国のために差し出され、見知らぬ土地でひとり生きていく。
人質・捕虜から始まる恋は、自由も味方もない立場のヒロインやヒーローが、いちばん遠いはずの相手と心を通わせていく過程が魅力です。
冷遇の日々に差し込むささやかな優しさや、敵同士だった二人が互いを守ろうとする姿に、思わず胸が熱くなります。
王道の溺愛ものから、英雄叙事詩のような重厚な物語まで揃っています。
こんな人におすすめ
- 逆境から幸せをつかむ物語が好きな方
- 敵国の王や将軍との、身分と立場を越えた恋を読みたい方
- 冷遇されてきた主人公が大切にされていく展開に癒されたい方
TL:人質として差し出された王女
政略溺愛婚 強引な王と初恋人質姫 (園内かな)
ポイント 冷遇される人質の王女と、ただ一人優しかった王太子のすれ違い
戦に敗れた国から、人質として大国へ差し出された王女。冷遇される日々のなかで、ただ一人優しく接してくれたのは王太子だった。けれど彼の評判を守るため、王女は心ならずもその優しさを拒み、二人は距離を置くようになる。やがて国でクーデターが起こり、混乱に乗じて逃げ出そうとした王女の前に、新たな王となった彼が立ちはだかって……。逃がさないと告げる王との、政略から始まる恋物語です。
基本情報
| 著者 | 園内かな |
|---|---|
| 発売日 | 2019/01/01 |
| ページ数 | 286ページ |
| 評価 | 3.8 |
| スコア | 76 |
口コミ
- 好きな王道の展開で、ヒーローの溺愛ぶりも素敵だったという声がありました。
- 作者ならではの独特な文章が好き、イラストも綺麗で読みやすいと好評です。
- タイトルほど溺愛や執着のやりとりが感じられない、ヒーローがいつまでも頑なで冷たく見えたという意見が多くありました。
- 展開がありがちで新鮮味に欠ける、シリアスな流れの途中で急にラブコメ調になって戸惑ったという声もあります。
狂王の情愛 (富樫聖夜)
ポイント 冷遇されてきた人質の王女と、誰にも顧みられない第四王子が寄り添う
大国ブラーゼンに人質として送られ、祖国でも異国でも冷遇されてきた小国の王女ティアリス。何も望まず、何事もすぐに諦めてしまう彼女の前に現れたのは、誰からも顧みられない第四王子セヴィオスでした。似た境遇の二人は心を通わせ、やがてセヴィオスはティアリスのために優しい世界を作ろうと、王座を目指し始めます。しかしその献身は、次第に常軌を逸した愛へと姿を変えていき……。賢王にして狂王と呼ばれる男の一途で歪な愛を描くロマンスです。
基本情報
| 著者 | 富樫聖夜 |
|---|---|
| 発売日 | 2017/05/01 |
| ページ数 | 302ページ |
| 評価 | 4.1 |
| スコア | 81 |
口コミ
- ヒロインのためなら手段を選ばず、本当にやり遂げてしまうヒーローのヒロイン至上主義が突き抜けていて最高だという声が多くありました。狂王と恐れられながらも国は栄え、完璧なハッピーエンドだと評判です。
- 流されているように見えたヒロインこそ実は心の奥に憎しみを抱えていた、という構図が面白いと好評です。後半で自分の意思を持ち、ヒーローと共に生きる道を選ぶ姿が良かったという感想もありました。
- 王国の運営や他国との戦争など、物語の骨格がしっかり描かれていて読みやすいと評判です。ヒーローを支える腹心の兄妹や乳母など、脇役の働きも好評でした。
- 前半の生い立ちの描写が長く、王位に就くまでの過程や夫婦になった後の出来事があっさり書かれていて物足りないという意見がありました。
- 「狂王」と呼ぶほどの歪みは感じなかった、イラストが内容の重さに合っていないという声もあります。
冷酷王は人質花嫁を執愛する (如月)
ポイント 叔父に騙され人質にされた娘を、冷酷と噂の国王が大切に扱う
心優しいエリーザは、叔父に頼まれて王宮へ手紙を届けに行き、冷酷と恐れられる国王ユリアンと対面する。そこで告げられたのは、叔父に騙され、自分が人質として差し出されたという事実だった。姿を消した叔父の代わりに役目を果たそうと決めたエリーザだが、厳しいはずの王は思いのほか彼女を大切に扱い……。人質として出会った二人が心を通わせていくロマンスです。
基本情報
| 著者 | 如月 |
|---|---|
| 発売日 | 2021/01/15 |
| ページ数 | 285ページ |
| 評価 | 3.8 |
