やさしい傷跡
童話作家の槇原宙彦は、久しぶりに運転した車がエンストして途方に暮れていたところを、車の販売店で働く志朗に助けられる。貧血で倒れかけた宙彦を家まで送り、食事まで作ってくれた志朗は、それからも植木の手入れや電球の交換と、何かと世話を焼いてくれるようになった。過去の事故以来、人との関わりを避けてきた宙彦だったが、年下の彼に少しずつ惹かれていき……。互いの傷に寄り添う物語です。
基本情報
| 著者 | 崎谷はるひ |
|---|---|
| 発売日 | 2010/06/01 |
| ページ数 | 233ページ |
| 評価 | 4.3 |
| スコア | 81 |
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口コミ
良い点
- 天候を絡めた情景描写や美しい言葉づかいが素晴らしく、本編ラストの冬の早朝の庭の場面が映像のように浮かんだと評判です。穏やかな流れに癒されたという声が多くありました。
- それぞれ過去の傷を抱える二人の距離がゆっくり縮まっていく描写が好評です。たおやかなだけでなく、親戚に皮肉を返す宙彦の芯の強さも魅力だという声があります。
悪い点
- 似たような甘い作品を多く読んできたので食傷気味だった、作家の他の作品に比べて期待はずれだったという意見があります。
- 話がとてもシンプルだという声もあります。
