恋の行方と同じくらい、事件の真相が気になってページをめくる手が止まらない。
ミステリーやサスペンスを軸にしたBL小説は、一般のミステリーとしても読み応えのある作品が少なくありません。
口コミでは「BLにしておくのがもったいない」という感想が出るほど、伏線や謎の作り込みが評価される傾向があります。
そのぶん恋愛の場面が少なめの作品もあるので、甘さを求めるか物語を求めるかで選ぶのがおすすめです。
こんな人におすすめ
- 恋愛だけでなく、しっかりした物語や謎解きを楽しみたい方
- 海外の犯罪ドラマや刑事もの、ミステリー小説が好きな方
- バディものの信頼関係にときめく方
本格ミステリー・サスペンス
たとえ業火に灼かれても (水壬楓子)
ポイント 監察医と刑事の幼なじみが追う殺人事件。海外ドラマのような本格サスペンス
大学近くの公園で、幼なじみが刺殺体で発見された。遺体を解剖することになったのは、法医学者で監察医の左季。14年前に渡米し、一年間だけ日本に戻っていた。そして事件を担当する刑事は、やんちゃな面影を残す幼なじみの隆生だった。次々と昔の知り合いがつながっていくのは偶然なのか――。封印したはずの過去と恋が、時を超えて動き出す。
基本情報
| 著者 | 水壬楓子 |
|---|---|
| 発売日 | 2022/08/01 |
| ページ数 | 375ページ |
| 評価 | 4.5 |
| スコア | 85 |
口コミ
- 海外の犯罪ドラマのような本格サスペンスで、張り巡らされた伏線と予想を超える真相に、ページをめくる手が止まらなかったという声がとても多くありました。
- 何があっても揺らがない、隆生の左季への重い執着と愛情が胸に刺さると評判です。秘密を二人で背負っていく結末とタイトルの重なりに唸る読者もいました。
- 恋愛の場面は終盤に少しだけで、ほぼミステリー小説です。BLの甘さを期待すると物足りないかもしれません。
- 解剖や猟奇的な事件の描写があり、倫理的にすっきりしない結末でもあるので、重い話が苦手な方は注意が必要です。
月蝕 (宮緒葵)
ポイント 探偵不在のクローズドサークル・ミステリー
後藤は大学サークルの女友達・金子とネットで活動する新興宗教BFHを立ち上げ、大バズりした。礼拝施設を建設するためのクラファンツアーを実施し、岩手の無人島・月蝕島に重課金信者を集める。上陸翌日、信者のYouTuberが首なし死体となって殺され、その後も次々と信者が殺されていく。犯人はいったい誰なのか? 船は3日後まで来ない。極限状態で信じるべき神の存在とは? そして最後は、誰も――。『私雨邸の殺人に関する各人の視点』で話題となった探偵不在のクローズドサークル・ミステリー、再び!
