菅野彰さんは、ディアプラス文庫などで長く作品を発表しているBL作家です。
代表作の「色悪作家と校正者」シリーズは、口コミで評価が非常に高く、完結巻まで読み通した読者から「感無量」という声が多く寄せられています。
口コミから見える作風
本と文学をめぐる会話
作中で語られる文学や映画の話が深く、登場する作品を読みたくなるという声がとても多くありました。
蘊蓄が多く難しく感じたという声もあります。
巻を追って育つ二人
世界に心を閉ざしていた校正者が、作家との喧嘩や友人との出会いを通して少しずつ情緒を育てていく姿が、シリーズを読む楽しみになっています。
料理とお酒と脇役
行きつけの居酒屋の料理とお酒、痴話喧嘩に巻き込まれる先輩など、二人を取り巻く人々と日常の描写も好評です。
おすすめの作品
色悪作家と校正者の別れ話 (菅野彰)
ポイント 校正者が突然切り出した別れ話。その理由に大笑いしたという声多数
「あなたとお別れしたく存じます」。喧嘩をしながらも付き合いは順調だったはずなのに、校正者の正祐の口からこぼれ出た別れの言葉。その真意とは――? 傲慢な小説家・東堂大吾と、頑固な校正者・塔野正祐の人気シリーズ第5弾。「別れ話」「同棲」と書き下ろしの「朝顔」を収録しています。
基本情報
| 著者 | 菅野彰 |
|---|---|
| 発売日 | 2021/08/01 |
| ページ数 | 265ページ |
| 評価 | 4.7 |
| スコア | 89 |
口コミ
- 別れ話を切り出した正祐の理由と、その解決策に大笑いしたという声が多くありました。痴話喧嘩に巻き込まれる先輩の篠田が不憫で面白いと評判です。
- ひとりで生きていくと思っていた正祐が、少しずつ情緒を育てていく姿に成長を感じるという感想が目立ちました。作中に登場する文学作品や、居酒屋・鳥八の料理とお酒も魅力です。
- 文学や歴史の蘊蓄が多く、登場人物の言いたいことがつかみにくい、難しいという声がありました。
- シリーズものなので、1作目から読むのがおすすめです。
色悪作家と校正者の初戀 (菅野彰)
ポイント 新しいお気に入りの校正者への嫉妬と、人生初の友人
作家の東堂大吾に、新しいお気に入りの校正者が現れた。手放しでほめる大吾の言葉に、恋人で校正者の正祐は苛立ちを覚える。一方の正祐にも、同業者の飲み会をきっかけに人生初の友人ができて……。互いに嫉妬を抱えながらも、相手の仕事への誇りを尊重しようとする二人を描いた、文学を愛する男たちの人気シリーズです。
基本情報
| 著者 | 菅野彰 |
|---|---|
| 発売日 | 2023/02/01 |
| ページ数 | 226ページ |
| 評価 | 4.7 |
| スコア | 89 |
口コミ
- 世界に心を閉ざしていた正祐に友人ができ、大吾とともに価値観を更新しながら成長していく姿が感慨深いという声が多くありました。
- 作中で語られる文学談義が深く、登場する作品を読みたくなると評判です。五人で漫画『エスパー魔美』を語り合う短編や、おいしそうな料理とお酒の描写も好評です。
- 文学談義が合わず、つまらなく感じたという声がありました。
- シリーズの前の巻を読んでいることが前提の内容です。
色悪作家と校正者の結婚 (菅野彰)
ポイント 周りの人々に「結婚」を伝えていく、シリーズの完結巻
紆余曲折を経て、互いを生涯の伴侶に選んだ作家の大吾と校正者の正祐。「結婚」を決めた二人は、大切な人たちにそのことを伝えていくが、思いがけない波乱が待っていて……。菅野彰の「色悪作家と校正者」シリーズの完結巻です。
基本情報
| 著者 | 菅野彰 |
|---|---|
| 発売日 | 2024/05/01 |
| ページ数 | 349ページ |
| 評価 | 4.9 |
| スコア | 89 |
口コミ
- シリーズを通して変わっていった二人が、周りの人々に祝福されて結ばれる最終巻に感無量だという声がとても多くありました。
- 同性同士の結婚をめぐる現実をきちんと織り込み、安易な和解にしない誠実な描き方が胸を打つと評判です。本や文学をめぐる会話や、正祐の家族の温かさも好評です。
- 大吾の母親をめぐる場面がつらく、読んでいて苦しかったという声がありました。
ドリアン・グレイの禁じられた遊び (菅野彰)
ポイント 作家同士の恋人たちの前に、長く想ってきた幼なじみが現れる
作家の白洲絵一こと神代双葉は、年下の作家・伊集院宙人と恋人になった。ところが双葉の誕生日、生まれたときからそばにいて、長く想い続けてきた幼なじみの「兄」英知が、双葉を取り戻すため本気で現れる。地位も大人の余裕も持つ英知を前に、何も持たない宙人は、ただ双葉の幸せだけを願って……。『ドリアン・グレイの激しすぎる憂鬱』の続編です。
基本情報
| 著者 | 菅野彰 |
|---|---|
| 発売日 | 2022/09/01 |
| ページ数 | 221ページ |
| 評価 | 4.9 |
| スコア | 90 |
口コミ
- 誰が見ても負け戦なのに、丸腰で双葉の幸せだけを追い求める宙人がかっこよく、シリーズで一番好きだという声が多くありました。
- 宮沢賢治や映画『禁じられた遊び』などの文学・映画が物語に重なり、美しく泣ける一冊だと評判です。色悪作家と校正者の二人との会話も楽しめます。
- 後半にかけての絶望感が強く、読むのがつらかったという声がありました。
- 登場人物の会話が高尚で、わかりにくいという意見もあります。シリーズの前作から読むのがおすすめです。
はじめての一冊は
「色悪作家と校正者」シリーズは巻を追って二人の関係が深まるので、刊行順に読むのがおすすめです。
当サイトに載っている巻では『色悪作家と校正者の別れ話』が最も早い巻です。
そのほかの掲載作品
読者の評価とレビュー件数をもとにしたスコアの順に並べています。
- 色悪作家と校正者の貞節
- 色悪作家と校正者の不貞
- 色悪作家と校正者の純潔
- ドリアン・グレイの激しすぎる憂鬱
- 色悪作家と校正者の多情
- 太陽はいっぱいなんかじゃない
- 色悪作家と校正者の書棚
- 泣かない美人
- 成仏する気はないですか?
- おまえが望む世界の終わりは
- レベッカ・ストリート
- 華客の鳥
- かわいくないひと
作家や編集者が登場する物語は作家・アーティストBL特集、シリーズの順番はシリーズの読む順番にもまとめています。
