身代わり花嫁・身代わり婚のTL小説おすすめ|偽りから始まる本物の恋

逃げ出した王女の代わりに、あるいは意地悪な姉の代わりに、望まない結婚に差し出されるヒロイン――。

「身代わり花嫁」は、TL小説で昔から愛されている設定のひとつです。

偽りから始まった関係が、いつしか本物の愛に変わっていく過程が読みどころです。

もくじ

身代わりものの楽しみ方

  • 正体がいつ、どうやって明かされるのかというハラハラ感
  • 偽物だと知りながら、それでもヒロインを選ぶヒーローの愛の深さ
  • 虐げられてきたヒロインが、新しい場所で自分の価値に気づいていく成長
  • ヒロインを差し出した側への「ざまぁ」があるかどうか

おすすめの作品

身代わり王女なので売国して自由になるはずが、敵国の王様に溺愛されて逃げられません (クレイン)

ポイント 身代わりとして敵国に嫁がされたヒロインが、初夜にいきなり「祖国を滅ぼしませんか」と持ちかける痛快な一冊。設定は重いのに、ヒーローとの掛け合いはラブコメのようで笑えると評判です。

義父の命を盾に脅され、王女の身代わりとしてハーレン国に嫁がされたラッティ。実は彼女は前王の庶子だった。病で亡くなった母のこともあり、祖国への復讐に燃える彼女は、野蛮だと恐れられるハーレン王アレシュに、祖国を滅ぼすよう持ちかける。「寝る前にすることがあろう? 私はそなたを随分と気に入った」――ラッティの話を真剣に聞きながら、彼女を王妃として遇するアレシュ。美しく聡明な彼に、ラッティもいつしか惹かれていき!?

基本情報

著者クレイン
発売日2022/10/28
ページ数287ページ
評価 4.5
スコア89

口コミ

良い点
  • 身代わり花嫁が初夜に売国を持ちかけるという意外な始まりに引き込まれたという声が多くありました。逞しく強かで、罪悪感からも目をそらさないヒロインが素敵だと評判です。
  • 設定は重いのに、ヒーローとの掛け合いはラブコメのようで笑えます。「熊」と呼ばれる養父たち北の男たちも魅力的です。
悪い点
  • シリアスな設定とコミカルな口調がかみ合わず、違和感があったという声がありました。
  • ヒロインの記憶力など、都合のいい部分もあるという意見もあります。

人は獣の恋を知る (栢野すばる)

ポイント 輿入れ直前に姿を消した王女の代わりによこされた娘と、若き国王の物語。理性的な策士なのに、ヒロインの前では世話焼きになってしまう国王が魅力です。ヒロインの過去はかなり壮絶なので、苦手な方は注意してください。

若き国王アンドレアスは、異国の王女と政略結婚することに。ところが輿入れの直前に王女は姿を消し、身代わりの娘リーラがよこされる。無垢で無防備な彼女に庇護欲をかき立てられ、つい世話を焼いてしまうアンドレアス。腹の探り合いをしなくていいリーラとの暮らしは、彼に安らぎを与えていた。だがある日、王女発見の知らせが入る。国へ戻ろうとするリーラに、アンドレアスは国王の仮面を脱ぎ捨てて――。『人は獣の恋を知らない』のスピンオフです。

基本情報

著者栢野すばる
発売日2021/09/01
ページ数348ページ
評価 4.4
スコア87

口コミ

良い点
  • 理性的な策士なのに、ヒロインの前では世話焼きのオカンになってしまう国王が魅力的だという声がとても多くありました。
  • リーラの正体や謎の少○の声などミステリー要素もあり、最後まで飽きないと評判です。前作を読んでいなくても楽しめます。
悪い点
  • ヒロインの過去の虐待がかなり壮絶なので、苦手な方は注意が必要です。
  • 黒幕である女王があっさり折れて、終盤は駆け足だという声もありました。

意地悪な姉の身代わりで政略結婚したら、甘々に独占されて愛の証を授かりました (ひなの琴莉)

ポイント 逃げた姉の代わりに、幼なじみの御曹司と結婚することになったヒロインの物語。現代もので、ハラハラしながらサクサク読めるTLの王道です。

実家を救うため、ひまりは逃げた姉の身代わりとして、御曹司の隆生と政略結婚をすることに。昔から憧れていた彼との夫婦生活に少し心が浮き立つものの、父と姉から虐げられて育ったひまりは自分に自信が持てない。ところが隆生は、昔からひまりが好きだったと、溺愛と独占欲をあらわにしてきて……! 一途な想いを受け止めたひまりは、やがて赤ちゃんを授かり――。

