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買われた男

買われた男

先輩に裏切られ、ヤクザが仕切るオークションにかけられてしまったフリーターの孝祐。彼を買ったのは、広大な屋敷に暮らす浮世離れした書道家の桐谷親子だった。一週間の期限つきで蔵に閉じ込められた孝祐は、無愛想で強面の息子・宗司が描く春画のモデルを務めることに。ところが、どんな目にあっても飄々としている孝祐の明るさが、父親に縛られて生きてきた宗司の心を少しずつほどいていき……。緊縛と春画を題材にした、意外なほど前向きな物語です。

基本情報

著者野原滋
発売日2017/05/01
ページ数285ページ
評価 4.0
スコア80

口コミ

良い点
  • オークションで買われる話なのに、主人公の孝祐がタフで前向きな性格のため悲壮感がなく、楽しく読めたという声が多くありました。むしろ父親に縛られた宗司のほうが不憫だったという感想もあります。
  • 孝祐との出会いをきっかけに宗司が自由への道を探っていく流れが良いと好評です。逃げたあとに仕事がなく苦労するところまで描かれているのが現実的だという意見がありました。
  • 小山田あみさんの妖艶な表紙と挿絵が眼福だと評判です。緊縛ものが好きな読者から大満足だという声も寄せられています。
悪い点
  • 表紙やタイトルから想像するより官能的な場面は控えめで、期待と違ったという声がありました。人を買うのに一週間で二十万円という値段に驚いたという指摘も目立ちます。
  • 重いテーマのわりに展開があっさりしていて、父子の確執や悪役の描き方にカタルシスが足りないという意見もあります。

この記事を書いた人

九条 紫苑BL・TL小説コンシェルジュ

良い点・気になる点は、読んだ方の感想をもとにまとめています。感想がまだ少ない作品は、無理に埋めずそのままにしています。

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