基本情報
| 著者 | 宮緒葵 |
|---|---|
| 発売日 | 2025/02/01 |
| ページ数 | 285ページ |
| 評価 | 4.9 |
| スコア | 86 |
3月22日、花束を捧げよ(上) (小中大豆)
ポイント 幼なじみの事故死を防ぐため、同じ一年を繰り返すタイムリープもの。緻密な伏線
卒業を控えた最後の一年を、何度も繰り返すことになった海路。片想いの相手・蓮が、幼なじみの光一の事故死を防ぐために時を巻き戻す瞬間に居合わせ、巻き込まれてしまったのだ。協力を申し出ても、蓮は頑なに拒絶する。「おまえが死んでも、俺はやり直さないからな」――何度やり直しても変わらない運命と、疲弊していく二人。この不毛なタイムリープから抜け出すことはできるのか。小中大豆が描く、タイムリープ青春BLの上巻。
基本情報
| 著者 | 小中大豆 |
|---|---|
| 発売日 | 2024/06/01 |
| ページ数 | 279ページ |
| 評価 | 4.8 |
| スコア | 91 |
口コミ
- 何度やり直しても運命を変えられず、心がすり減っていく二人の様子にリアリティがあり、タイムリープもののやるせなさが存分に味わえます。ページをめくる手が止まらず、上下巻を一気に読みました。
- 伏線の張り方が緻密で、ミステリーを読んでいるような感覚でした。冒頭の一文から小さな違和感が積み重なり、その先が気になって仕方なくなります。
- つらい展開の連続だからこそ、下巻での展開に大きな意味が生まれています。上巻の最後の衝撃的な展開には、思わず涙が止まりませんでした。
- 上巻は主人公にとってとにかくつらい展開が続き、冷たい蓮の態度にイライラしてしまいました。気になるところで終わるので、下巻をそろえてから読むのがおすすめです。
- タイムリープの謎解きが中心で、恋愛の要素はおまけに感じるほど控えめです。BLの甘さを期待すると物足りないかもしれません。
墨と雪 2上 (かわい有美子)
ポイント 警視庁の特殊犯捜査係を舞台にした警察もの。事件で傷ついた受けに寄り添う愛
警視庁特殊犯捜査係の篠口は、同僚の遠藤にひそかに想いを寄せながら、叶わぬ恋と諦め、警察庁のキャリア・黒澤と長く体だけの関係を続けていた。ある日、事件に巻き込まれて監禁された篠口は、心身ともに深い傷を負ってしまう。そんな篠口を、黒澤は甲斐甲斐しく支え、寄り添い続ける。思うように動かない心と体で黒澤の優しさに触れ、篠口はこれまでにない気持ちを抱き始めるが――?
基本情報
| 著者 | かわい有美子 |
|---|---|
| 発売日 | 2022/02/01 |
| ページ数 | 258ページ |
| 評価 | 4.7 |
| スコア | 91 |
口コミ
- 傷ついた篠口に、押しつけがましくない優しさで寄り添い続ける黒澤の愛に心を打たれたという声が多くありました。
- 待ちに待った続編で、丁寧に紡がれた物語だと評判です。二人の出会いを描いた短編も収録されています。
- 事件の被害者の苦しみがリアルに描かれ、読むのがつらい場面が多いという声がありました。軽い気持ちで読むには向きません。
- 期待が高すぎて物足りなかったという感想もあります。前作『墨と雪』から続けて読むのがおすすめです。
海辺のリゾートで殺人を (楠田雅紀)
ポイント 無人島のリゾートツアーで起きる事件。クローズドサークルの謎解き
無人島の豪華リゾートホテルで過ごす夢のバカンス。そんな体験ツアーの抽選に当たった会社員の瑞樹は、一人参加の心細さのなか、同行取材のフリーライター阿久津に声をかけられる。人懐っこい阿久津とは対照的に、ほかの参加者は元官僚や大手銀行の子息など横柄なセレブばかり。うんざりしながら島で過ごして二日目、ツアー客の一人がプールで溺死し、殺人の疑いが浮上して……。孤島を舞台にしたミステリー仕立てのボーイズラブです。
