愛されたがりの嘘つき
社長の朝倉と、彼を支える秘書の椎名。仕事でも私生活でも息の合う二人ですが、その関係は互いに深入りしない割り切ったものでした。ところが朝倉が怪我で記憶をなくしてしまい、椎名は思わず「自分たちは恋人だった」と嘘をついてしまいます。素直に自分を頼ってくる朝倉との、期限つきの甘い同居生活。けれど記憶はいつ戻るかわからず……。記憶喪失をきっかけに二人が自分の心と向き合っていく、切なくあたたかい恋の物語です。
基本情報
| 著者 | 野原滋 |
|---|---|
| 発売日 | 2013/10/01 |
| ページ数 | 223ページ |
| 評価 | 4.6 |
| スコア | 88 |
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口コミ
良い点
- 記憶をなくした朝倉との短い同居を幸せに感じながらも、嘘への後ろめたさを抱える椎名の心の揺れが切ないという声が多くありました。過去のつらい恋から本心を隠してきた彼の気持ちが丁寧に描かれていると評判です。
- 記憶が戻ったあと、椎名が自分の弱さを認め、はっきりと関係に区切りをつけて本心を伝える場面が格好いいと好評です。そのあとの朝倉の告白も含め、何度も読み返したくなるという感想が目立ちました。
- 大きな波はないものの静かで穏やかに進み、読後にふんわりとした心地よさが残るという意見があります。人の機微を描く文章が水のように染み込んでくると、作家買いする読者もいました。
悪い点
- 朝倉の変わりようにやや違和感がある、記憶喪失ものとしては捻りが少ないという意見があります。元恋人が出てくる割に大きな衝突はなく、あっさり収まったと感じた人もいました。
