望んだ結婚ではなかった。
それでも、嫁いだ先で出会った相手が、かけがえのない人になっていく。
花嫁・嫁入りもののBLは、見知らぬ土地や相手のもとへ身ひとつで嫁ぐ受けの心細さと、少しずつ心を通わせていく過程が魅力です。
国と国をつなぐ政略婚、正体を隠した身代わりの花嫁、異世界や妖の世界への嫁入りまで、宮廷ファンタジーを中心に揃えました。
こんな人におすすめ
- 愛のない結婚から、本物の夫婦になっていく物語が好きな方
- 正体を隠した花嫁の、ばれるかどうかのハラハラを楽しみたい方
- 宮廷や異世界を舞台にしたファンタジーBLを読みたい方
政略婚から始まる恋
王子の政略婚 気高きオメガと義兄弟アルファ (桜部さく)
ポイント 亡き姉の代わりに、義兄弟として友情を育んだ相手のもとへ嫁ぐ
同盟のため隣国の王太子に嫁いだ最愛の姉ソフィアが、わずか数年で夫とともに事故死した。悲しむ暇もなく、自分がオメガだと判明した王太子ユベールは、同盟継続のため、隣国の新王太子アロンソのもとへ嫁ぐことに。姉の結婚を機に義兄弟として友情を育んできた相手との、屈辱的な政略婚。ユベールは心を閉ざしたまま隣国へ向かうが……。
基本情報
| 著者 | 桜部さく |
|---|---|
| 発売日 | 2022/04/20 |
| ページ数 | 267ページ |
| 評価 | 4.4 |
| スコア | 87 |
口コミ
- 王太子としての誇りを持ちながら、オメガとして友の妻になった主人公の葛藤が丁寧に描かれ、映画を見ているようだったという声が多くありました。
- 受けを敬愛し、心がほどけるまで辛抱強く待ち続ける不器用で誠実な攻めが素敵だと評判です。クライマックスで二人が共闘する場面も好評です。
- 輿入れまでが長く、ラストが駆け足だという声がありました。
- 受けの家族へのざまぁが物足りない、「王太子妃」を「王太后」とする誤記が気になったという意見もあります。後日譚が出ています。
おしのび王子の政略婚までの七日間 (釘宮つかさ)
ポイント 輿入れの道中、街で出会った貴族の青年との七日間
獣の耳が生えた怪物のような姿で、民からも嫌われている――そんな噂のある、隣国の金獅子の獣人の第二王子との政略結婚が決まった小国の王子ルシュカ。輿入れの道中、早めに着いた街で難癖をつけられ絡まれたところを救ってくれたのは、華やかな美貌で人望の厚い貴族の青年フィルだった。「お前のような世間知らずには、案内人が必要だ」。有無を言わせぬ強引さで、フィルは街に滞在する一週間の護衛を買って出て……。
基本情報
| 著者 | 釘宮つかさ |
|---|---|
| 発売日 | 2026/04/01 |
| ページ数 | 341ページ |
| 評価 | 4.3 |
| スコア | 83 |
口コミ
- 身分を隠した二人が、七日間で惹かれ合っていく『ローマの休日』のような王道の物語です。別れの場面で受けが「来世で」と心に誓う場面に泣いたという声がありました。
- 冷遇されても、民のために穀物を研究する信念を曲げない受けの芯の強さが素敵です。ベテラン作家らしくまとまった文章で、すらすら読めます。
- 後半には結婚後、攻めが王太子になるまでの話も収録されていて、生き生きと暮らす受けの姿も楽しめます。
- 小国の末王子が大国の正妃に選ばれる理由に無理があるという声や、事件の展開があっさりしているという意見がありました。
- 獣人ものですが、もふもふ要素は少なめです。
獣王の嫁取り 奥様は花の国の純潔王子 (雪下みのり)
ポイント 神託に従い、太陽の昇らない夜の国の獣王のもとへ