| スコア | 77 |
口コミ
- 人質とは思えないほど大切にされるエリーザの様子が伝わってきて楽しいという声がありました。不器用ながらも彼女を大事にしようとするユリアンをもっと見ていたくなったと評判です。
- 互いが信じられる相手、秘密を打ち明けられる相手になっていく二人の関係が良かったという感想があります。
- 面白かったものの、展開に首をかしげる部分もあったという意見があります。
漆黒の破壊王と桃色プリンセス (しみず水都)
ポイント 人質同然に嫁いだ王女に、強面の王が少しずつほだされていく
姉である女王の命で、大国ゴルジアの王ルイスのもとへ嫁ぐことになった小国の王女ミレイア。人質同然の妻に無関心だった強面の王は、けなげに務めを果たそうとする彼女にほだされ、次第に心を傾けていく。ところがゴルジアの王宮にはある呪いがかかっていて、さらにミレイアの耳には自分の他にも妃がいるという話が……。政略結婚から始まるファンタジー・ロマンスです。
基本情報
| 著者 | しみず水都 |
|---|---|
| 発売日 | 2015/10/01 |
| ページ数 | 250ページ |
| 評価 | 3.7 |
| スコア | 75 |
口コミ
- 呪いの設定には深くこだわらず、強面の王が王女にめろめろになっていく様子を楽しめばいいという声がありました。
- 初めて王宮に着いてからの流れはほとんどギャグで、コメディとして楽しめたという意見もあります。
- 呪いの話が途中から唐突に出てきて、あっさり解けていくので肩すかしだったという意見が多くありました。
- 終盤の王の兄の行動に違和感があるという声もあります。
TL:捕虜・囚われの身から
英雄殺しの軍人は愛し方がわからない (蒼磨奏)
ポイント 敵国の地下牢に囚われた将軍と、手当てに現れた下働きの女性
罠にはまり、敵国の地下牢に囚われたジェノビア帝国の将軍グレン。痛めつけられた彼の手当てに現れたのは、下働きの女ルネだった。自らを犠牲にしてまで献身的に尽くす彼女の真意がわからないまま、グレンはその協力を得て脱獄に成功する。死を覚悟した目をしたルネを帝国に連れ帰った彼は、所有欲と愛情の区別もつかないまま、少しずつ「恋人」としての扱い方を覚えていくが……。
基本情報
| 著者 | 蒼磨奏 |
|---|---|
| 発売日 | 2023/09/05 |
| ページ数 | 352ページ |
| 評価 | 4.5 |
| スコア | 89 |
口コミ
- 貧民街で育ち、衣食住にしか執着のなかったヒーローが、ヒロインを通して愛を知っていく過程が秀逸で、夢中で読んだという声がとても多くありました。
- 粗野なのに一人称が「僕」という危ういヒーローと、壮絶な過去を抱えながら彼を受け止める包容力のあるヒロインがお似合いだと評判です。これぞソーニャ文庫という歪んだ愛の物語です。
- 結末が物足りなく、公式サイトの番外編まで読んで満足できたという声が複数ありました。
- 挿絵のヒロインが本文の描写と違って見えるという意見もあります。
将軍閣下は溺愛苦悩中 (小桜けい)
ポイント 戦利品として将軍の妻になった王女と、守るばかりの夫のすれ違い
敗れた隣国の王女フランカは、戦利品として将軍ウェンデルの妻になりました。強面で感情を表に出さないウェンデルを、フランカはまっすぐに慕い続けています。いつまでも自分を大切に守るばかりの夫と、本当の夫婦になりたいと願う妻。すれ違いを重ねながら二人の距離が縮まり始めたころ、フランカの周りに不穏な影が忍び寄って……。無骨な将軍と一途な妻の夫婦の物語です。
基本情報
| 著者 | 小桜けい |
|---|---|
| 発売日 | 2018/06/14 |
| ページ数 | 283ページ |
| 評価 | 4.1 |
| スコア | 81 |
口コミ
- 強面の将軍が内心では妻の可愛さに悶えている姿が可愛らしく、タイトルどおりの「苦悩」ぶりが楽しいという声が多くありました。二人がそれぞれ相手に惹かれる理由が丁寧に書かれていると評判です。
- ヒロインとヒーロー両方の視点で語られ、心情がよくわかる構成が好評です。執念深い姉と薬師の歪んだ関係など、悪役や脇役の個性も面白いという感想がありました。
- 巻末の短編でヒロインの親友とヒーローの部下の恋まで描かれ、たっぷり楽しめたという声もあります。
