可南さらささんは、キャラ文庫やディアプラス文庫、幻冬舎ルチル文庫などで作品を発表しているBL作家です。
口コミでは、すれ違ってきた二人がゆっくり気持ちを確かめ合う過程と、思わず泣けるエピソードの入れ方が評判です。
口コミから見える作風
再会から始まる恋
かつての先輩や親友と何年も経ってから再会し、わだかまりをほどきながら想いを確かめ合う物語が目立ちます。
両片思いのじれったさが心地よいという声が多くあります。
泣ける小道具とエピソード
保護犬をめぐる話や、大切に持ち続けた切符が風に舞う場面など、小さなモチーフで胸を打つ作りが好評です。
もう一人の視点で描く短編で泣いたという感想もよく見られます。
ギャップのある攻め
穏やかな敬語の紳士が実は独占欲が強い、飄々として本心を見せないなど、表の顔と内側の想いの差が魅力だと評判です。
おすすめの作品
先輩とは呼べないけれど (可南さらさ)
ポイント 保健所のお仕事ものとしても面白い、初恋のやり直し
真面目でかたぶつな保健所職員の理人は、過去のある出来事がきっかけで潔癖ぎみ。新しい職場で上司の所長として現れたのは、学生時代の先輩で初恋の相手・及川だった。かつての優等生の面影はどこへやら、よれよれの白衣で飄々とふるまう及川に、本気とも冗談ともつかない言葉でからかわれ、理人は調子を狂わされてばかり。それでも十年ぶりに同じ時間を過ごすうち、あの頃の想いがよみがえってきて……。保健所を舞台にした再会愛の物語です。
基本情報
| 著者 | 可南さらさ |
|---|---|
| 発売日 | 2013/10/01 |
| ページ数 | 291ページ |
| 評価 | 4.4 |
| スコア | 86 |
口コミ
- 保健所の仕事ぶりが丁寧に描かれたお仕事ものとして面白く、保護犬「クロさん」をめぐるエピソードに泣けたという声が多くありました。理人がクロさんに敬語で話す姿もほほえましいと好評です。
- 誤解からすれ違っていた両片思いの二人が、時間をかけて初恋をやり直していく過程がじれったくも心地よいと評判です。くっついた後を描く後半の話も可愛いと喜ばれています。穂波ゆきねさんのイラストも美しいと好評です。
- どこかで読んだような展開もあり、前半は理人のつんけんした態度が鼻についたという声がありました。
- 電子版には挿絵が入っておらず残念だったという意見もあります。
カップ一杯の愛で (可南さらさ)
ポイント 口の悪い美容師と、穏やかで実は嫉妬深い翻訳家
腕はいいのに口が悪く、たびたび客を怒らせてしまう美容師の夏生。その日も失敗してヤケ酒をあおっていた店は、知らずに入ったゲイバーだった。薬を盛られ、相手を蹴り倒したところで気を失った夏生を助けたのは、翻訳家の山沖。彼もゲイだと知って身構える夏生に、山沖はどこまでも穏やかで紳士的に接して……。孤独を抱えた二人が出会う、年上の紳士と意地っ張りな美容師の恋物語です。
基本情報
| 著者 | 可南さらさ |
|---|---|
| 発売日 | 2015/04/01 |
| ページ数 | 269ページ |
| 評価 | 4.5 |
| スコア | 87 |
口コミ
- 口が悪くて意地っ張りな夏生が、根は素直でまっすぐだとわかるにつれてどんどん可愛く見えてくると評判です。最初の暴言を反省して謝りに行く誠実さも好評です。
- いつも敬語で穏やかな山沖が、実は独占欲が強くて嫉妬深い一面をのぞかせるギャップが良かったという声が多くありました。
- 互いにつらい生い立ちを抱えた二人が、かけがえのない相手を見つけていく心情描写が丁寧で自然だという意見があります。
- ゲイを嫌っていた夏生が山沖に惹かれていく流れに無理がある、冒頭の差別的な態度が引っかかったという声がありました。
- 当て馬の扱いが唐突で中途半端に感じたという意見もあります。
左隣にいるひと (可南さらさ)
ポイント 親友同士の再会愛。もう一人の視点の短編が泣けると評判
親友だった生方とささいなことでケンカ別れしたまま五年。久しぶりに帰省した江沢を駅で待っていたのは、迎えに来るはずの妹ではなく、その生方だった。わだかまりが解け、昔のような距離に戻れたと思ったのもつかの間、生方から思いがけない告白をされて……。江沢の視点で描く表題作と、恋人になった後の二人を生方の視点で描く「右隣の恋人」を収めた、長年の想いが実る再会ラブです。
基本情報
| 著者 | 可南さらさ |
|---|---|
| 発売日 | 2012/06/01 |
| ページ数 | 249ページ |
| 評価 | 4.5 |
| スコア | 86 |
口コミ
- 気弱で優しく、見返りを求めずに江沢だけを想い続ける王子様タイプの生方と、その気持ちを真剣に受け止める男前な江沢の組み合わせが好評です。
- 生方の視点で描かれる「右隣の恋人」は、切なくて泣きながら読んだという声が多くありました。
- 木下けい子さんの絵が爽やかな物語にぴったりだと評判です。
- 後半の生方の押しの弱さや遠慮がくどく感じた、江沢が気持ちを受け入れるまでがあっさりしすぎという声がありました。
- 電子版には挿絵がなく残念だったという意見もあります。
はじめての一冊は
迷ったら、お仕事ものとしても楽しめる『先輩とは呼べないけれど』から。
切なさを味わいたいなら『左隣にいるひと』がおすすめです。
そのほかの掲載作品
読者の評価とレビュー件数をもとにしたスコアの順に並べています。
仕事の場面が光るBLはお仕事BL特集にもまとめています。
