箱庭ろまんす
身寄りを失い、ひとりで途方に暮れていた玉緒を拾ったのは、風変わりな作家・秋月壮慈だった。壮慈の屋敷で暮らし始めた玉緒は、主人である彼を心から敬い、その思いはいつしか恋へと変わっていく。しかし壮慈は、自分には恋も執着も分からないのだと告げる。それでも想いを捨てられない玉緒は、ある晩、ついに胸の内を打ち明けて……。二人きりの閉じた世界で育まれる、甘く危うい恋を描く近代ロマンです。
基本情報
| 著者 | 間之あまの |
|---|---|
| 発売日 | 2019/10/31 |
| ページ数 | 319ページ |
| 評価 | 4.4 |
| スコア | 86 |
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口コミ
良い点
- 無自覚なまま玉緒を屋敷に囲い込む壮慈の独占欲と、一途に慕う玉緒の関係が「箱庭」という題名にぴったりだと好評です。履き物さえ与えないという描写が印象に残ったという声がありました。
- いったん離れたことで、守られるだけだった玉緒がしなやかな強さを身につけていく後半が良かったという感想が多く寄せられています。二人を見守る女中のキヌの存在もありがたいと評判です。
- 繊細な文体で描かれる時代の雰囲気と、カワイチハルさんのイラストの浮世離れした美しさがよく合っているという声もあります。
悪い点
- 障害がすぐに解決して周囲もみな味方なので、順調すぎて物足りないという意見がありました。
- いつもの甘いお話を期待したら閉じた関係の危うさになじめなかった、耽美すぎて合わなかったと感じた人もいます。
