鬼の子いとしや桃の恋
鬼退治の家系として知られる西園家には、一族の男子が経験しなければならない「鬼鎮め」の儀式があった。夏休みに瀬戸内の本家へ呼びつけられた光洋は、今どきそんな因習に意味はないと、鬼を封じたとされる無人島へ軽い気持ちで渡る。ところがそこで出会ったのは、仲間の帰りを信じてたった一人で待ち続けてきた本物の鬼・しづるで……。一族の秘密と長い孤独が交わる、切なくて優しい人外ラブです。
基本情報
| 著者 | 野原滋 |
|---|---|
| 発売日 | 2020/05/20 |
| ページ数 | 222ページ |
| 評価 | 4.6 |
| スコア | 87 |
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口コミ
良い点
- 明るい表紙から想像するよりずっと切なく、何度も泣いたという声が非常に多くありました。「泣いた赤鬼」を思い出したという感想も目立ちます。
- 人を疑うことを知らず、桃が大好きなしづるの健気さが好評です。鬼の設定にひねりがあり、光洋の罪悪感が慕わしさへ変わっていく流れが自然だと評判です。
- 頼れる従兄の存在や、光洋がしづるの爪を切る微笑ましい場面が良かったという声もあります。
悪い点
- 鬼を騙してきた人間側の業が重く、しづるが幸せになってもめでたしとは思いきれないという意見があります。
- 美貌という設定に対してイラストのイメージが合わない、戸籍など細部が気になったという声もありました。