基本情報
| 著者 | 楠田雅紀 |
|---|---|
| 発売日 | 2020/05/01 |
| ページ数 | 325ページ |
| 評価 | 4.4 |
| スコア | 85 |
口コミ
- ミステリーの比重が大きく、後半から一気に真相が明かされる展開に夢中になったという声が多くありました。読み終えるともう一度最初から読み返したくなると評判です。
- 序盤に感じた主人公の態度への違和感が終盤で腑に落ちる仕掛けが好評です。支配人の花井を含め、登場人物がみなくっきりと描き分けられているという感想もあります。
- 心を閉ざしていた瑞樹に阿久津が光を灯していく流れが切なく、書き下ろしで阿久津の想いを知ってさらに良かったという声がありました。
- 恋愛の要素がかなり少なく、BLとしては物足りないという意見が多くありました。
- 犯人が早い段階で読めてしまう、罪が償われない結末にもやもやした、嫌な人物ばかりで読むのがつらかったという声もあります。
ミステリー作家串田寥生の見解 (夜光花)
ポイント 人気ミステリー作家が、山深い村で起きた殺人事件の謎に挑む
人気ミステリー作家・串田寥生のもとに、謎のミステリーツアーへの招待状が届いた。山深い過疎の村で起きた殺人事件を解明せよ――好奇心旺盛な串田が誘いに乗らないはずもなく、担当編集者で恋人の神凪守は、しぶしぶ付き合わされることに。ところが差出人は、なんと守の元彼だった。過去の関係が串田に知られたら……。謎解きと同時に厄介な悩みを抱え込む守の奮闘を描く、ミステリー作家シリーズの第2作です。
基本情報
| 著者 | 夜光花 |
|---|---|
| 発売日 | 2016/03/01 |
| ページ数 | 261ページ |
| 評価 | 4.3 |
| スコア | 83 |
口コミ
- BLでありながら本格的なミステリーが楽しめ、最後まで目が離せない展開で一気に読んだという声が多くありました。
- 自由奔放で会話がかみ合わない串田と、繊細なのに恋愛には大胆な守の夫婦漫才のような掛け合いが好評です。守の元彼の登場で串田がいじける場面が面白かったと評判でした。
- 甘さは控えめながら、ラストで串田の守への想いがしっかり感じられたという声があります。続編を望む声も多くありました。
- 前置きが長くてミステリー部分がもどかしい、前作のほうが面白かったという意見がありました。
- 串田の人の話を聞かない性格が苦手で、恋愛しているように見えないという声もあります。
ヘプタゴンは微笑む (水原とほる)
ポイント 国の特殊機関に身を置く宗教学者と、捜査協力を求める刑事
国の特殊機関「ヘプタゴン」に身を置く宗教学者の七生のもとへ、捜査協力を求めて現れたのは、鋭い眼光の公安警察・鬼防だった。ある教団の背後に潜む不穏な闇を追って昼も夜もなく調べを進めるうち、見かけによらず情の厚い鬼防に七生は惹かれていく。ところがある朝、突然唇を奪われて戸惑うさなか、核心に迫った七生が教団に狙われて……。公安と学者が手を組むサスペンス・ラブです。
基本情報
| 著者 | 水原とほる |
|---|---|
| 発売日 | 2016/07/01 |
| ページ数 | 250ページ |
| 評価 | 4.3 |
| スコア | 84 |
口コミ
- 宗教や哲学という難しい題材を扱いながら、読みやすく重厚な物語に仕上がっていると好評です。作者の知識量に感心したという声が多くありました。
- 寡黙に見えて情熱的な鬼防と、たおやかな見た目に芯の強さを持つ七生の組み合わせが魅力的だという声があり、義経と弁慶にたとえられる二人の関係も評判です。挿絵がイメージにぴったりだという意見もあります。
- 前半は説明の文章が多く、宗教の話が硬くて読むのに苦労したという意見があります。
- 推理小説にBLが混ざったような作りで恋愛要素は控えめ、甘い話を求める気分には向かないという声もありました。