花が咲き誇る小国ルーディーン王国の第三王子エリファスは、可憐な容姿と慈愛の心から「ルーディーンの天使」と呼ばれ、国民に愛されていた。そんなある日、思いがけない神託が下る。「夜の国の王に、エリファスを嫁がせよ」――太陽の昇らない最果ての島マギルス王国には、かつて大陸から追放された、魔力を操る獣人たちが暮らしている。しかもその王レオンは、黒い巨躯に鋭い牙と角を持つ伝説の魔獣だという。百年前に国交を断った謎の国の王に嫁ぐことになったエリファスは……。
基本情報
| 著者 | 雪下みのり |
|---|---|
| 発売日 | 2024/08/30 |
| ページ数 | 287ページ |
| 評価 | 4.2 |
| スコア | 81 |
口コミ
- 互いに偏見を抱えながらも、誠意と思いやりで少しずつ歩み寄り、愛を育んでいく過程が丁寧に描かれています。疲れているときに読みたくなる、優しいお話だという声が多くありました。
- 悪人は登場せず、努力家で前向きな王子と不器用な獣王の関係に、しみじみと心が温まります。挿絵もとても美しいです。
- 意外性やハラハラする展開は少なく、予定調和で薄味に感じたという声がありました。
愛さないって言ったの公爵様じゃないですか 変転オメガの予期せぬ契約結婚 (村崎樹)
ポイント 弟の代わりに、薬でオメガになって冷酷な公爵へ嫁ぐ
オメガ向けの薬の開発で成功した新興貴族ファルコナー家。その長男でベータのアシュレイは、アルファの次男、オメガの三男とともに家業に励んでいた。ある日、グランヴィル公爵家から、ファルコナー家のオメガを求める縁談が届く。けれど三男には、将来を誓った幼なじみがいた。そこでアシュレイは家督を次男に譲り、自家の開発した「オメガ変転薬」を使って、自分が嫁ぐことを決める。相手は冷酷ながら見目麗しいと評判の当主レナード。ところが初夜、アシュレイがベータであることが知られてしまい……。
基本情報
| 著者 | 村崎樹 |
|---|---|
| 発売日 | 2024/07/31 |
| ページ数 | 253ページ |
| 評価 | 4.5 |
| スコア | 86 |
口コミ
- ベータが薬でオメガになるという設定が斬新です。薬師として有能で、頭がよくしっかりした受けが活躍する姿が楽しいと評判でした。
- 冷酷と噂の公爵は、実は領民思いで誠実な人。誤解が解けてからは早々に溺愛が始まり、お互いが抱えていた心の傷を癒し合っていく過程にほっこりします。
- トラブルが起きても深刻になりすぎないので、ストレスなく読めます。
- 後半、明らかに罠だとわかる相手を信じて受けがさらわれる展開に、がっかりしたという声が複数ありました。
- 溺愛が早く始まるぶん、波乱や山場が少なめです。ありがちなオメガバースだと感じた人もいました。
侯爵夫人♂になった転生タヌキは円満離婚を目指す (小中大豆)
ポイント 脅すようにして嫁いだ嫌われ者の悪役令息に転生
昭和から令和まで家族を見守ってきた化け狸のジロー。力を使い果たして生まれ変わった先は、男同士の結婚が当たり前のBL漫画の世界――しかも、美形の侯爵アシュリーに脅すようにして嫁いだ、嫌われ者の悪役令息ジルだった。最悪の印象のまま始まった結婚生活。このまま角を突き合わせて暮らすのも味気ない。それなら前世の商才を活かして侯爵家の立て直しを手伝い、三年後に円満離婚しよう! しごでき侯爵夫人に変身したタヌキの夢「家族を作って幸せに暮らす」は叶うのか。小中大豆が贈る、前代未聞のタヌキ転生BL。
基本情報
| 著者 | 小中大豆 |
|---|---|
| 発売日 | 2025/01/17 |
| ページ数 | 319ページ |
| 評価 | 4.6 |
| スコア | 90 |
口コミ
- 前世が化け狸という設定が斬新で、人間とタヌキの姿を行き来しながら侯爵家を立て直していくジローがとにかく可愛い。コメディのテンポがよく、後半は怒涛の展開に声を出して笑いました。
