予言者は眠らない
大切な人の夢を見ると、それが現実になってしまう――。ある出来事をきっかけに自分の予知夢を恐れて人と深く関わらずに生きてきた大学生の浩也。ファミレスのアルバイト先で同僚の高取にひそかに惹かれながらも、親しくなれば夢を見てしまうと、わざとそっけなく振る舞っていた。ところがある日、その高取から想いを告げられる夢を見てしまい……。孤独な青年が心を開いていく姿を描くラブストーリーです。
基本情報
| 著者 | 樋口美沙緒 |
|---|---|
| 発売日 | 2014/06/01 |
| ページ数 | 381ページ |
| 評価 | 4.4 |
| スコア | 83 |
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口コミ
良い点
- 人を遠ざけてきた浩也の閉じた世界に、高取が踏み込んでいく展開が良かったという声が多くありました。浩也のことを本人以上に理解している高取の懐の深さが好評です。
- 冒頭から伏線を張って読者を引っ張る文章のうまさや、心の動きの緩急が読みやすいという意見があります。高取の弟妹の可愛らしい描写や、予知夢の真相が明かされる場面もすっきりしたと評判です。
- 後半に登場する幼なじみの倉橋も魅力的で、当て馬までいい男だという感想がありました。
悪い点
- 浩也の後ろ向きな思い込みと鈍さが度を越していて、読んでいて疲れたという声が多くありました。特に後半の空回りぶりに苛立ったという意見が目立ちます。
- 父を亡くした浩也にかけた母親の言葉があまりにひどく、納得できなかったという声もあります。
