渡海奈穂さんは、ディアプラス文庫やキャラ文庫で長く作品を発表しているBL作家です。
切ないメロドラマから、田舎暮らしのほっこりした物語まで作風の幅が広く、口コミでは「脇役まで面白い」「読みやすい」という声がよく見られます。
口コミから見える作風
許されない恋のメロドラマ
国王の世継ぎを産むために召喚された青年と、継承権を持たない王子の恋を描く異世界トリップ・ロマンスは、背徳感とすれ違いが切ないと評判です。
後味に好みが分かれるという声もあります。
ほっこりした田舎暮らし
大泣きすると嵐を呼ぶ山神さまの子どもを、ケンカばかりの二人で世話する物語は、テンポのいい掛け合いに癒やされるという声が多くありました。
重たい一途な愛
七年間ずっと想い続けてきた攻めと、元妻の連れ子を育てる受けの再会など、長い時間をかけた愛情を描く作品もあります。
おすすめの作品
恋した王子に義母上と呼ばれています (渡海奈穂)
ポイント 世継ぎを産むために召喚された青年と、同情してくれた王子。全2巻の1巻目
国王の世継ぎを産むため、突然異世界に召喚された恵那。魔法で縛られて逃げることもできず、王妃として祭り上げられた彼に、ただ一人鋭いまなざしを向けてくる男がいた。王の一人息子でありながら継承権を持たない王子アヴェルス。周りから用心しろと言われる彼だけが、恵那の境遇に同情してくれて……。許されない恋を描く異世界トリップ・ロマンスの第1巻です。
基本情報
| 著者 | 渡海奈穂 |
|---|---|
| 発売日 | 2024/02/01 |
| ページ数 | 283ページ |
| 評価 | 4.4 |
| スコア | 85 |
口コミ
- 許されない関係のなかで想いを育てていく二人の背徳感とメロドラマのような展開が良かったという声がありました。
- 敬語でまっすぐに愛を伝える王子が好評です。読みやすく、続編も楽しみだと評判です。
- 国王への裏切りのような展開に後味の悪さを感じたという声が多くありました。
- 続きものなのに気づかず肩透かしだった、タイトルほど「義母上」とは呼ばれないという意見もあります。
山神さまのお世話係 (渡海奈穂)
ポイント 田舎に越してきた青年と山守の青年が、山神さまの子どもの世話をする
上司のパワハラで心身を壊し、会社を辞めて祖父の暮らした田舎町へ越してきた秋。迷子だと思って声をかけた、丈の短い白い着物の子どもは、なんと山神さまの晄太だった。よそ者には見えないはずの晄太に懐かれてしまった秋の前に、山守の一族の青年・勇吹が現れる。不本意そうな勇吹と一緒に、秋は晄太の面倒を見ることになって……。
基本情報
| 著者 | 渡海奈穂 |
|---|---|
| 発売日 | 2022/08/01 |
| ページ数 | 327ページ |
| 評価 | 4.4 |
| スコア | 84 |
口コミ
- 大泣きすると嵐が吹き荒れる山神さま・晄太がとにかく可愛く、三人の田舎暮らしにほっこり癒されるという声が多くありました。小椋ムクさんのイラストも好評です。
- 最初は険悪だった二人の、漫才のようにテンポのいい言い合いが楽しく、少しずつ素直になっていく過程も自然だと評判です。
- 二人が惹かれ合うきっかけがわかりにくく、急に恋人になったように感じたという声がありました。
- 攻めの棘のある言葉に、読んでいて悲しくなったという意見もあります。
七年ロマンス (渡海奈穂)
ポイント ひどい別れ方をした元恋人と、七年ぶりの再会
ひどい別れ方をしたかつての恋人・荻嶋と、七年ぶりに突然再会したホラー漫画家の有城。あの頃の穏やかさが嘘のように、荻嶋は強いまなざしで「今度は逃がさない」と迫ってくる。けれど有城には、元妻の連れ子を育てながら、どうしても彼の手を取れない理由があって……。
基本情報
| 著者 | 渡海奈穂 |
|---|---|
| 発売日 | 2025/10/01 |
| ページ数 | 237ページ |
| 評価 | 4.2 |
| スコア | 81 |
口コミ
- 受けが恋人の前から姿を消した理由が家庭環境から丁寧に描かれ、切なかったという声が多くありました。
- 七年間ずっと受けを想い続けてきた攻めの重たい愛情と、血のつながらない三人が家族になっていく過程が好評です。連れ子の琉斗の言葉が心に残ったという感想もあります。
- 毒親の描写がリアルでつらかったという声がありました。
- 受けの親への報いがなく、職歴などの設定を詰め込みすぎに感じたという意見もあります。
はじめての一冊は
切ない物語が好きなら『恋した王子に義母上と呼ばれています』、癒やされたいなら『山神さまのお世話係』からどうぞ。
そのほかの掲載作品
読者の評価とレビュー件数をもとにしたスコアの順に並べています。
