボーイの公爵ジュリアンと偽りの駆け落ちをすることになったエリカ。けれど彼こそが、彼女が男性を信じられなくなった原因その人だった。偽装のはずなのに贈り物を重ね、甘く誘いかけてくるジュリアン。それでいて、どこか一歩引いた態度を崩さない彼の本心は……。
基本情報
| 著者 | 麻生ミカリ |
|---|---|
| 発売日 | 2015/12/01 |
| ページ数 | 286ページ |
| 評価 | 3.9 |
| スコア | 78 |
口コミ
- 若さゆえにヒロインを傷つけた後悔を抱え、愛を信じられないヒーローの苦悩が切ないという声がありました。
- 愛に臆病なヒーローにヒロインが最後にかける言葉が素敵で、隅々までしっかりハッピーエンドでほっこりしたと好評です。
- ヒロインがヒーローの心のケアをする構図は興ざめだった、二人ともぐだぐだと面倒くさいという声がありました。
- 挿絵が好みではなかったという意見もあります。
皇太子殿下の秘密の休日 身代わりの新妻とイチャイチャ逃避行!? (藍杜雫)
ポイント 王女の身代わりと皇太子の恋を、皇太子の視点も交えて描くラブコメ
王女フィオーヌと瓜二つのフィアンは、ときどき王女の身代わりを務めていた。ところが宗主国の皇太子エストラルとの政略結婚でも、王女の代わりに挙式することになってしまう。自分に向けられた愛ではないと思いながらも、男らしく美しい皇太子の優しさに心を奪われるフィアン。本物の王女と入れ替わって下町暮らしに戻ったものの、お忍びで町に来たエストラルと再会してしまい……。身代わりの花嫁と皇太子の恋を描くラブコメディです。
基本情報
| 著者 | 藍杜雫 |
|---|---|
| 発売日 | 2017/10/01 |
| ページ数 | 287ページ |
| 評価 | 4.0 |
| スコア | 80 |
口コミ
- 二人の掛け合いがテンポよく、皇太子側の視点で王女とフィアンの違いに気づいていく心情が描かれているのが面白いという声がありました。
- 頼れるヒーローの皇太子とかわいいフィアンのカップルには好感が持てるという意見が多くあります。
- 身勝手に身代わりをさせた王女や女官長が最後まで謝罪せず、読後にモヤモヤが残るという声が多くありました。
- ヒロインの軽率な行動についていけない、後半はドタバタが続き脇役の描き方も薄いという意見もあります。
執事の狂愛 (桜井さくや)
ポイント お嬢様と執事が屋敷を出て、追手の影におびえながら暮らす
貴族令嬢マチルダがひそかに想いを寄せているのは、かつて事故から身を挺して彼女を守ってくれた執事のキースでした。家のために決められた婚約者ヴィンセントとの結婚を受け入れようとしていたマチルダですが、婚約者の本性を知る出来事が起き、キースは彼女を連れて屋敷を出る決意をします。新しい土地で暮らし始めた二人のもとに、やがて追手の影が迫り……。執事とお嬢様の駆け落ちを描くロマンスです。
基本情報
| 著者 | 桜井さくや |
|---|---|
| 発売日 | 2015/02/01 |
| ページ数 | 318ページ |
| 評価 | 3.8 |
| スコア | 76 |
口コミ
- 終始敬語で一途に尽くす有能な執事キースが魅力的で、執事ものの良さが詰まっていると評判です。主従から対等な夫婦になりたいヒロインと、仕えることを望むヒーローの価値観の違いが面白いという声もありました。
- 前半の駆け落ちまでの緊迫した展開に引き込まれた、文章が自然で読みやすく、ソーニャ文庫の中では入門向けの作品だという意見が多くありました。
- 婚約者の言い分を信じ込むヒロインの父親に納得できず、家族との和解がないまま終わるのが心残りだという声が多くありました。
