色悪作家と校正者の純潔
作家・東堂大吾と、校正者・塔野正祐。文学をめぐって舌戦を繰り広げながら、恋人として歩み始めた二人の前に、大吾の天敵である作家・白洲が現れ、正祐に興味を示す。人と深く関わることを知らずに生きてきた正祐は、大吾への想いを誰かに語りたくてたまらず……。今回は大吾の視点から、正祐の戸惑うほど深い愛情と、それに振り回される大吾の姿が描かれる。漱石作品をめぐる論争も白熱する、シリーズ第3巻です。
基本情報
| 著者 | 菅野彰 |
|---|---|
| 発売日 | 2018/12/01 |
| ページ数 | 222ページ |
| 評価 | 4.5 |
| スコア | 86 |
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口コミ
良い点
- 漱石をばっさり斬る正祐をはじめ、文学談義が白熱していて面白く、作中の作品を読み返したくなるという声が多くありました。大吾視点で進むのが新鮮だと好評です。
- 初めての恋を誰かに話したくて仕方ない正祐が可愛い、振り回される大吾にも同情してしまうと評判です。同僚の篠田や伊集院など脇役も味があり、麻々原絵里依さんのイラストも好評でした。
悪い点
- 後半は物語というより登場人物を使った文学評のようで冗長に感じた、恋愛面の進展がほとんどないという声がありました。
- タイトルに巻数がなく不親切だという意見や、会話が難解で理解が追いつかないという感想もあります。