刑事・バディもの
ゼロスパイラル (いおかいつき)
ポイント 刑事と科捜研のバディ。言葉を交わさなくても通じ合う二人
敏腕刑事の河東一馬と、科捜研の新鋭・神宮聡志。ひそかに付き合い始めた二人のあいだには、いまだ決着のつかない問題がある――どちらが相手に「抱かれるか」だ。好きな相手とは抱き合いたい、でも男のプライドは譲れない。そんななか、科捜研が爆弾犯に占拠される事件が起きる。人質になった神宮を助けるため、一馬は一人で潜入するが……。刑事と科捜研員の「リロード」シリーズ最新刊。
基本情報
| 著者 | いおかいつき |
|---|---|
| 発売日 | 2024/08/01 |
| ページ数 | 183ページ |
| 評価 | 4.4 |
| スコア | 83 |
口コミ
- 長く続くシリーズですが、二人の関係は変わらず、むしろ信頼が深まって甘くなっているので安心して読めます。言葉を交わさなくても通じ合う二人のバディ感が良かったという声が多くありました。
- 久しぶりに登場するSAT隊員の一之宮がかっこよく、神宮の独占欲の強さも健在です。
- このシリーズでおなじみの、神宮が一馬を強引に組み敷く場面は今回もあります。そうしたノリを楽しめないと読みにくいという声がありました。
- シリーズものなので、この巻から読むと人間関係がわかりにくいです。挿絵がラフ画のみなのが残念という意見もあります。
事件現場はロマンスに満ちている 2 (神香うらら)
ポイント 連続殺人事件を追う刑事と、隣に住むロマンス作家
作家廃業の危機から一転、新作のロマンス小説が大ヒット。続編も決まり、サイン会のオファーまで舞い込んだ。うれしい反面、読者に男だとばれるリスクに悩む雨音の背中を押したのは、向かいの部屋に住む恋人で刑事のワイアットだった。連続殺人事件の指揮を執る重圧を押し隠す刑事と、接触恐怖症で人嫌いの覆面作家。まだ手探りの恋人たちに、自分の殻を破る転機が訪れる。ロサンゼルスを舞台にしたシリーズ第2巻。
基本情報
| 著者 | 神香うらら |
|---|---|
| 発売日 | 2024/03/01 |
| ページ数 | 231ページ |
| 評価 | 4.4 |
| スコア | 84 |
口コミ
- 恋人になった二人の関係がさらに深まり、ワイアットといることで自ら変わろうと努力する雨音に好感が持てます。接触恐怖症だった雨音が、自分からワイアットをハグできるようになった姿がほほえましいです。
- 雨音の職業やひそかな趣味が事件にうまくからんでいて、ロマンスと事件の両方を楽しめます。サイン会に花束を持って現れるワイアットがかっこいいと評判でした。
- 癖のない文章でとても読みやすく、海外ドラマを見ているような気分でさくさく読めます。
- 雨音の女装の場面が多く、女装ものが苦手な人は注意が必要です。
- ワイアットが完璧すぎるという声や、雨音の考え方が合わないという意見もありました。1巻に比べてページ数は少なめです。
刑事さんの転生先は伯爵さまのメイドでした (桜部さく)
ポイント 19世紀英国に転生した刑事が、メイドとして伯爵家の謎に迫る
十九世紀の英国に転生してしまった、三十路の熱血刑事・諸井仁。見た目は二十歳ほどの青年ジーンとなった仁は、いわくありげな伯爵家にメイドとして雇われることに。美貌の伯爵オーガストと可愛い盛りの双子が暮らす広大な屋敷には、使用人がほとんどいない。聞けば、少し前に伯爵夫人が謎の死を遂げ、みな辞めてしまったという。夫人は吸血鬼に殺された?――仁の刑事魂に火がついて……。
基本情報
| 著者 | 桜部さく |
|---|---|
| 発売日 | 2024/06/20 |
| ページ数 | 265ページ |
| 評価 | 4.5 |
| スコア | 89 |
口コミ