- 後半は穏やかな暮らしが中心で失速して感じた、題名から期待したほどの狂気はなかったという意見もあります。
楽園の略奪者 (荷鴣)
ポイント 作り込まれた世界と先の読めない展開で魅せる、逃亡の旅の物語
閉ざされた世界で、外のことを何も知らずに育てられたミース。ある日彼女は、冷たい目をした男ヨナシュに攫われます。人違いの誘拐でしたが、悪意を知らないミースにとって、それは未知に触れる冒険の旅の始まりでした。人懐こい人質を突き放せないまま逃亡を続けるヨナシュ。特殊な環境で生きてきた二人は、芽生えた想いの名も知らぬまま離れがたくなっていきますが、その旅はやがて国を揺るがす事態へ……。人嫌いの略奪者と謎を抱えた娘の、不器用な愛の行方を描く物語です。
基本情報
| 著者 | 荷鴣 |
|---|---|
| 発売日 | 2022/01/01 |
| ページ数 | 362ページ |
| 評価 | 4.5 |
| スコア | 88 |
口コミ
- 細部まで作り込まれた世界と格調ある文章、整った構成に引き込まれ一気に読んだという声が多くありました。終盤まで先が読めず、結末に深い満足感があったと評判です。
- ヒロインの母である女王や、その側近エフベルトなど脇を固める人物の過酷な物語が印象に残ったという感想が目立ちます。二人の物語と重なり合う構成が見事という意見もあります。
- 童話のような雰囲気のイラストが、残酷で壮大な物語に合っているという声がありました。
- 暴力や残酷な過去が数多く描かれる重い内容で、読む人を選ぶという意見が多くあります。
- 国どうしの関係が複雑で説明が少なく分かりにくい、ヒロインの好奇心旺盛な性格が合わなかったという声もあります。
BL:追っ手を逃れて、二人きりで
美男と従者の恋は逃避行から始まる (小中大豆)
ポイント 家を失った美貌の主人と忠実な従者の、笑いにあふれた逃避行
ラギエ家の使用人ノエルは、奔放だけれど輝くような美貌の主人エドゥアールから、突然「父が失脚した」と告げられる。家は取り潰し、身分も金もないけれど一緒にいてくれるか――。子どもの頃に拾われ、ずっと守ってくれた主人に秘めた想いを抱くノエルは、迷わずうなずく。追っ手から逃れる道中、恋人のふりをしようと言われ、どうせ気まぐれだと話に乗るけれど……。
基本情報
| 著者 | 小中大豆 |
|---|---|
| 発売日 | 2023/03/17 |
| ページ数 | 254ページ |
| 評価 | 4.1 |
| スコア | 81 |
口コミ
- 悲壮感のないコメディ調の逃避行が楽しく、刺客を前に愛の詩を紡ぎ出す場面には大笑いしたという声が多くありました。
- しっかり者で意外と腕の立つ従者と、甘い言葉を次々に繰り出すとぼけた主人の掛け合いが可愛いと評判です。後半、怒った受けにおろおろする攻めも好評です。石田惠美さんのイラストもキラキラしています。
- 展開がタイトルどおりで先が読めるという声がありました。
- 主人の遊び人だった過去や隠しごとが気になったという意見もあります。
神子と神獣の守り人 (月東湊)
ポイント 囚われの神子と銀の神獣が、追っ手をかわしながら旅を続ける
橙国の神子・芙蓉は、囚われていたところを敵国の戦士・我緯に救い出される。目の前で銀の獣に姿を変えた彼は、かつて芙蓉が命を救った狐の神獣だった。芙蓉を守ると誓う我緯とともに、王に託された金の首輪を赤国へ届ける旅に出た二人。迫る追っ手から身を挺してかばってくれる我緯に、芙蓉は次第に惹かれていくが、やがて彼が深手を負ってしまい……。命がけの逃避行を描く中華風ファンタジーです。
基本情報
| 著者 | 月東湊 |
|---|---|
| 発売日 | 2016/03/01 |
