綺月陣さんは、ラルーナ文庫やガッシュ文庫で作品を発表しているBL作家です。
口コミでは、攻めの包み込むような溺愛や重いほどの執着と、笑いを交えたテンポのよい会話が評判です。
口コミから見える作風
昔話や異世界を下敷きにしたファンタジー
竹取物語をもとにした物語や、砂漠の国に転生する物語、近畿弁でしゃべる海皇神が登場するコメディなど、発想豊かなファンタジーが人気です。
モフモフの兎など脇役とのやりとりも微笑ましいと好評です。
「いつも」シリーズの執着愛
広告代理店の同期二人を描く「いつも」シリーズでは、傲岸不遜なエリートが一人だけに向ける重い愛情が胸を打つと評判です。
攻めの視点で描かれた巻を読むと、シリーズを読み返したくなるという声もあります。
東西の極道もの
二つの極道シリーズが交わる「東西」シリーズでは、関西弁の応酬や軽快な会話のテンポが好評です。
荒々しい場面もあるので、読む人を選ぶという意見もあります。
おすすめの作品
プラネタリウムの輝夜姫 (綺月陣)
ポイント 竹取物語が下敷き。無垢な輝夜と兎のやりとりが可愛いと評判
滅びかけた月族の輝夜は、真の愛がなければ子を授かれない一族を救うため地上の求婚者のもとへ嫁ぐはずでした。けれど誰にも愛を見いだせず、月へ帰ろうとした迎えの輿が射落とされ、護衛の兎・宇佐吟とともに落ちた先はプラネタリウムの投映係・竹垣の腕の中。二つの世界がつながっているという仮説を頼りに帰る方法を探しますが、閉館は一か月後に迫っていて……。竹取物語を下敷きにしたコメディタッチのファンタジーです。
基本情報
| 著者 | 綺月陣 |
|---|---|
| 発売日 | 2023/09/20 |
| ページ数 | 285ページ |
| 評価 | 4.4 |
| スコア | 86 |
口コミ
- 平安調の言葉づかいで話す無垢で素直な輝夜が可愛すぎると評判です。モフモフの兎・宇佐吟も登場し、二人と一匹のやりとりが微笑ましいという声が多くありました。
- 竹垣が輝夜のために身を引こうとする優しさや、愛されることばかり考えていた輝夜が人と関わるうちに愛することを知っていく過程が良かったという声があります。
- 作者には珍しいコメディで笑えるうえ、お別れの場面では泣けた、悪人が出てこない平和なお話でハッピーエンドなのも嬉しいと好評です。
- 一族のために相手を探さなければならない重圧に苦しむ輝夜が、恋愛を楽しめていない様子がつらかったという意見もあります。
獅子王は熱砂の時空で愛を吠える (綺月陣)
ポイント 砂漠の国の若き王の溺愛と、残した家族への切ない想い
駅のホームで少○を助けようとして転落した美術専門学校生の慧は、気づくと灼熱の砂漠の真ん中にいた。異世界のサラビア国に転生した慧を保護したのは、獅子に姿を変えて時空の穴から現れる邪鬼を狩り、民を守る若き王ハイダル。その崇高な魂に触れるうちに、慧の中に彼への思慕と、叶わなかった夢への思いが芽生えて……。
基本情報
| 著者 | 綺月陣 |
|---|---|
| 発売日 | 2021/10/20 |
| ページ数 | 281ページ |
| 評価 | 4.2 |
| スコア | 83 |
口コミ
- 王の包み込むような溺愛と、慧の優しく癒し系の性格に好感が持てるという声が多くありました。
- 転生後も元の世界に残した家族や友人への想いが丁寧に描かれ、切なく心に響くと評判です。美術を学ぶ主人公の目を通した色鮮やかな描写や、亜樹良のりかずさんのイラストも好評です。
- 終盤まで大きなドラマがなく、文章がくどく感じたという声がありました。
- 元の世界に戻るあたりの展開が詰め込み気味だという意見もあります。
いつもそこには俺がいる (綺月陣)
ポイント 物語の大半が披露宴会場で進む大胆な構成。シリーズ1作目
長年の腐れ縁で、同じ広告代理店に勤める親友・真崎。その結婚披露宴に招かれた倫章は、十年来の片思いにここで区切りをつけるつもりだった。けれど、華やかな宴が進むにつれて、自分の本当の気持ちから目をそらせなくなっていく。そして明かされる真崎の思いがけない企みとは……。物語の大半が披露宴会場で進む表題作に、新婚旅行編などを収めた、リーマンラブ「いつも」シリーズの第1作です。
基本情報
| 著者 | 綺月陣 |
|---|---|
| 発売日 | 2015/05/01 |
| ページ数 | 244ページ |
| 評価 | 4.2 |
| スコア | 83 |
口コミ
- 結ばれるまでがほぼ披露宴の会場だけで完結するという大胆な構成が斬新だと評判です。真崎の一世一代の賭けが明かされる場面に驚いたという声が多くありました。
- 傲岸不遜な真崎の、実は倫章ひとりに向けた重いほどの執着が胸を打つという意見があります。破天荒な花嫁役・頼子さんの豪快さも好評です。
- 文章が軽やかで読みやすく、続くシリーズを一気に読んだという感想が目立ちます。
- 俺様な攻めの身勝手さがどうしても好きになれない、言葉の足りない二人に振り回されて疲れたという声がありました。
- 設定には突っ込みどころが多く、昔の作品らしさを感じたという意見もあります。
はじめての一冊は
ファンタジーなら『プラネタリウムの輝夜姫』、シリーズを追いかけたいなら『いつもそこには俺がいる』から読み始めるのがおすすめです。
そのほかの掲載作品
読者の評価とレビュー件数をもとにしたスコアの順に並べています。
異世界が舞台のBLは異世界BL特集にもまとめています。
