最賀すみれのTL小説おすすめ|絶望から立ち上がる二人と二転三転する物語

最賀すみれさんは、ソーニャ文庫で作品を発表しているTL作家です。

王宮や後宮を舞台にした物語が多く、口コミでは「伏線がきれいに回収される」「ヒーローの苦悩や葛藤が胸に響く」という声がよく見られます。

もくじ

口コミから見える作風

絶望から希望を取り戻す二人

何度も志を砕かれてすべてをあきらめていた皇帝が、ヒロインを愛して生きる希望を見いだしていく物語や、罪の意識を抱えた令嬢と復讐を誓う大公の再会など、心に傷を負った二人の再生が描かれます。

二転三転する展開と伏線

裏切りと誤解のアップダウンや、二人の生い立ちに関わる伏線の回収、政権争いのドラマなど、物語そのものの読み応えが評判です。

展開を盛りすぎて結末が物足りないという声もありました。

重さを和らげる脇役たち

ヒーローを支える近衛隊の仲間や明るい部下たち、二人がうまくいくよう心を配る妃たちなど、周りの人々が暗くなりすぎない救いになっているという感想が目立ちます。

おすすめの作品

復讐の甘い檻 (最賀すみれ)

ポイント 政敵の家に引き裂かれた恋人たちが、五年後に復讐する側とされる側として再会

政敵同士の家に生まれながら、ひそかに愛を育んでいたルヴォー家の令嬢アイディーリアとフォンタナ家の嫡子シルヴィオ。だがルヴォー家の陰謀でフォンタナ家は粛清され、シルヴィオは行方知れずに。五年後、罪の意識を抱えて修道院で暮らす彼女の前に、隣国の大公となった彼が現れる。「おまえに許されるのは、俺の慈悲を乞うことだけだ」――復讐を誓う大公と贖罪に囚われた令嬢、引き裂かれた恋人たちの再会を描く物語です。

基本情報

著者最賀すみれ
発売日2020/01/01
ページ数328ページ
評価 4.3
スコア84

口コミ

良い点
  • ロミオとジュリエットのような始まりから、裏切りと誤解のアップダウンを経てハッピーエンドへ向かう展開に引き込まれたという声が多くありました。
  • 復讐のつもりでもヒロインへの想いを隠しきれないヒーローの葛藤や、思わず漏れた「僕の女神」という言葉が胸に響いたと評判です。ヒーローの部下たちの明るさが暗くなりすぎない救いになっているという意見もあります。
悪い点
  • 再会後のヒーローのヒロインへの扱いがひどく、人格を疑ったという声がありました。
  • 国王や王妃をめぐる話の処理が惜しい、その後の二人と国の行方をもう少し読みたかったという意見もあります。

寡黙な近衛隊長は雄弁に愛を囁く (最賀すみれ)

ポイント 無口なのに主君を讃える言葉は止まらない近衛隊長と、虐げられてきた王女

父王に虐げられ、城の北翼で近衛隊と暮らす王女ギゼラ。隊長のエリアスは無口なのに、厚い忠誠心から主君をほめたたえる言葉を延々と語り出す癖がある。その饒舌さに隊員たちとあきれる毎日は幸せだった。ところがある日、ギゼラに政略結婚の王命が下ると、エリアスの様子が変わり始める。「一度でいい。あなたに触れさせてください」――思いつめた眼差しを拒みきれず結ばれた翌朝、エリアスは姿を消していた。彼を探すうちに、ギゼラは衝撃的な真実を知り……。

基本情報

著者最賀すみれ
発売日2023/01/01
ページ数330ページ
評価 4.1
スコア81

口コミ

良い点
  • くどいほどの言葉でヒロインを讃えるヒーローが面白く、ぶれない偏愛ぶりに笑えるという声が多くありました。
  • 二人の生い立ちに関わる伏線がきれいに回収され、二転三転する展開を楽しめると評判です。ヒーローを支える近衛隊の仲間たちも癒しです。
悪い点
  • ヒロインの判断の鈍さにイライラしたという声がありました。
  • 展開を盛りすぎて結末が中途半端に感じる、挿絵がいまひとつという意見もあります。

諦観の皇帝は密偵宮女を寵愛する (最賀すみれ)

ポイント 密偵として後宮に入った宮女と、すべてをあきらめていたお飾りの皇帝

帝位の簒奪をもくろむ一族の娘・璃々は、密偵として後宮に入り、悪政を敷くと噂の皇帝・獅苑と対面する。ところが彼は、皇太后に陥れられ、後宮に追いやられたお飾りの皇帝だった。民を思い、外の話を楽しそうに聞く姿は、まるで賢帝そのもの。一族の刃を彼に向けさせまいと、璃々は説得のため故郷へ帰ろうとするが、そのとき「璃々を手放せない」と獅苑が苦しげにささやき……。希望を捨てていた皇帝と健気な宮女の、後宮ロマンス。

基本情報

著者最賀すみれ
発売日2024/01/01
ページ数286ページ
評価 4.7
スコア84

口コミ

良い点
  • 何度も志を砕かれ、すべてをあきらめていた皇帝が、ヒロインを愛したことで生きる希望を見いだしていく展開に胸を打たれます。皇帝の苦悩が痛いほど伝わってくるという声がありました。
  • 後宮ものですが女性同士のいがみ合いはなく、二人がうまくいくよう計らう妃たちの心遣いが素敵です。政権争いのドラマとしても読み応えがあり、最後はヒロインの聡明さが光るハッピーエンドです。
悪い点
  • あれほど恐ろしく描かれた皇太后があっさり退場するのが意外だったという声がありました。
  • 難しい漢字が多く、真相の一部に納得しにくいという意見もあります。濡れ場は少なめです。

はじめての一冊は

はじめてなら、口コミの多い『復讐の甘い檻』からどうぞ。

再会後のヒーローの態度が厳しいという声もあるので、つらい展開が苦手なら、笑える場面の多い『寡黙な近衛隊長は雄弁に愛を囁く』がおすすめです。

そのほかの掲載作品

読者の評価とレビュー件数をもとにしたスコアの順に並べています。

復讐から始まる恋は復讐から始まる恋の特集、後宮や宮廷が舞台の作品は中華・後宮・宮廷もの特集にもまとめています。

この記事を書いた人

九条 紫苑BL・TL小説コンシェルジュ

良い点・気になる点は、読んだ方の感想をもとにまとめています。感想がまだ少ない作品は、無理に埋めずそのままにしています。

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