| ページ数 | 237ページ |
| 評価 | 4.0 |
| スコア | 80 |
口コミ
- ストーリーに一度引き込まれると止まらない、ピンチの作り方が上手くハラハラしたという声が多くありました。芙蓉だけに尽くす我緯の一途さと、大きくも小さくもなるもふもふの姿が好評です。
- 力の出せない神子として苦しみながら使命に向き合う芙蓉の成長や、中華風の世界観が魅力だと評判です。円陣闇丸さんのイラストも眼福だという感想がありました。
- 終盤が駆け足で、赤の王との決着や両親の能力など回収されない伏線が残ったという声が多くありました。
- 登場人物が増える後半の展開が唐突で、表現の幅が狭いという意見や、イラストは以前の画風のほうが好みという声もあります。
世界のすべてを君にあげるよ (砂原糖子)
ポイント 過去と現在を行き来しながら、海辺の町での暮らしを描く
大病院の院長の次男・洸生と、その病院の看護師だった省也。二人の関係が知られ、彼らは海辺のさびれた町へ駆け落ちし、兄弟と偽ってひっそり暮らし始める。幸せなはずの毎日のなかで、省也は洸生の約束された将来を奪ってしまったのではないかという思いを消せずにいた。いつか訪れる別れを覚悟し、ひそかにある決意を固める省也だったが……。過去と現在を行き来しながら描かれる、切ない駆け落ちの物語です。
基本情報
| 著者 | 砂原糖子 |
|---|---|
| 発売日 | 2016/07/01 |
| ページ数 | 269ページ |
| 評価 | 4.4 |
| スコア | 86 |
口コミ
- 過去と現在を行き来する構成で、二人の綱渡りのような暮らしが少しずつ揺らいでいく展開に最後までハラハラしたという声が多くありました。洸生の手紙の場面で泣いたという感想が目立ちます。
- 相手を思って身を引こうとする省也と、そのすべてを見抜いて先回りする洸生の関係が好評です。しっとりした情感のある文章と、三池ろむこさんのイラストも評判です。
- 二人がなぜ惹かれ合ったのかがあまり描かれていない、終盤は急ぎ足でハッピーエンドにまとめた印象という意見があります。
- シリアスで重めの話なので好みが分かれる、イラストの雰囲気が合わなかったという声もあります。
天涯行き (凪良ゆう)
ポイント 繊細な情景描写で、秘密を抱えた二人の共同生活と逃避行を描く
行きつけの豆腐屋の店先で眠っていた旅の青年・高知を、なりゆきで家に住まわせることになった遠召。戻らない恋人を待ち続ける遠召と、人懐こい笑顔の裏で素性を語らない高知は、互いの秘密には触れないまま奇妙な共同生活を続けます。けれどある日、高知が事件の容疑者として追われていると知り……。誰にも言えない事情を背負った二人がたどる、贖罪と再生の物語です。
基本情報
| 著者 | 凪良ゆう |
|---|---|
| 発売日 | 2012/06/01 |
| ページ数 | 245ページ |
| 評価 | 4.3 |
| スコア | 84 |
口コミ
- スイカや川辺、海の場面など、凪良作品らしい繊細な情景描写が美しいと好評です。二人で子猫の世話をする場面や逃避行の場面が、映像のように心に残るという声が多くありました。
- 二人の視点が交互に語られ、それぞれの秘密が少しずつ明かされていく構成に引き込まれたと評判です。静かに光が差すラストに救われたという意見も目立ちます。
- 全体に暗く重い話で、読んでいてつらかったという声が多くありました。
- 許しがたい人物に報いがなくモヤモヤが残った、設定の好みが分かれるという意見もあります。
旅のなかで育つ恋
旅の道づれは名もなき竜 (月東湊)
ポイント 復讐を誓う青年と、剣から解き放たれた竜の孤独な二人旅
