金の小鳥の啼く夜は
大正時代。財閥の御曹司で、将来を嘱望されたオペラ歌手だった英彬は、火事で半身にひどいやけどを負い、夢を断たれてしまう。仮面で顔を隠し、世を拒むように暮らしていた彼の前に、ある日、目の見えない一人の歌い手の卵が現れる。醜い姿を映さない澄んだ瞳とまっすぐな心に触れ、英彬は正体を隠したままその才能を育てようとするが……。『オペラ座の怪人』を下敷きにした物語です。
基本情報
| 著者 | かわい有美子 |
|---|---|
| 発売日 | 2015/03/01 |
| ページ数 | 255ページ |
| 評価 | 4.4 |
| スコア | 83 |
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口コミ
良い点
- 怪人が幸せになる『オペラ座の怪人』として楽しめたという声が多くありました。歌を通じてゆっくり心を通わせていく静かな空気感が、大正という時代背景と相まってレトロで上品だと評判です。
- 絶望の中で苛立っていた英彬が、相手のまっすぐさに癒されて本来の繊細さや優しさを取り戻していく過程が好評です。『あしながおじさん』のような温かさがあるという声もあります。
悪い点
- 出会いからとんとん拍子に進みすぎて、複雑な心情やドラマティックな展開が物足りなかったという意見がありました。
- 主人公が恵まれた生まれのわりに甘えが目立つ、裕福さの強調が気になったという声もあります。
