おまえが望む世界の終わりは
廃校をまるごと燃やす場面を撮ろうとしている俳優兼映画監督の佳人。仕事を依頼した操演技師から託されたのは、弟子の孔太だった。恋愛感情のないまま人気俳優と付き合い、逃げるように別れた佳人と、長年の恋人に別れを告げられて納得できずにいる孔太。遠慮なく言葉をぶつけ合う二人は、ひとつ屋根の下で暮らすうちに、それぞれが閉じ込めてきた過去の箱と向き合っていく……。不器用な大人たちの再出発を描く物語です。
基本情報
| 著者 | 菅野彰 |
|---|---|
| 発売日 | 2017/05/01 |
| ページ数 | 275ページ |
| 評価 | 4.2 |
| スコア | 80 |
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口コミ
良い点
- 傷の舐め合いではなく、互いの傷を認め合って一緒に歩もうと決める二人の姿が良かったという声が多くありました。甘さより焦れったさが勝るビターな味わいに惹きつけられると評判です。
- CGの導入で変わりゆく操演の仕事や、跡継ぎのいない喫茶店の哀愁など、随所に感慨深さが漂う作品として好評です。人との繋がりについて考えさせられたという感想もあります。
悪い点
- 登場人物がみな言葉にして伝えようとしないため話が分かりにくく、少しダラダラした印象だったという意見があります。
- 元恋人たちの事情や家庭環境をじっくり読み込む必要があり、萌えるより痛い読後感だったという声もありました。
