狗神の花嫁
かつて雪山で遭難したところを、山を治める九尾の狼に救われた比呂。「いつか迎えに行く」という言葉は夢だと思っていたのに、約束の日、祖母が倒れたその晩に狗神が現れ、比呂は強引に神の領域へ連れ去られてしまう。人々に忘れられて力を失いかけた狗神は、比呂を伴侶として冷たく扱い、祖母のもとへ帰る道は彼の真名を当てることだけ。昼は美しい銀狼、夜は傲慢な男の姿になる神との、恋の御伽草子です。
基本情報
| 著者 | 樋口美沙緒 |
|---|---|
| 発売日 | 2012/01/01 |
| ページ数 | 285ページ |
| 評価 | 4.4 |
| スコア | 86 |
DMMブックス 初回購入90%OFFクーポン
口コミ
良い点
- 序盤のすれ違いはつらいものの、狗神の孤独や優しさが少しずつ見えてくる過程が丁寧で、何度も泣いたという声が多くありました。人に忘れられ、土地を切り刻まれた神の嘆きが胸に迫ると評判です。
- 眷属の藤と茜が魅力的で、とくに仔狼の茜が可愛いと好評です。正直に揺れてしまう狗神の尻尾や、藤や茜に焼きもちを焼く姿にも萌えたという意見があります。
- 樋口美沙緒さんらしく感情の描き方が巧みで、祖母の教えや里の開発問題も後半できちんと整理され、すっきり読み終えられると評判です。
悪い点
- 比呂の頑なな態度や神様への口のきき方にいらいらして、入り込めなかったという声が多くありました。
- 祖母の死に目に会えないなど比呂に理不尽なことが重なり、狗神のふるまいにも納得しきれなかったという意見もあります。
