移り香
大企業グループの副社長を務める八島要は、社内の派閥争いを収めるため、二年間連絡のなかった弟・清司のもとを訪ねる。カメラマンになっていた清司は迷惑そうな顔を隠さず、持ち株を譲る条件として、兄のヌードを撮らせろと言い出した。冷たい態度の裏で、追い詰められた自分をぶっきらぼうに支えてくれる弟。その真意がつかめないまま、要の胸は妙にざわめいて……。すれ違う兄弟の想いを描く物語です。
基本情報
| 著者 | 可南さらさ |
|---|---|
| 発売日 | 2011/05/01 |
| ページ数 | 297ページ |
| 評価 | 4.6 |
| スコア | 82 |
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口コミ
良い点
- 長年兄を想い続け、気持ちを隠したまま支えようとする弟・清司が切なくてたまらないという声が多くありました。終盤の清司の独白が胸に刺さったという感想も目立ちます。
- 大きな事件に頼らず、早くに両親を亡くした兄弟の生い立ちや祖父母との関係など、心情が丁寧に描かれていると評判です。脇の女性キャラクターにも味があるという意見があります。
悪い点
- 兄弟ものとしての背徳感や葛藤は薄めで、物足りないという声がありました。
- あとがきで予告された続編がいまだに出ておらず、完結した感じがしないという意見が多くあります。