- 挿絵が淡白で表情に乏しく残念だったという意見が複数ありました。
- 事件の決着があっさりしていて大きな起伏がなく、読み返したくなるほどではないという声もあります。
囚われ姫 元帥閣下は人質王女を溺愛する (舞姫美)
ポイント 囚われの身となった王女を引き取ったのは、憧れていた大国の元帥
隣国から攻め込まれ、囚われの身となった小国の王女リーゼロッテ。彼女を愛人として囲うことになったのは、兄の友人で、ずっと憧れていた大国の元帥ギルベルトだった。慰みものにされてしまうのかと切なく思い悩むリーゼロッテでしたが、彼に強く抱きしめられ、「あなただけを生涯愛する」と告げられて……。堅物元帥の一途な独占愛を描く、王道の溺愛ロマンスです。
基本情報
| 著者 | 舞姫美 |
|---|---|
| 発売日 | 2020/11/01 |
| ページ数 | 302ページ |
| 評価 | 4.1 |
| スコア | 81 |
口コミ
- 互いに想いや考えを素直に伝え合う二人で、ありがちなすれ違いやこじらせがなく、ストレスなく読めるのが好評です。王道だからこそ安心して楽しめたという声が多くありました。
- 国民やヒーローのために身を挺して行動する聡明な王女と、不器用ながら一途に守り抜く元帥が素敵だと評判です。農作業も楽しむ地に足の着いたヒロイン像が良かったという意見もあります。
- 甘さばかりでドキドキが足りない、事件の犯人がすぐに分かるという意見がありました。
楽園の略奪者 (荷鴣)
ポイント 人違いで攫われた人質と誘拐犯の逃避行を、作り込まれた世界で描く
閉ざされた世界で、外のことを何も知らずに育てられたミース。ある日彼女は、冷たい目をした男ヨナシュに攫われます。人違いの誘拐でしたが、悪意を知らないミースにとって、それは未知に触れる冒険の旅の始まりでした。人懐こい人質を突き放せないまま逃亡を続けるヨナシュ。特殊な環境で生きてきた二人は、芽生えた想いの名も知らぬまま離れがたくなっていきますが、その旅はやがて国を揺るがす事態へ……。人嫌いの略奪者と謎を抱えた娘の、不器用な愛の行方を描く物語です。
基本情報
| 著者 | 荷鴣 |
|---|---|
| 発売日 | 2022/01/01 |
| ページ数 | 362ページ |
| 評価 | 4.5 |
| スコア | 88 |
口コミ
- 細部まで作り込まれた世界と格調ある文章、整った構成に引き込まれ一気に読んだという声が多くありました。終盤まで先が読めず、結末に深い満足感があったと評判です。
- ヒロインの母である女王や、その側近エフベルトなど脇を固める人物の過酷な物語が印象に残ったという感想が目立ちます。二人の物語と重なり合う構成が見事という意見もあります。
- 童話のような雰囲気のイラストが、残酷で壮大な物語に合っているという声がありました。
- 暴力や残酷な過去が数多く描かれる重い内容で、読む人を選ぶという意見が多くあります。
- 国どうしの関係が複雑で説明が少なく分かりにくい、ヒロインの好奇心旺盛な性格が合わなかったという声もあります。
堕ちた軍神皇子は絶望の檻で愛を捧ぐ (桃城猫緒)
ポイント 人質の公女と皇子の身分違いの恋を描く、叙事詩のような長い物語
ヒスペリアの英雄・クラウディオは、明日処刑される。この世でただひとり愛する女性を想いながら――。十数年前、第二皇子クラウディオは、人質として帝国にいた公女アマンダと身分違いの恋に落ちた。軍人としての功績で晴れて婚約者と認められ、二人だけの挙式を挙げる。しかし動乱の世に翻弄され、追い込まれていくクラウディオは、やがてアマンダの愛しか信じられなくなり……。正義を貫いた英雄と人質の公女の、世界を歪ませるほどまっすぐな愛の物語。
基本情報
| 著者 | 桃城猫緒 |
|---|---|
| 発売日 | 2023/02/01 |
| ページ数 | 350ページ |
| 評価 | 4.2 |
| スコア | 82 |
口コミ
- TLの枠に収まらない、英雄叙事詩のような重厚な物語だという声がとても多くありました。「過去一泣いた」「一生忘れない」という感想が目立ちます。
- 17世紀の三十年戦争を下敷きにした歴史の描き込みが確かで、正義を貫くほど追い詰められていくヒーローの姿に胸を打たれると評判です。最後には救いがあります。
- ヒーローが心を壊していく過程がとにかくつらく、疲れているときには勧めないという声がありました。