- 嫌われ者の悪役令息だった主人公が、働き者で賢い本当の姿を見せて、周りに見直されていく展開がワクワクします。嫌われから愛されに変わっていく王道の流れが好きな人に特におすすめです。
- 攻めのアシュリーが理性的で誠実なのが好印象でした。主人公を嫌いながらも公平に物事を判断できる人で、タヌキ姿のジローを膝に乗せて仕事をする場面にはニヤニヤしてしまいました。
- 転生先の悪役令息が過去にしてきた悪行がひどく、序盤は両親以外の全員から嫌われているので読んでいて少しつらかったです。そこを越えれば楽しく読めます。
- 攻めがとても誠実なぶん、もっと湿度の高い執着を見たかった気もします。外交などの込み入った話は少なく、さくさく読める反面、重厚さを求める人には軽く感じるかもしれません。
皇帝陛下のかりそめの愛妻 (塩山オーロラ)
ポイント 純血種の子を産める一族の青年と、番いを探しに来た獣人の皇帝
純血種の子を産める幻の一族「継脈の民」の青年ユハ。番いの相手を探しに来た獣人の皇帝テオと偶然出会った彼は、男の身でありながら妃として迎えられてしまいます。血筋による差別が根強い皇宮で、本物の妻のように大切にしてくれるテオに少しずつ心を寄せていくユハ。けれど一族には、純血の子を産むためには相手を愛してはならないという掟があって……。切ない純愛を描く獣人ファンタジーです。
基本情報
| 著者 | 塩山オーロラ |
|---|---|
| 発売日 | 2018/05/01 |
| ページ数 | 215ページ |
| 評価 | 4.3 |
| スコア | 85 |
口コミ
- 愛してはいけない相手を愛してしまう切なさと、健気なユハ、溺愛するスパダリのテオの組み合わせが好評です。ハッピーエンドで安心して読めるという声が多くありました。
- ユハが亡くなったと聞いた狼姿のテオが墓に寄り添う場面に泣いたという声が目立ちます。もふもふの子どもたちや幸せな後日の暮らしも好評でした。
- イラストが二人のイメージにぴったりで麗しいと評判です。
- 皇帝や叔父の古風な口調に違和感があった、設定がややこしく後半ぶれている、終盤の騒動があっさりしすぎという意見が多くありました。
- 誤解から受けを手荒に扱った攻めに謝罪がない、差別の描写がつらいという声もあります。
冷徹王は翼なき獣人を娶る (小中大豆)
ポイント 翼を持たない獣人の首長の息子と、冷徹と噂される人間の王
人間たちに「野蛮なケダモノ」と誤解されている獣人ルーテゥ族。首長の息子でありながら、血筋にあるはずの翼を持たずに生まれたユノ・ファは、誤解を解いて人間と手を結びたいと、一人で山を下りてきた。怪我を負ったところを国王ヴァルティスに保護され、勇壮で美しい王にひと目で心を奪われるが、王にとって彼は交渉の道具にすぎなかった。そんなユノ・ファに年に一度の特別な季節が訪れて……。一途な獣人と冷徹な王の恋を描くファンタジーです。
基本情報
| 著者 | 小中大豆 |
|---|---|
| 発売日 | 2017/08/01 |
| ページ数 | 261ページ |
| 評価 | 4.3 |
| スコア | 85 |
口コミ
- 覚えたての片言で「あい」と返事をしたり、疲れた王のために山を駆け上がって花を摘んだりするユノ・ファの健気さが可愛いと評判です。利用されていると知っても尽くし続ける姿に涙が出たという声が多くありました。
- 政略に始まった関係から、冷たかった王が少しずつ溺愛に変わっていく流れが自然だと好評です。危うい情勢のなかで進む物語にハラハラしたという声もあります。
- 設定が分かりやすく感情移入しやすい文章で、このページ数によくまとまっているという意見がありました。
