百年の初恋 犬と花冠
人とも妖とも相容れず、長い年月をひっそりと生きてきた半妖の夏生。そのそばにはいつも、拾って育てた山犬が寄り添っていました。やがて妖の力を得て人の姿もとれるようになった犬は、ひたむきに夏生を慕い続けますが、人間とも関わりたいと願う夏生との間には少しずつすれ違いが生まれて……。昔話のような和風の世界で、半妖と妖犬の長い絆を描くファンタジーです。
基本情報
| 著者 | 野原滋 |
|---|---|
| 発売日 | 2015/07/01 |
| ページ数 | 287ページ |
| 評価 | 4.0 |
| スコア | 80 |
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口コミ
良い点
- 攻めがたとえではなく本当に犬らしく、しっぽの動きやしぐさ、片言の言葉づかいに愛らしさがあふれていると好評です。犬を飼っている人なら思わず頷く描写が多いという声がありました。
- 引き離された二人が再び出会う場面や、不器用な手つきで花冠を作る場面に涙したという感想が多くありました。最後に二人が落ち着ける場所を見つけるラストに安心したと評判です。
- 民話を読んでいるような世界観で、文章から情景が映像のように浮かぶという意見があります。孤独な者同士の絆が胸に響くと評価されています。
悪い点
- 人間に何度も裏切られながらまた信じてしまう夏生の言動に、共感しにくかったという意見がありました。時代設定があいまいで、どの時代を思い浮かべればいいか戸惑ったという声もあります。
- 序盤に受け入れにくい展開があり、苦手な人は注意したほうがよいという感想が見られました。