- 大団円ではなく、歴史や政治の部分が説明的で駆け足に感じるという意見もあります。
BL:人質の王子と敵国の王
冷酷な覇王の予期せぬ溺愛 (佐竹笙)
ポイント 愚か者と侮られた人質の王子と、その本心を暴こうとする若き覇王
国では愚か者と侮られ、帝国へ人質として差し出された王子レオナ。数々の裏切りを経て誰も信じられなくなった若き覇王タールグは、王族らしからぬ彼がわざと愚かなふりをしているのではと疑い、甘い言葉で籠絡して本心を暴こうとする。一方レオナは、役に立ちたい一心で始めた作物の品種改良を「偉大な仕事だ」と認められ、タールグに強く惹かれていく。偽りのない心は、凍りついた覇王の心を溶かしていくのか……。人質の王子と皇帝の恋を描く宮廷BLです。
基本情報
| 著者 | 佐竹笙 |
|---|---|
| 発売日 | 2022/11/01 |
| ページ数 | 239ページ |
| 評価 | 4.4 |
| スコア | 87 |
口コミ
- 文字の読み書きが苦手で独特の感じ方をする受けの描写が斬新で、その内面の世界が変わっていく様子が良かったと評判です。
- 二人の視点が細かく交互に描かれ、落とすつもりの皇帝が逆に振り回されていく姿がおかしくも愛おしいという声が多くありました。
- 国同士の駆け引きや政治の描写がしっかりしている、書き下ろしの後日談がとびきり甘いと好評です。
- 語りかけるような独特の文体で読みづらい、冗長に感じたという意見がありました。
- ラストが駆け足であっさりしている、甘い溺愛ものを期待すると印象が違うという声もあります。
気高き愚王と野卑なる賢王 (野原滋)
ポイント 落城の日に即位し人質となった王を、敵国の若き王が救い出す
敵国・兎乃国に攻め込まれ、城が落ちたその日に即位したばかりの壬乃国の新王・秀瑛。人質として捕らえられ、つらい日々を送る彼を救い出したのは、兎乃国の若き王・瑞龍だった。豪快で外交にも長けた瑞龍と過ごすうちに、兎人を野蛮な民と教え込まれてきた秀瑛は、隠されていた真実を知ることになり……。中華と和風を融合させたような世界で描かれる、二人の王の物語です。
基本情報
| 著者 | 野原滋 |
|---|---|
| 発売日 | 2019/01/01 |
| ページ数 | 251ページ |
| 評価 | 4.5 |
| スコア | 89 |
口コミ
- 中華と和風を合わせたような世界観がわかりやすく、物語として面白いので一気に読んだという声が多くありました。タイトルの意味が読み進めるうちにしっくりくると評判です。
- 気高く芯の強い秀瑛と、包容力のある瑞龍の軽快なやり取りが好評です。マヌルネコのマールがかわいいという声や、白崎小夜さんのイラストで秀瑛の変わりようが伝わるという意見もあります。
- 秀瑛が虐げられてきた理由に納得しきれない、父王が愚かな政策に走った理由も知りたかったという意見があります。
- 間違った歴史観で隣国をののしる主人公をどうしても好きになれなかったという声もありました。
赤獅子王の運命は純白オメガ (貫井ひつじ)
ポイント 人質として獅子族の国へ送られた王子と、一途に愛し抜く獅子王
敗戦国から人質として獅子族の国へ送られた、ヒト族の王子エリシャ。獅子王ディオンとの謁見の場で項を噛まれ、故郷では「獣憑き」と迫害されるオメガだったことが明らかになる。父王が運命の番に溺れて周囲を不幸にしたことから、ディオンはエリシャに会わないと宣言するが、その香りに抗えず……。溺愛する獅子王と不遇な王子の、獣人オメガバースです。
基本情報
| 著者 | 貫井ひつじ |
|---|---|
| 発売日 | 2022/08/01 |
| ページ数 | 232ページ |
| 評価 | 4.2 |
| スコア | 83 |
口コミ
- 不遇な受けを、最初から最後まで一途に溺愛し続けるスパダリ獅子王が好評で、安心して読めるという声が多くありました。
- 意地悪な令嬢や受けの母国の王族がきちんと報いを受け、読後感がすっきりすると評判です。毛繕いの場面も人気です。
- 出会ってすぐに項を噛むなど展開が唐突で、二人の日常の場面が少なく物足りないという声がありました。
- 受けの母国の差別描写を読んでいて嫌な気分になったという意見もあります。
深窓のオメガ王子と奴隷の王 (小林典雅)
ポイント 民を守るため、兄の仇である大国の王のもとへ人質として嫁ぐ王子