基本情報

著者ひなの琴莉
発売日2024/06/07
ページ数319ページ
評価 3.9
スコア78

口コミ

良い点
  • TLの鉄板の設定と展開で、ハラハラが続くのでサクサク楽しめるという声がありました。父と姉がなぜヒロインを虐げていたのか、最後まで読むと理由がわかります。
悪い点
  • 自己肯定感が低く、隠し事ばかりして問題を悪化させるヒロインにモヤモヤしたという声がありました。
  • 父や姉などの悪役がきちんと制裁されず、終盤は要素が盛りだくさんで慌ただしいという意見もあります。

贖罪の花嫁はいつわりの婚姻に溺れる (マチバリ)

ポイント 家族に疎まれ、修道院へ送られるはずだったヒロインが、人嫌いの大魔術師と形だけの結婚をすることに。愛を知らない二人が少しずつ心を通わせていく過程が丁寧です。

幼い頃のある事件をきっかけに、家族から疎まれてきたエステル。姉の婚約者を誘惑したと言いがかりをつけられ、修道院へ送られるはずだった彼女に、ある高貴な男性に嫁いで子を産めという密命が下る。人嫌いの大魔術師アンデリックと形だけの婚姻を結んだエステルは、意外にも穏やかな彼となら、うまくやっていけるのではと希望を抱く。けれど、心に安らぎが訪れるたびに、過去の記憶が彼女を苛んで――。文庫だけの書き下ろし番外編も収録。

基本情報

著者マチバリ
発売日2024/06/01
ページ数369ページ
評価 4.1
スコア81
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口コミ

良い点
  • 家族の愛情を受けられなかった二人が、少しずつ心を通わせていく過程が丁寧で、幸せになってからとのギャップが大きいと評判です。
  • 不器用なヒーローがヒロインに惹かれていく様子がヒーロー側の視点でもわかります。最後に彼が涙を流す場面が胸に響いたという声もありました。
悪い点
  • ヒロインが家族から虐げられる場面が長く続き、前半は読むのがつらいという声が多くありました。無理やりな場面もあるので、苦手な方は注意が必要です。
  • 姉や両親への報いが軽く、すっきりしないという意見があります。挿絵はありません。

裏切りの騎士と呪われた皇女 (戸瀬つぐみ)

ポイント 身代わりではありませんが、国を滅ぼされた皇女が、かつて想いを寄せた騎士に「下げ渡される」ところから始まる物語。形だけの結婚から始まる恋が好きな方におすすめです。

反乱軍に国を滅ぼされた元皇女オデットは、くじで選ばれた騎士ユリウスの妻として下げ渡されてしまう。その男は、かつて教師としてオデットに仕えていた技官「ジョン」だった。ひそかに想いを寄せていた彼が、容姿も身分も名前も偽り、反乱軍を宮殿に引き入れた裏切り者だったと知り、オデットは屈辱に打ち震える。さらに、ある理由からオデットの体に施されていた「呪い」が発動してしまい……。裏切りの騎士と亡国の皇女、踏みにじられた想いの行方は――?

基本情報

著者戸瀬つぐみ
発売日2021/05/01
ページ数314ページ
評価 4.3
スコア84

口コミ

良い点
  • 国を失っても気高く、民のために自らを犠牲にしようとする皇女の強さと、彼女を一途に想う騎士の深い愛に泣けたという声が多くありました。
  • 皇族らしい男性的な口調のヒロインと、最後まで敬語を崩さないヒーローの対比が魅力的だと評判です。呪いの謎もきちんと解けます。
悪い点
  • 序盤のヒーローの強引な行動や、ヒロインが心を許していく経緯に納得できないという声がありました。
  • ソーニャ文庫らしい歪みは控えめで、後半はラブコメ寄りになるので物足りないという意見もあります。

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形だけの結婚から始まる作品は契約結婚・偽装恋人のTL小説、政略結婚TL小説にもまとめています。

この記事を書いた人

九条 紫苑BL・TL小説コンシェルジュ

良い点・気になる点は、読んだ方の感想をもとにまとめています。感想がまだ少ない作品は、無理に埋めずそのままにしています。

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