- 王弟レヴィとウー・ファランの脇カップルのなれそめがほとんど描かれず、そちらも読みたかったという声が多くありました。
- 戦の最中に甘い場面が始まる展開に戸惑った、冷徹な王の反省が足りないまま終わったという意見もあります。
身代わり・偽りの花嫁
白銀王の身代わり花嫁 嘘とかりそめの新婚生活 (月森あき)
ポイント 性別を偽り、口をきくことを禁じられたまま国王のもとへ
女神と称される一族の長男で、次期族長のラディア。北の国から「女神を王の花嫁に」と申し入れを受けたものの、一族には適齢期の女性がいなかった。やむなくラディアは性別を偽り、口をきくことを禁じられたまま、国王クライスに嫁ぐことに。優しい国王に女神として大切に扱われるほど、ラディアの胸は痛んで……。
基本情報
| 著者 | 月森あき |
|---|---|
| 発売日 | 2024/01/31 |
| ページ数 | 255ページ |
| 評価 | 4.2 |
| スコア | 80 |
口コミ
- 秘密を抱えた花嫁の葛藤と、優しい国王に惹かれていく恋心が王道で、甘々な雰囲気を楽しめるという声がありました。
- ラディアを見守るワシのジュエルが可愛く、基本的に優しい世界観で安心して読めると評判です。
- 結末があっけなく、ご都合主義に感じたという声がありました。
- 主人公が受け身で、国を助ける展開がとんとん拍子すぎるという意見もあります。
偽りの花嫁は、孤高の王に愛の秘薬を捧げる (真崎ひかる)
ポイント 姉の身代わりで嫁いだ王の体には、不治の病の印が
ジアーナ国の王子イリーナは、姉の身代わりとして、隣国ガラシェザードの新王ファイサルのもとへ輿入れする。粗暴で残忍という噂とは違い、民を真摯に思う王に尊敬の念を深めるイリーナ。ところがある日、余裕をなくしていくファイサルの踵に、花の形をした紅い痣を見つける。不治の病「紅華病」が、彼に命の期限を突きつけていたのだ。彼を失いたくないイリーナは、薬学の知識を生かして命を救おうとするが……。
基本情報
| 著者 | 真崎ひかる |
|---|---|
| 発売日 | 2025/02/01 |
| ページ数 | 218ページ |
| 評価 | 3.8 |
| スコア | 79 |
口コミ
- 薬学の知識で王を救おうと奮闘する、賢く健気な受けに好感が持てると評判です。役目を終えて身を引こうとする場面にきゅんとしたという声がありました。
- ほどよい長さで、気軽に読めるのも魅力です。
- ひねりやどんでん返しがなく、あっさりしていて物足りないという声がありました。
- ウイルスや抗体といった医療の描写が、ファンタジーの世界観と釣り合わないという意見もあります。
無頼アルファ皇子と替え玉妃は子だくさん (墨谷佐和)
ポイント 政略結婚の閨の替え玉を頼まれた、市井のオメガ
病気の母のために必死に働くオメガの青年シュンリュウは、ある日、娼館の主人にさらわれそうになったところを、旅人らしき男に助けられる。立派な体躯に男らしい美貌――その人のことが忘れられなくなったシュンリュウのもとに、突然王宮から迎えがやってくる。隣国の皇太子ハオランとの政略結婚が決まっている第二皇子キーシャオから、閨での身代わりを務めてほしいという極秘の依頼だった。驚くことに、二人は瓜二つで……。
基本情報
| 著者 | 墨谷佐和 |
|---|---|
| 発売日 | 2024/09/20 |
| ページ数 | 247ページ |
| 評価 | 4.1 |
| スコア | 81 |
口コミ
- 身代わりとして嫁いだ先の皇太子が、実は初恋の人だったという王道の展開で、攻めの溺愛ぶりが楽しめます。最後はみんなが幸せになる大団円です。