竜を500年以上も串刺しにしてきた伝説の剣を引き抜いたのは、力自慢とはほど遠い華奢な美青年シルヴィエルだった。祖国を滅ぼした敵への復讐だけを生きる理由にしてきた彼の前に、剣から解き放たれた竜が現れる。人間を餌としか思わないはずの竜は、暇つぶしに復讐を手伝うと言って旅についてきて……。孤独な二人の旅路を描く、優しいファンタジーです。
基本情報
| 著者 | 月東湊 |
|---|---|
| 発売日 | 2020/06/01 |
| ページ数 | 357ページ |
| 評価 | 4.5 |
| スコア | 89 |
口コミ
- ファンタジーの土台がしっかりしたうえでBLも描かれ、伏線回収も丁寧だという声が多くありました。頑なだった主人公が、一見軽薄で世話好きな竜に少しずつ心を開いていく過程が好評です。
- 竜の過去や、二人を見守ってきた人々の温かさに涙したという声が多く、読後の多幸感が評判です。テクノサマタさんのイラストが世界観を支えていると好評です。
- 物語の展開が面白い分、恋愛要素や執着・溺愛がやや物足りない、官能的な場面は控えめだという意見があります。ラストの戦闘はあっさりしているという声もあります。
軍神虎は花嫁Ωを甘やかす (市川紗弓)
ポイント 異世界に迷い込んだ青年が、虎の軍人に守られて王都を目指す
猫に導かれて迷い込んだ異世界で、漣は金色の虎に出会う。その正体は、軍神の力を宿す軍人・イルファン。漣は国の危機に現れる「救国のオメガ」であり、王太子の花嫁として迎えに来たのだという。反発しながらも、帰る方法を探すため王都へ向かう旅に加わった漣を、イルファンは守ると誓ってとことん甘やかす。惹かれずにはいられない漣だったが、王都では花嫁をめぐる王族の争いが待っていて……。異世界トリップとオメガバースを組み合わせたファンタジーです。
基本情報
| 著者 | 市川紗弓 |
|---|---|
| 発売日 | 2018/12/01 |
| ページ数 | 251ページ |
| 評価 | 4.1 |
| スコア | 81 |
口コミ
- ペルシャを思わせる異国の雰囲気に、政治や神話の要素を組み合わせた世界観が魅力的だと好評です。寡黙で我慢強いのに、つい過保護になってしまうイルファンが可愛いという声がありました。
- 突然異世界に連れてこられても周りを思いやれる漣の前向きさに好感が持てると評判です。理解ある王太子など脇役にも好感が持てるという意見が多くありました。
- 先の展開が読めてしまう、設定を盛り込みすぎて解決が慌ただしく不完全燃焼だったという声がありました。会話が説明的で、キャラクターが全体に薄味だという意見もあります。
身代わりハネムーン エリートパイロットと初心な看護師は運命の愛に溺れる (御堂志生)
ポイント 傷心のひとり旅で、隣の席になったパイロットと英国を巡る
結婚式当日に婚約者の裏切りを知り、ひとりきりで英国への旅に出た杏子。飛行機で隣り合わせたパイロットの大輔に心を奪われ、ホテルで食事をともにするうち、二人は強く惹かれ合っていく。けれど旅が終われば離れ離れになる運命。後戻りできないほど惹かれながらも、別れのときは近づいて……。傷ついたヒロインと心に影を抱えるパイロットの出会いと再会を描く、大人のラブストーリーです。
基本情報
| 著者 | 御堂志生 |
|---|---|
| 発売日 | 2018/12/01 |
| ページ数 | 302ページ |
| 評価 | 4.3 |
| スコア | 84 |
口コミ
- 出会いから別離、再会までをしっかり描いた物語で、短い映画を観ているようだったと好評です。フライト中のアクシデントの臨場感や、英国各地の旅の描写も楽しめるという声がありました。
