カラスとの過ごし方
のばしっぱなしの黒髪に口数の少ない唇、かかとを踏みつぶした靴。幸一がひそかに「カラス」と呼んでいた部活の先輩・槇野和隆と再会したのは、学生になってからのことでした。頭がよくてひどく孤独な、自由奔放な彼を放っておけず、二人は同居を始めます。「捨てたくなったら捨てればいい」という言葉の裏にある想いに気づきながらも、幸一は本当の意味で手を差し伸べることができず、恋人の久美との仲まで揺らいでいき……。長い年月を経て二人がたどりつく場所を描いた表題作に、続編「ヒカル」「あなたとひかる」を収めた一冊です。
基本情報
| 著者 | 朝丘戻。 |
|---|---|
| 発売日 | 2013/01/01 |
| ページ数 | 283ページ |
| 評価 | 2.5 |
| スコア | 71 |
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口コミ
良い点
- 透明感のある文章で、放っておけない気持ちから離れられなくなっていく二人の痛々しい関係を描いていて、胸に刺さったという声がありました。
- 同時収録の続編で和隆が新しい相手と出会い救われていく流れが良かったと評判です。「晴れの雨。」の光久が登場するので、そちらを先に読むとより楽しめるという意見もあります。
- BLというより一つの恋愛小説として読めば、世間体や常識に揺れる主人公の選択もリアルで納得できたという声もありました。
悪い点
- 表題作の二人が結ばれず、主人公が早々に恋人と結婚する結末に後味の悪さを感じた、BLを期待するとショックが大きいという声が多くありました。
- 幸一のどっちつかずな態度に苛立った、続編の展開がご都合主義に感じたという意見もあります。