- 刑事のスキルを生かして、地道な聞き込みで事件の真相に迫る主人公が頼もしいと評判です。ミステリー風味と転生ものを組み合わせた設定が新鮮です。
- 貴族として完璧な伯爵が、主人公と二人きりのときだけ見せるはしゃぎっぷりが可愛いという声がありました。双子の子どもたちも嫌みなく可愛く、ほっこりするハッピーエンドです。
- 中盤までは謎解きが中心でBLらしさは控えめで、恋愛の展開はやや唐突です。事件の解決があっさりしているという声もありました。
- 実在の19世紀英国が舞台なので、時代考証が気になる人もいるかもしれません。
HARD TIME DEADLOCK外伝 (英田サキ)
ポイント 一夜を共にした相手が殺人事件の容疑者。ロス市警の刑事とミステリ作家
酒に酔って一夜を共にした相手が、殺人事件の第一容疑者だった――。ロス市警の刑事ダグは、皮肉な運命に呆然とする。容疑者のルイスは気鋭のミステリ作家。彼の無実を信じたいダグは、真相を追ううちにルイスそのものに惹かれていく。恋の相談相手は同僚刑事のユウト、ルイスを警護するのは腕利きのボディーガード・ディック。「DEADLOCK」の面々が総出演するシリーズ外伝で、文庫書き下ろし「Stay by my side」も収録しています。
基本情報
| 著者 | 英田サキ |
|---|---|
| 発売日 | 2018/07/01 |
| ページ数 | 279ページ |
| 評価 | 4.6 |
| スコア | 88 |
口コミ
- ユウトやディック、ロブとヨシュアなどおなじみのキャラクターが次々に登場し、シリーズファンには同窓会のようで嬉しいという声が多くありました。
- 恋愛と事件の謎解きのバランスが良く、刑事ものとしても楽しめると評判です。嫉妬から罪を犯してしまう人物の心理が細やかに描かれていて切ないという感想も目立ちます。
- 年下で素直なダグと、恋に臆病なルイスの関係が可愛いという声がありました。
- 犯人が早い段階で予想できてしまう、恋の成就が早く余韻が少ないという意見がありました。
- 主人公の存在感が脇役に負けている、ミステリ作家という設定が生かされていないという声もあります。
墨と雪 (かわい有美子)
ポイント 警視庁の特殊犯捜査係。危うさを抱えた刑事と、本性の読めないキャリア
警視庁の特殊犯捜査第二係に所属する篠口雪巳は、キャリアの黒澤一誠と、不本意ながら関係を続けていました。周囲からは物腰柔らかでスマートな先輩と見られている篠口ですが、その内側には危うさを抱えています。本性の読めない黒澤は、多忙の合間を縫っては篠口のマンションに通ってくるものの、篠口はその想いにまるで気づかず……。やがて篠口は、思いもよらない事件に巻き込まれていきます。平河寮シリーズの脇役だった二人を主役にした警察小説です。
基本情報
| 著者 | かわい有美子 |
|---|---|
| 発売日 | 2016/01/01 |
| ページ数 | 259ページ |
| 評価 | 4.5 |
| スコア | 88 |
口コミ
- 機知に富んだ大人の会話が小気味よいという声が多くありました。洋梨を剥いてくれる、病室にクリスマスツリーを持ってくるなど、黒澤のさりげない愛情表現にニヤニヤしたと好評です。
- 中盤から篠口が巻き込まれる事件の展開にハラハラし、一気に読んだという感想がありました。シリアス多めの警察ものとして読み応えがあると評判です。
- 痛い描写や犯人の嫌らしさに引いた、甘さが少なく重苦しいという声がありました。シリーズものと知らずに読むと登場人物が多くて混乱する、続きが気になる終わり方という意見もあります。
HYPER BLACK (井上ハルヲ)
ポイント 死体が苦手なのに目の良さで事件を解く刑事。警察もののバディ