- ヒーローの生い立ちを受け止めるヒロインの父親が人格者で、その一喝が格好良かったという感想が多くありました。ひどい元婚約者たちとの対比で、二人の幸せがいっそう際立つと評判です。
- 元婚約者とその母親、妹の振る舞いがあまりにひどく、結末のやりとりで幸せな気分のまま終われなかったという声がありました。
- 古めかしい文体や時系列の行き来が多い構成が読みにくく、恋に落ちるのがあっさりしすぎているという意見もあります。
オペラ座の恋人 1 (シヲニエッタ)
ポイント 旅先で出会った御曹司と、ベルリンやロンドンで恋を深めていく
ひとり旅の途中で出会い、一夜をともにした怜悧な美貌の男性・貴臣。忘れられない夜の相手が、実は世界的企業の御曹司だったと知った結花は驚くばかり。ベルリンで、ロンドンで、年上の完璧な彼から情熱的に求められ、華やかな大人の世界へと足を踏み入れていく……。オペラとヨーロッパを舞台に、シンデレラストーリーが幕を開けるシリーズ第1巻です。
基本情報
| 著者 | シヲニエッタ |
|---|---|
| 発売日 | 2019/04/01 |
| ページ数 | 634ページ |
| 評価 | 4.7 |
| スコア | 90 |
口コミ
- ベルリンの国立歌劇場やロンドンの街並み、ホテルやアフタヌーンティーなど、海外の描写が細やかで旅をしている気分になれると好評です。オペラやクラシック音楽の話題が豊富なところも楽しめたという声が多くありました。
- ヒーローの溺愛ぶりに加え、秘書の心の声など周りの人物がにぎやかで面白いと評判です。夢のような御曹司との恋と、ビジネス部分のリアリティが両方味わえるという意見もあります。
- 嫉妬したときのヒーローの言動や「ペット」扱いの呼び方に居心地の悪さを感じたという声がありました。官能的な場面が濃く、人を選ぶという意見もあります。
- 一冊が分厚いうえ全6巻の長編で、購入をためらったという感想も見られました。
傷つかないからキスをして (火崎勇)
ポイント 刑事と検事の恋人同士が、療養の温泉旅行で事件に出くわす
刑事の加倉井と検事の千条。恋人になった二人は、加倉井の怪我の療養も兼ねて、ひなびた温泉地へ旅に出る。ところがその宿で、二人は殺人事件に出くわしてしまう。捜査に首を突っ込もうとする千条に対し、なぜか加倉井は乗り気ではない。事件をめぐる意見の食い違いは、二人のあいだにぎこちない溝を生んで……。「信じてないからキスをして」の続編で、二人の日常を描く短編も収めたシリーズ第2弾です。
基本情報
| 著者 | 火崎勇 |
|---|---|
| 発売日 | 2011/11/01 |
| ページ数 | 240ページ |
| 評価 | 4.4 |
| スコア | 85 |
口コミ
- 二時間ドラマのような温泉旅行での事件が楽しく、ぶっきらぼうに見えて実は誰より繊細で思いやり深い加倉井の魅力が改めて伝わると好評です。
- 同じ出来事を二人それぞれの視点で描いた短編が面白く、梨とりこのイラストによる眼鏡姿の加倉井にときめいたという声が多くありました。
- 事件の真相がやるせなく、後味が悪いと感じたという意見がありました。
- 前作ほどの強い印象はなく、続編としては平凡に感じたという声もあります。
選ぶときのコツ
逃避行ものは、追っ手との攻防が中心の緊張感ある作品と、旅そのものを楽しむ明るい作品とで読み心地が大きく変わります。
はらはらしたい方は感想に「ハラハラ」「一気に読んだ」という声がある作品を、気軽に楽しみたい方は「笑った」「楽しい」という声がある作品を選ぶのがおすすめです。
あわせて読みたい
身分の違う二人の恋は主従・身分差BL特集、旅先の異国の風景を楽しみたい方は海外が舞台の特集にもまとめています。