- 気位の高い皇子キーシャオと主人公が、次第に同志のように打ち解けていくのも心温まるポイントです。
- 入れ替わりが長く気づかれない、出産が続くなど、ご都合主義的な展開に疑問を持った声がありました。
- オメガバースの設定を生かしきれていないという意見や、電子版に同じページが重複していたという指摘もありました。
狼皇太子は子守り騎士を後宮で愛でる (滝沢晴)
ポイント 妹の身代わりで後宮へ。「花嫁喰い」の皇太子と仲睦まじい妃のふり
狼獣人の一族が治めるオスマネク帝国。「花嫁喰い」と噂される放蕩者の皇太子レヴェントから、妹に出仕命令が下った。人間の新米騎士ユスフは、妹の身代わりとして宮殿へ向かうが、早々に正体がばれてしまう。ところがレヴェントは「男なら好都合だ」と、後宮で養子ルウを育てながら、仲睦まじい妃のふりをするよう命じて……。
基本情報
| 著者 | 滝沢晴 |
|---|---|
| 発売日 | 2022/09/20 |
| ページ数 | 286ページ |
| 評価 | 4.6 |
| スコア | 91 |
口コミ
- ラブあり、笑いあり、陰謀ありで、伏線がきれいに回収される展開が見事だという声がとても多くありました。
- 高官のようなおじさん口調で話す養子のルウが可愛く、受けの独特な手紙には声を出して笑ったと評判です。クライマックスで騎士として活躍する主人公もかっこいいと好評です。
- 設定が本文に活かしきれておらず、唐突に感じる場面があるという声がありました。
- 捨て子を養子にして男性を妃に選ぶ皇太子の設定に無理を感じたという意見もあります。
異世界・妖の世界へ嫁ぐ
王子ですが、お嫁にきました (小林典雅)
ポイント 本気の恋を探して、おとぎの国の王子が警察官の部屋の風呂場に
警察官の葉室岳の部屋の風呂場に、ある日突然、金髪碧眼の王子様が現れた! 顔も知らない姫との結婚を前に、「本気の恋」を探して願いの泉に飛び込んだという王子アシェルと、お供のしゃべるリス・ピム。リアリストの岳は疑いながらも、成り行きで二人の面倒を見ることになって……。おとぎの国の王子と現代日本の警察官の、異世界トリップ・ラブコメディです。
基本情報
| 著者 | 小林典雅 |
|---|---|
| 発売日 | 2021/07/01 |
| ページ数 | 207ページ |
| 評価 | 4.4 |
| スコア | 84 |
口コミ
- リアリストの攻めがメルヘンな状況を一つ一つ現実的に受け止めていく過程と、脳内ツッコミが楽しいという声がとても多くありました。
- 素直で一途な王子と、驚くたびに粗相してしまうリスのピムが可愛いと評判です。悪い人がほとんど出てこない、多幸感のあるお話です。
- 恋愛以外の描写が細かく、王子を受け入れるまでの前半が長いという声がありました。
- もう少しピンチの展開があってもよかったという意見もあります。
月神の愛でる花 雛鳥の抱く夢 (朝霞月子)
ポイント 異世界で皇妃となった青年の、その後を描く人気シリーズ
ある日突然、異世界サークィンにトリップしてしまった純朴な青年・佐保。若き孤高の皇帝レグレシティスと結ばれて皇妃となった佐保は、この世界をもっと知りたいと、未来の人材を育てる高等学術院にお忍びで通い始める。久しぶりの学校生活を楽しむ佐保だったが、校外実習でまたも事件に巻き込まれて……。友人や先輩、騎士たちに支えられ、佐保を守る「神花」の力も明らかになっていく。人気異世界トリップファンタジー「月神の愛でる花」、学園編の完結巻。
基本情報
| 著者 | 朝霞月子 |
|---|---|
| 発売日 | 2024/01/01 |
| ページ数 | 259ページ |
| 評価 | 4.7 |
| スコア | 87 |
口コミ
