狂鬼の愛し子
長雨に苦しむ都を救うため、人柱として捧げられることになった白菊。ところが儀式を前に、「矢科の鬼」と恐れられる山賊・莉汪にさらわれてしまう。「つかまえた」と嬉しそうに笑い、ひたすら好意を押しつけてくる莉汪に、白菊は怒りと恐れを募らせていく。それでも言葉を交わすうちに、失われていた過去の記憶が少しずつよみがえり……。生贄と鬼の宿命が絡み合う、和風の世界で描かれる執着の物語です。
基本情報
| 著者 | 宇奈月香 |
|---|---|
| 発売日 | 2015/08/01 |
| ページ数 | 318ページ |
| 評価 | 3.5 |
| スコア | 75 |
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口コミ
良い点
- 白菊の運命を変えるため、つかみどころのない態度の裏で必死に動いていた莉汪が格好いいという声が多くありました。穏やかな話し方と恐ろしさの落差も好評です。
- 生贄や時視の巫女といった和風の世界観と、独特の緊張感が印象的だという意見があります。悪役の描き方がうまく、謎がつながっていく重厚なストーリーで読み応えがあると評判です。
悪い点
- 白菊がヒーローを拒み続ける展開が作品の半分以上を占め、読むのがつらかったという声が多くありました。意地を張るばかりで自分から動かないヒロインに共感できないという意見も目立ちます。
- 結ばれてからの描写が数ページしかなく、どう助かったのかも分からないまま駆け足で終わってしまったという声もあります。