死体を見ると気を失ってしまうほど苦手なのに、誰も気づかない小さな手がかりを拾っては事件解決に役立ってしまう刑事の飯島。その目の良さを買われて捜査一課に配属され、現場で倒れながらも奮闘する毎日だった。ところがある事件をきっかけに、強面で偏屈と評判の検視官・仁科に目をつけられ、「お前のその目が欲しい」と迫られて……。白黒つけられない大人の恋を描くお仕事BLです。
基本情報
| 著者 | 井上ハルヲ |
|---|---|
| 発売日 | 2016/09/07 |
| ページ数 | 303ページ |
| 評価 | 4.3 |
| スコア | 83 |
口コミ
- 死体が苦手なのに鋭い観察眼を持つ飯島のキャラクターが面白く、ぼやきや天然ぶりに何度も笑ったという声が多くありました。
- 強面で寡黙な検視官・仁科の不器用さや、亡くした相棒への思いを抱える過去にぐっときたと好評です。警察組織の描写や検視官のお仕事小説としても読み応えがあると評判です。
- 『デンパ男とオトメ野郎』と同じ世界の話ですが、こちらだけ読んでも問題なく楽しめたという意見が目立ちました。
- 始まりが同意のない強引な関係で、そこから好意に変わる受けの気持ちが急に感じられたという声が多くありました。
- 事件ものを期待すると恋愛中心で肩透かし、受けのどっちつかずな態度がもどかしいという意見もあります。
BUDDY DEADLOCK season2 (英田サキ)
ポイント ロス市警麻薬課の刑事と、不機嫌な一匹狼の新しい相棒。DEADLOCKの続編
ロス市警の麻薬課に入って2年。恋人ディックとの暮らしは順調なユウトだが、新しく組んだ相棒キースのことで頭を悩ませていた。ライダースジャケットに無骨なブーツ、一匹狼のようにふるまう三つ下の後輩は、なかなか心を開いてくれない。そんななか、二人で密売組織への囮捜査に挑むことになり……。LAを舞台にした人気シリーズのセカンドシーズン第3弾です。
基本情報
| 著者 | 英田サキ |
|---|---|
| 発売日 | 2020/04/01 |
| ページ数 | 295ページ |
| 評価 | 4.8 |
| スコア | 93 |
口コミ
- ユウトの刑事としての仕事が中心で、危険な囮捜査のハラハラ感が海外ドラマ以上だと評判です。無愛想なキースが次第に相棒らしくなり、猫の世話をする意外な一面も見えてくる流れが好評でした。
- 相変わらずユウトを溺愛し、裏で暗躍するディックが最高だという声が多くありました。過去作の事件やキャラクターがつながってくる構成に、シリーズを読み直したくなったという感想もあります。
- 殉職した警察官を悼むラストコールの場面に泣いたという声もありました。
- 挿絵が以前より雑になったと感じた、結末にもやもやが残ったという意見もあります。
- ディックの出番が少なめで寂しい、文章が小綺麗すぎて心に響かないという声もありました。
愛と獣-捜査一課の相棒- (中原一也)
ポイント 元犯罪者ばかりが狙われる連続殺人を追う、捜査一課の相棒
過去に凶悪事件を起こした元犯罪者ばかりが狙われる連続殺人。それでも彼らを守らなければならないのか――。新人刑事の泉は、身勝手な運転による事故で家族を失った過去を持ち、犯人への共感と刑事としての使命のあいだで揺れていた。そんな泉を支えるのは、事故の現場に居合わせ、泉が刑事を志すきっかけとなった相棒の一色。だらしなく見えて鋭い彼とともに、泉はサイコパスの犯人を追う……。刑事同士の絆を描くクライムサスペンスです。
基本情報
| 著者 | 中原一也 |
|---|---|
| 発売日 | 2016/06/01 |
| ページ数 | 269ページ |
| 評価 | 4.2 |
| スコア | 82 |
口コミ
- 法で裁ききれない罪と向き合う刑事たちの葛藤を描いたシリアスな物語で、ミステリーからサスペンスへと移る展開に引き込まれ一気読みしたという声が多くありました。
- 普段はヨレヨレなのに捜査になると眼光が鋭くなる一色の、男くさい色気と包容力が大好評です。泉との軽妙なやり取りが重さを和らげていると評判です。