オメガであるために人目を避け、森の奥で大切に育てられたコルトー公国の第二王子キリル。大国ダウラートとの争いのなか、兄は王ロランとの謁見で暗殺を企てて返り討ちに遭ってしまう。民を守るため、キリルは兄の仇であるロランのもとへ人質として嫁ぐことに。しかしロランこそが、彼の運命の番だった……。言葉足らずな王と箱入り王子のすれ違いを描く、オメガバースの王宮ロマンスです。
基本情報
| 著者 | 小林典雅 |
|---|---|
| 発売日 | 2020/03/01 |
| ページ数 | 222ページ |
| 評価 | 4.4 |
| スコア | 86 |
口コミ
- 不器用な二人のすれ違いが続いたあと、互いの本音が分かってからの溺愛ぶりとテンポのよいやり取りが楽しいと評判です。キリルの心の中のツッコミにくすっと笑えたという声が多くありました。
- オメガが虐げられる話ではなく、家族に大切にされて育った王子の物語なので安心して読めると好評です。笠井あゆみさんのイラストが美しいという声があり、スピンオフと合わせて楽しむ人もいました。
- 王が自分の事情をきちんと伝えず、言葉足らずな態度が長く続くのが気になったという意見がありました。
- 受けが勝気すぎて二人のやり取りを読むのがつらかったという声もあります。
輝ける金の王子と後宮の銀の花 (名倉和希)
ポイント 後宮で人質として孤独に暮らす王子のもとへ、第三王子が訪ねてくる
大国の後宮で、人質兼愛妾として、王の訪れもなく十年を孤独に過ごしてきた小国の王子リクハルド。暖炉にくべる薪にも事欠く暮らしを淡々と送る彼のもとに、ある日、この国の第三王子フェリクスがひそかに訪ねてくる。優しく接してくれる彼に心を寄せていくリクハルドだったが、フェリクスには彼に近づいたある目的があって……。宮廷シークレット・ロマンスです。
基本情報
| 著者 | 名倉和希 |
|---|---|
| 発売日 | 2024/04/01 |
| ページ数 | 248ページ |
| 評価 | 4.2 |
| スコア | 82 |
口コミ
- 利用されているとわかっても、大切にされた思い出を信じて受け止めようとする受けの健気さが切ないという声が多くありました。
- 利用するつもりが本気で惹かれていく攻めの変化や、攻めの母の人柄が好評です。石田惠美さんのイラストが美麗だという感想も目立ちました。
- 受けを利用しようとした攻めに、何の報いもないのがすっきりしないという声がありました。
- 展開があっさりしていて、もう少しハラハラしたかったという意見もあります。
虎の王と百人の妃候補 (秋山みち花)
ポイント 姉の代わりに、后候補という名の人質として後宮へ入る星読みの公子
大国・燿国の若き皇帝は、周辺国の王族に后候補を――実質的には人質を差し出すよう命じた。貧しい西里国には差し出せる王族の女性がおらず、星読みの一族の公子・紫星が姉の代わりに後宮へ入ることになる。後ろ盾もなく冷たい扱いを受ける紫星の前に現れたのは、皇帝の黒虎の世話係だという男。その男と虎には、遠い昔に一度だけ会ったことがあって……。中華風の後宮を舞台にした再会ファンタジーです。
基本情報
| 著者 | 秋山みち花 |
|---|---|
| 発売日 | 2019/04/01 |
| ページ数 | 267ページ |
| 評価 | 4.1 |
| スコア | 81 |
口コミ
- 先の展開はある程度読めるものの、続きが気になってすらすら読め、勧善懲悪のハッピーエンドに安心できると好評です。
- 黒虎の嵐牙が賢く頼もしくてもふもふで可愛いと評判です。宰相や侍従の飛燕、強烈な太后など脇役にも愛嬌があり、イラストの衣装も美しいという声がありました。
- 星読みの力が物語の山場で生かされず、予言された厄災も起きる前に話が終わってしまうのが物足りないという意見がありました。主人公が受け身すぎるという声もあります。
選ぶときのコツ
人質・捕虜ものは、冷遇の場面がどれくらい続くかで読み心地が大きく変わります。
安心して読みたい方は感想で「すれ違いが少ない」「王道」という声がある作品を、読みごたえを求める方は「重厚」「泣いた」という声がある作品を選ぶのがおすすめです。
あわせて読みたい
敵国の王や宿敵との恋は敵同士・ライバル特集、後宮を舞台にした物語は中華・後宮・宮廷もの特集、国のための結婚から始まる恋は政略結婚特集にもまとめています。