- 前巻がすごいところで終わっていたので、続きが読めてうれしかったです。学院での事件もきちんと解決し、ピンチのたびに佐保を守ってくれる神花の存在がやっぱり心強いと感じました。
- 大人に囲まれがちな佐保が、学院で友人や学友を作ってわちゃわちゃしているのが楽しい。佐保に忠誠を誓う新しい仲間も加わって、陛下の心配ぶりやヤキモチぶりもしっかり味わえます。
- 前振りや説明が長く、どうでもいい会話が続いてなかなか話が進まないと感じる場面がありました。最後の数ページで一気に進むので、そこまでがじれったかったです。
- 新しい登場人物が多くて混乱しましたし、なぜその人物が助けに来られたのかなど、説明されないまま残った謎もあります。人物相関図がほしくなりました。
嫁入り先は坂の上の白狐 (鳥谷しず)
ポイント 一族の取り決めで、妖が見える弁護士が白狐のもとへ嫁ぐ
妖が見える弁護士の雪原は、一族の取り決めで、白狐の妖・白鷹のもとへ嫁ぐことになり憂鬱だった。白鷹もまた、雪原には好きな人がいるのだろうと心苦しく思っていた。ところが婚礼の夜、花の精に呪いをかけられた雪原のために、白鷹はやむなく彼と結ばれることに。呪いに翻弄されながら、少しずつ距離を縮めていく二人だったが……?
基本情報
| 著者 | 鳥谷しず |
|---|---|
| 発売日 | 2023/04/19 |
| ページ数 | 381ページ |
| 評価 | 4.6 |
| スコア | 86 |
口コミ
- 管狐のあんこや一反木綿の松風など、妖たちがとにかく可愛いと評判です。妖の世界が現代に適応していて、タブレットやアプリを使う描写にも笑えます。
- お互いに言葉が足りずにすれ違う二人が、最後にしっかり想いを伝え合うまでの過程が切なく、読後の満足度が高いという声がありました。
- 口が悪く、肝心なことを言わない受けの性格が苦手だという声がありました。
- 体から始まる関係や、官能的な場面の多さに好みが分かれます。
呪われた黒獅子王の小さな花嫁 (月東湊)
ポイント 呪われた孤独な王子のもとに、太陽のような小人族の青年が
呪われた孤独な王子のもとに、太陽のようにまぶしい小人族の青年が輿入れしてきた!? 黒獅子の頭を持つ王子ダルガートを厭う父王が、花嫁に指名したのは小人族。人間の半分の背丈しかなく、娘もいない一族の中で名乗りを上げたのは、族長の息子リラだった。かつて戦から村を救ってくれた王子にひそかに憧れていたリラは、王宮で孤独に生きる彼の味方になりたいと願うが、ダルガートは「私の運命に巻き込んですまない」と告げてきて!? 種族を超えたラブ・ファンタジー。
基本情報
| 著者 | 月東湊 |
|---|---|
| 発売日 | 2021/06/01 |
| ページ数 | 375ページ |
| 評価 | 4.6 |
| スコア | 90 |
口コミ
- 太陽が出ると踊る、明るく前向きなリラが、孤独な王の心を溶かしていく姿に心が温かくなるという声がとても多くありました。
- おとぎ話のような世界観で、呪いを解くかどうかの選択を含めた結末の余韻が素晴らしいと評判です。挿絵も美しいです。
- 呪いの原因を作った父王の真意が最後までわからない、という声が多くありました。
- もっと二人のその後を読みたかったという感想もあります。
選ぶときのコツ
嫁入りものは、嫁いだ先の相手が最初から優しいか、冷たい態度から変わっていくかで読み味が大きく変わります。
安心して甘さを楽しみたい方は「溺愛」「優しい世界」という感想が多い作品を、すれ違いのじれったさを味わいたい方は「切ない」という感想が多い作品を選んでみてください。
あわせて読みたい
身代わりの花嫁の物語はTLの身代わり花嫁特集、契約から始まる関係は契約・偽装結婚BL特集にもまとめています。