- 犯人が早い段階で分かり、推理ものとしては物足りなかったという意見があります。BLとしての要素は後半まで薄めです。
- 作中の事件が胸の悪くなる内容で、受けが犯人に襲われる場面があるため苦手な人は注意が必要だという声もありました。
弾丸キス (いおかいつき)
ポイント SAT出身の新米刑事と、相棒に逃げられ続けてきた型破りな刑事
SATから警視庁捜査一課へ移った新米刑事の堤が組むことになったのは、腕は立つのに型破りで、何人もの相棒に逃げられてきた問題児のベテラン刑事・藤村だった。しかもその藤村こそ、かつて自分の命を救ってくれた警官だと知る。振り回されながら事件を追ううちに、ともに恋愛には縁がなかったはずの二人の間に妙な空気が流れ始め……。リロードシリーズのスピンオフです。
基本情報
| 著者 | いおかいつき |
|---|---|
| 発売日 | 2016/05/01 |
| ページ数 | 191ページ |
| 評価 | 4.3 |
| スコア | 84 |
口コミ
- テンポよく事件の捜査が進み、それとともに二人の仲が深まっていく流れが面白いと好評です。事件部分も最後まで楽しめたという声が多くありました。
- リロードシリーズの本条や吉見が同僚として登場するのがうれしいと評判です。新しいカップルが新鮮で、シリーズを知らなくてもここから読めるという意見がありました。
- 二人があっけなく関係になる流れに違和感があった、年長の受けにそれらしさがあまりないという声がありました。
- 予約時と題名が変わっていて戸惑った、犯人の心情をもっと書いてほしかったという意見もあります。
ファンタジーの謎解き
転生賢者ですが職業は寵姫です (水壬楓子)
ポイント 転生を繰り返してきた主人公が、後宮の殺人事件を解き明かす
異世界に転生した途端、宝石泥棒の疑いをかけられて捕らえられたレイ。冷静な観察眼と推理で濡れ衣を晴らしたものの、その一部始終を第一王子アルディスに見られてしまう。側近が女官長殺しの罪で投獄されていた王子は、事件の真相の解明をレイに依頼。「おまえは信用できないが使えそうだ」――反発もおかまいなしに後宮へ連れ去られたレイは、寵姫として犯人探しをすることに。熾烈な権力争いのただなかで、謎に挑むが……。
基本情報
| 著者 | 水壬楓子 |
|---|---|
| 発売日 | 2026/07/01 |
| ページ数 | 341ページ |
| 評価 | 4.7 |
| スコア | 87 |
口コミ
- 幾度も転生を繰り返してきた主人公の知恵と経験で、後宮の殺人事件を解き明かすミステリーが読み応えたっぷりだと評判です。転生を繰り返す理由にも二段構えの仕掛けがあり、読後感はすっきりしています。
- かつて自分をかばって亡くなった主を忘れられない主人公の苦悩が切なく、最後は雪の情景とともに美しく締めくくられます。夜明けまで一気に読んだという声もありました。
- 美人で頭が切れ、どこか天然な主人公のバランスが絶妙です。ふてぶてしい猫もいい味を出しています。
- 謎解きが優先され、恋愛の甘さは控えめです。
- 主人公が過去の世界でほかの男性と関係を持ってきた設定があり、苦手な人は注意が必要です。
神楽坂様、初恋の謎解きのお時間です (佐倉温)
ポイント 魂が宿った骨董品をめぐる謎解きと、幼なじみのこじらせた初恋
卓越した頭脳を持つ御曹司・神楽坂全。その完璧な幼なじみを持つ穂高は、人の魂が宿った品を扱う骨董店の店主だ。全は会うたびに「穂高、好きだ」と告げてくるが、穂高はある過去の出来事から、好意を受け取る資格がないと思い込んでいた。ある日、形見だというアンティークチェアを引き取ると、椅子には生前の記憶を失った青年の霊が憑いていた。死んだ理由を知りたいと訴える彼のために、穂高は全に相談を持ちかけるが…?
基本情報
| 著者 | 佐倉温 |
|---|---|
| 発売日 | 2021/07/01 |
| ページ数 | 222ページ |
| 評価 | 4.3 |
| スコア | 84 |
口コミ
- ミステリー仕立ての謎解きと、幼なじみのこじらせた初恋がうまく絡み合っていると評判です。どんなときも受けの味方でいる、一途な攻めの愛が素晴らしいという声が多くありました。
- タヌキの姿をしたドジな神様「虎ちゃん」がコミカルで、シリアスな話を和ませてくれます。
- 要素が多く、話があちこちに広がりすぎているという声がありました。
- 謎解きは推理小説としてはゆるめで、恋人になってからの二人がもっと読みたかったという意見もあります。
百五十年ロマンス (遠野春日)
ポイント 19世紀ロンドンにタイムスリップして、祖先の秘密の恋をたどる
由緒ある旧家の当主で、若きベストセラー作家の楡崎。ある日、祖先のルーツをたどるテレビ番組への出演依頼が舞い込む。タレント扱いに苛立ちながら資料を読むうち、うたた寝から目覚めると、そこはクラシカルな列車の中。なんと19世紀のイギリスにタイムスリップしていた! 呆然とする楡崎の前に現れたのは、目を見張るほどの美貌の英国紳士ケネス。まるで待ち構えていたかのように歓待されて……。
基本情報
| 著者 | 遠野春日 |
|---|---|
| 発売日 | 2022/03/01 |
| ページ数 | 261ページ |
| 評価 | 3.6 |
| スコア | 77 |
口コミ
- 19世紀ロンドンの街並みや暮らしの描写に雰囲気があり、うっとりするほどロマンチックだという声が多くありました。祖先の秘密の恋をたどる謎解きもあり、ミステリーとしても読み応えがあります。
- 後半は、30年前の東京を舞台に高○時代の同級生の死の謎を追う続編です。恋人になる前と後、二人の関係の違いを楽しめると評判です。
- 謎解きと恋模様の兼ね合いが合わなかったという声がありました。
- 他人の悲恋が物語のきっかけになっているため、読後感が少し物悲しいという意見もあります。
騎士と聖者の邪恋 (宮緒葵)
ポイント 謎と伏線がきちんと回収される、読み応えのあるファンタジー
王都で音信不通になった幼なじみを探したい――。固い決意を胸に、田舎から旅に出た青年ニカ。着いて早々に出会ったのは、高い魔力と美貌を誇る司教シルヴェストと、獣も一撃で倒す騎士団長ザカリアスだった。地位も名誉もある二人に、ニカは少しも興味を示さない。魔力すら無意識に退ける彼は、一体何者なのか…? 犬猿の仲の二人は、競うようにニカの関心を引こうとして!?
基本情報
| 著者 | 宮緒葵 |
|---|---|
| 発売日 | 2022/11/01 |
| ページ数 | 385ページ |
| 評価 | 4.5 |
| スコア | 87 |
口コミ
- 謎や伏線がきちんと回収されるファンタジーとして面白く、BLにしておくのがもったいないという声がありました。
- 純朴なのに男前な受けと、受けをめぐって張り合いながら手を組む腹黒な攻め二人の関係が魅力だと評判です。祖父の正体にも驚かされます。
- 視点が三人でころころ変わり、読みにくいという声がありました。
- 受けの初恋の相手の結末や、攻めたちの執着の描き方は好みが分かれます。後半は官能的な場面が濃いめです。
選ぶときのコツ
ミステリー色の強い作品は、恋愛の場面が終盤に少しだけということもあります。
作品ページの「気になる点」に「恋愛は少なめ」と書かれていれば物語重視、「両想いになってからの甘さ」に触れていれば恋愛もしっかり楽しめる作品です。
重い事件や遺体の描写が苦手な方は、ファンタジーの謎解きから入ると読みやすいでしょう。
あわせて読みたい
刑事や科捜研などの仕事を描く作品はお仕事BL特集、ミステリーの名手の作品は宮緒葵の作品案内・小中大豆の作品案内にもまとめています。
